若草第一病院ブログ 2019年一覧
病院の食事ってどんなもの?
2019年12月19日
病院食は大量調理であっても学校給食等とは違い、患者さん個々の病状に対応している食事で、治療のために栄養成分等を管理された「療養の一部」とされます。
栄養量は厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」に基づいており、患者さんの病状、性別、年齢、体格などに応じて個々に調整し、その栄養量に合わせた食品で構成された献立が作られます。
よって、おいしくなるからといった理由で、食材や調味料を自由に使うわけにはいきません。また治療のために、栄養量を厳しく制限された患者さんもいらっしゃいます。
日本人の食事摂取基準|厚生労働省
(院外サイト)
入院している患者さんは、体を動かさないためお腹がすきにくく、また痛みや発熱といった入院環境のストレスなどで、何でもおいしく食べられる体調とは限りません。
その中で私たち栄養課の職員は、衛生管理をきちんと行い、患者さんが安全に安心して食べて頂ける食事を作る事を第一と考えています。
入院中に食事でお困りの際は病棟スタッフまで、お気軽にお声かけください。管理栄養士が食事のご相談にうかがいます。
若草第一病院 栄養課
冬季の感染症対策を開始しました!
2019年12月05日
冬に流行する感染症の代表的なものにインフルエンザ、ノロウイルスがあります。これらは通常であれば数日で軽快しますが、中には重篤な合併症を引き起こす可能性があります。そのため日頃からの予防対策が大切です。
当院の対策のご紹介
インフルエンザ流行前のワクチン接種
全国的にインフルエンザの流行期に入りました。例年よりも早い時期での流行シーズン入りとなっています。当院でもインフルエンザ対策として、職員のワクチン接種を11月に実施しました。
インフルエンザワクチンは、感染を完全に防止することはできませんが、発病や発病時の重症化を予防する一定程度の効果があるとされています。そのためワクチンの適切な接種が必要であると言えます。
ノロウイルス対策
・ 多くの人が度々触る箇所の1日2回の環境清掃
・ 手洗いの啓発
・ 嘔吐下痢の処理方法についての職員研修会の実施
病院を受診される患者さん、ご家族・関係者の方々につきましては、来院時の手指衛生、
咳エチケット(マスク装着)にご協力くださいますよう、よろしくお願い致します!!
若草第一病院 感染対策チーム
日本呼吸器内視鏡学会関連認定施設に認定されました
2019年11月28日
学会関連認定施設のお知らせ
当院は2019年11月20日付で、特定非営利活動法人日本呼吸器内視鏡学会の専門医制度による関連施設に認定されました。
今後も地域の医療に貢献できる人材の育成に邁進して参ります。
開催報告:第44回地域医療支援病院研修会(’19.11.15)
2019年11月25日
若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催しております。
地域の医療機関や関連機関の皆様と顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質の向上を目指しています。
会 名 | 第44回地域医療支援病院研修会 |
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日 時 | 2019年11月15日(金)15時半~16時半 |
場 所 | 若草第一病院 管理棟2階 会議室 |
対 象 | 地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など |
参 加 | 15名 |
内 容 | 麻しん風しんについて~現在の流行状況と当院の感染対策 |
講 師 | 若草第一病院 医療安全部 感染管理認定看護師 落合麻美 |
今回の研修会では、近年感染者の増加が社会問題となっている麻しんと風しんについて、感染管理認定看護師が解説いたしました。
麻しんや風しんは、感染し発症すると重症化を招きやすく、また非常に感染力が強いため、免疫のない人々へ感染が広がるため迅速な対応が求められています。
そのため、特に免疫のない人は平常時からの感染対策(ワクチン接種等)が重要です。
講義では、まず麻しんと風しんそれぞれの感染経路、潜伏期間、感染期間、症状、曝露後の処置、感染力、感染した場合の就業制限についての解説がありました。
次に、医療機関がとるべき感染対策として、診療や隔離、職員のワクチン接種といった側面からそれぞれ解説いたしました。
研修後には、参加者の方から具体的事例におけるワクチン接種の必要性についての質問があるなど、関心の高い話題であったと実感いたしました。
また、感染対策の一環として当院が実施している、ワクチンカードの取り組みが参考になったという感想も頂戴いたしました。
※ワクチンカードとは、麻しん、風しん、ムンプス(おたふくかぜ)、水痘(水ぼうそう)といった感染症に対して、各職員の免疫保有状況を記載しているカードです。
若草第一病院の地域医療支援病院研修会は年7回開催しており、次回は1月17日(金)の開催を予定しています。
研修会の内容など詳細は決まり次第、ホームページ等でご案内いたします。
また、取り上げてほしいテーマについてのご要望などございましたら、是非ご意見をお寄せください。
若草第一病院 地域連携課
2019年度 薬学実務実習報告
2019年11月22日
若草第一病院薬剤部では薬剤師のたまごである薬学生の実習に積極的に協力しています。
薬局・病院での実習が充実したものになるよう、今年度より大阪府東部地区中河内グループ2「枚岡実務実習グループ協議会」として、関係大学の先生方、薬局・病院の指導薬剤師、薬学生の皆さんに実習前後で当院に集まっていただいています。
大学で学んだ知識を臨床現場でなかなか引き出せずにいる薬学生さんもおられます。それでも患者さんから学ばせていただく実践実習を薬局・病院で繰り返すことで、大きな成果を得られています。 これら学生さんの成果報告を関係各位が一堂に会し共有することは、実習先の薬局・病院の機能や具体的な取組を知る機会にもなり、有意義で効率的な実習計画に繋がると考えています。
次回は、2月15日に開催いたします。
若草第一病院 薬剤部
「ポリファーマシーによる副作用」― 第37回健康教室 開催報告(2019.11.6)
2019年11月18日
若草第一病院は地域医療支援病院として、地域住民の方々の健康増進につながるようサポートしています。
会 名 | 第37回 健康教室 |
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日 時 | 2019年11月6日(水)14~15時 |
場 所 | 若草町自治会館 |
対 象 | 地域住民 |
参 加 | 14名 |
内 容 | 「 ポリファーマシー(多剤併用)による副作用 」の講義と質疑応答 |
講 師 | 若草第一病院 薬剤部 部長 上田展代 |
今回は高齢化社会の現代において問題となっている、『 ポリファーマシー(多剤併用)』にスポットをあて、当院薬剤部部長が解説させていただきました。
ポリファーマシーは薬が必要以上に多い状態(多剤処方、多剤併用)を指す造語です。
高齢になるほど多病となり、それに伴い薬の種類や量も増加します。どのようにして多剤併用の状態になるのか、また多剤併用により起こりうる薬物の有害事象について具体的な事例をご紹介しました。
はじめは聞きなれない言葉に身構えておられましたが、内容を知るにつれ、まさにいま自分にも起こっているのでは!?と身近に感じていただけたようです。
講義終了後にはご自身の通院や内服内容に照らした質問を多くいただきました。
参加者間での意見交換も大変活発に行われ、企画側の予想を超える関心の高さに驚かされました。
その他にも今後、取り上げてほしいテーマ等を会終了後のアンケートでお伺いしておりますので、ご希望がありましたら是非お聞かせください。
若草第一病院の健康教室は年4回開催しております。
次回開催につきましては、地域の回覧板や当院ホームページ等でご案内しておりますので、お誘い合わせのうえ、お気軽にご参加ください。
若草第一病院 地域連携課
開催報告:第50回地域医療支援病院オープンカンファレンス(’19.10.31)
2019年11月18日
若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催し、地域の医療機関の皆さんと顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質向上を目指しています。
会 名 | 第50回地域医療支援病院オープンカンファレンス |
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日 時 | 2019年10月31日(木)14時~ |
場 所 | 若草第一病院 管理棟2階 会議室 |
対 象 | 地域の開業医の先生、消防局の救急隊員など |
参 加 | 45名( 開業医3名 救急隊38名) |
内 容 |
「 急性期脳梗塞の治療指針 ~ 血栓回収の重要性 ~ 」 講師 脳神経外科 川井正統 |
今回のオープンカンファレンスでは、脳卒中センターの概要と急性期における脳梗塞の最新治療について、脳神経外科の川井医師が解説いたしました。
時間との勝負となる脳卒中患者さんの搬送現場で、日々奮闘されている救急隊の方々に多数ご参加いただき、一様に真剣な面持ちで熱心に講義を聴いておられる姿が印象的でした。
講義後には、脳卒中患者さんを搬送する際に注意すべき点や、どのような点を観察し医師に伝えればよいかといった質問が出され、これらに対して講師からとても丁寧な回答があり、みなさん納得された様子でした。
また、カンファレンスの座長を務めました脳神経外科部長熊谷医師より、今後は救急隊の方々と、当院脳神経外科の間で忌憚のない意見が双方から出るような、そんな関係構築を目指していきたいとの抱負が述べられました。 若草第一病院では、これからも救急隊や地域の医療機関の皆さんと連携し、患者さんへより良い医療が提供できるよう努めてまいります。
若草第一病院のオープンカンファレンスは年4回開催しており、次回開催は決まり次第、当院ホームページ等でご案内いたします。
ご多忙とは存じますがご出席賜りますようお願い申し上げます。
若草第一病院 地域連携課
病院前に近鉄バス停留所ができました!
2019年11月12日
災害国日本!
2019年10月28日
災害時の備えは大丈夫ですか?
皆さんの生活の中での安全対策は万全ですか?
昨年の台風21号が近畿地方を中心に甚大な被害を出したことはまだ記憶に新しい事と思います。
今年も各地に災害の爪痕を残し去った台風、特に関東地方を中心に甚大な被害が発生し毎日のようにテレビで被害状況を目にします。
当院では「災害対応マニュアル」に沿って、災害発生した場合は災害本部を立ち上げ
『初期対応』『災害活動』例えば利用者の救護、医療機器の確保、薬剤等の確保、食糧・水等の確保等について役割・担当者を明確し行動するようになっています。
しかし、職員だけでは限界があります。地域の皆様と共に救援活動ができるようになればと考えます。
若草第一病院 安全部
骨密度測定装置 新規導入しました!
2019年10月17日
このたび若草第一病院では、2019年10月1日より骨密度測定検査ができるようになりました。
この検査によりご自身の骨の密度を知ることができ、加齢や閉経、生活習慣病などが原因で発症する骨粗しょう症の発見に繋がります。
現在日本人の10人に1人が骨粗鬆症と言われています。
腰椎、大腿骨の骨折で、寝たきりにならないためにも、定期的な検査をおすすめします。
検査装置のご紹介
今回当院で導入した装置は、米国ホロジック社製の「Horizon」で、世界中で高いシェアを誇り、信頼性も高く、高精度な骨密度測定が行えます。
【 当院で導入の、骨密度測定装置 】
どのように検査を受けるの?
リラックスして検査!
寝台の上に仰向けに寝てもらい検査します。ムリな姿勢は必要なく、痛みもありません。
検査時間はどれくらいかかるの?
スピーディに検査!
検査室に入室して、約10分で検査が終了します。最新の装置により、腰椎、大腿骨を各々最速10秒で撮影します。
予約方法は?
かかりつけの先生にご相談いただくか、下記予約センターまで直接ご連絡ください。
お問い合わせ・ご予約
若草第一病院 地域連携課 予約センター
TEL 072-988-1409
受付時間 月~土 9:00~17:00
若草第一病院 放射線課
開催報告:第43回地域医療支援病院研修会(’19.09.20)
2019年10月01日
若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催しております。
地域の医療機関や関連機関の皆様と顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質の向上を目指しています。
会 名 | 第43回地域医療支援病院研修会 |
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日 時 | 2019年09月20日(金)15時半~16時半 |
場 所 | 若草第一病院 管理棟2階 会議室 |
対 象 | 地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など |
参 加 | 30名 |
内 容 | こんな時どうする? 皮膚のトラブル対策 |
講 師 | 若草第一病院 医療安全部 皮膚・排泄ケア認定看護師 宮崎照美 |
今回は皮膚・排泄ケア認定看護師が「皮膚のトラブル対策」について解説いたしました。
皮膚・排泄ケア認定看護師は、褥瘡などの創傷やストーマ管理、失禁などの看護分野において、熟練した技術と最新の知識を用いて高水準の看護を提供し、その分野における指導や相談に応じることのできる看護師です。
はじめに褥瘡の見分け方や評価の指標、その中でも褥瘡の深さについて掘り下げてお話しいたしました。続いて、失禁関連皮膚炎(IAD)と言われる排泄物が皮膚に接触することで生じる皮膚障害を取り上げ、発生の仕組みとケアの方法について詳しく説明しました。
講義後には病院や施設、訪問看護ステーションの看護師や介護支援専門員よりたくさんの質問を頂戴し、中には実際に携わっている瘡の写真を講師に見せ、ケア方法についてアドバイスを求める方もいらっしゃいました。日々のケアで患者さんの皮膚トラブルに悩んでいる方が、多くおられることを実感いたしました。
ご好評をいただきましたので、皮膚トラブルをテーマに取り上げた研修会をまた企画したいと思っております。
若草第一病院の地域医療支援病院研修会は年7回開催しており、次回は11月15日(金)の開催を予定しています。
研修会の内容など詳細は決まり次第、ホームページ等でご案内いたします。
また、取り上げてほしいテーマについてのご要望などございましたら、是非ご意見をお寄せください。
若草第一病院 地域連携課
救急の日講習会
2019年09月17日
今年も、厚生労働省が定めた救急の日である9月9日に、「救急の日の講習会」を開催いたしました。
救急の日は、「9(きゅう)9(きゅう)」の語呂合わせから、救急医療関係者の意識を高めるとともに、救急医療や救急業務に対する国民の正しい理解と認識を深めることを目的として、昭和57年に厚生労働省によって定められました。(総務省統計局HPより抜粋)
救急の日には、厚生労働省をはじめ全国各地で様々なイベントが開催され、当院も毎年行っております。
今年の救急の日は、月曜日の開催となったため参加人数が少ないのではと心配しましたが、当日は地域の地域住民の皆さんと医療従事者の方など、あわせて24名にご参加いただきました。
第一部は、「脳梗塞の症状と種類」について、当院の救急認定看護師が講師となり、脳梗塞に焦点をあてた講義を行いました。
第二部は、訓練用の人形とAED(自動体外式除細動装置)を用いて、急変時の対応の実践を行いました。参加された方を3グループに分け、セッティングされた人形とAED、バックバルブマスクを使って急変時の対応を全員に体験していただきました。 なお参加された方には受講修了証をお渡ししており、以前にも参加して受講修了証を持ってはいるけど、忘れてしまうので再度講習を受けに来てくださった方もいらっしゃいました。
参加された方の年齢層も20~70歳代までと幅広く、企画した事務局としてもとてもやりがいを感じられました。 次回も「勉強になったわ」と言っていただけるような内容を講師とともに企画いたしますので、皆さま是非ご参加ください!
若草第一病院 地域連携課
新人 臨床工学技士よりご挨拶
2019年09月03日
臨床工学技士
高度な医用工学機器の操作・管理をおこなう、医学と工学のプロフェッショナルです。
「 田中優也 」です。
若草第一病院に入職しあっという間に6ヵ月が経過しました。現在は透析室での業務をメインに様々な業務の習得を目指しています。この6ヵ月間で時には失敗してしまうこともありましたが、頼りになる先輩方にフォローしていただきながら、臨床工学技士の病院内での役割や技能など日々学ぶことばかりです。
また、勉強したことを実際の業務の際に活かし患者様の助けになれた時は大きなやりがいを感じます。社会人1年目の臨床工学技士1年生として、ME課の先輩方や看護師さんなど、他の職員の皆様には今後もご指導いただき、1日でも早く病院に貢献できる1人前の臨床工学技士となれるよう頑張りますので、よろしくお願いします。
「 向井基裕 」です。
若草第一病院に入職させていただいてから、気付けば半年が経ちました。入職当初から、先輩に指導を受けながら様々な業務に携わり、多くのことを経験させていただいたことで、少しずつ自分でできることが増えてきました。
まだまだ分からないことばかりで、ご迷惑をお掛けすると思いますが、できることを増やしていき、一日でも早く仕事を任せられるよう日々精進してまいりますのでよろしくお願いします。
若草第一病院 ME課
開催報告:第42回地域医療支援病院研修会(’19.08.16)
2019年08月23日
若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催しております。
地域の医療機関や関連機関の皆様と顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質の向上を目指しています。
会 名 | 第42回地域医療支援病院研修会 |
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日 時 | 2019年08月16日(金)15時半~16時半 |
場 所 | 若草第一病院 管理棟2階 会議室 |
対 象 | 地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など |
参 加 | 24名 |
内 容 | 外来の現状と地域連携の必要性 ~地域でアドバンスケアプランニングを行おう~ |
講 師 | 若草第一病院 看護部 緩和ケア認定看護師 山本直美 |
最近の外来を受診する患者さんの特徴として
- ・医療依存度の高い患者さんの増加
- ・高度な医療処置が外来で行われるケースの増加
- ・高齢化や独居世帯の増加により、日常生活支援を受けている患者さんの増加
- ・告知などの意思決定が外来で行われるケースの増加
- があげられます。
これら医療依存度が高く、また日常生活においても支援が必要な患者さんが増えているという事は、つまり、病院と地域、在宅の医療従事者との連携がますます重要になっていることを示しており、具体的な事例を紹介しながら参加者の皆さまに解説いたしました。
次に、アドバンスケアプランニングの内容や、そのメリットとデメリットについて説明し、実際の導入時期やいつ、誰が、どのように行うかなどについて解説いたしました。
講義の中で講師より、地域で情報共有をできるような患者さんの意思決定ツールができないかとの提案がありました。それに対し参加者の方からも、各所で似たような冊子が作成され使われているようだが、統一のものを作成し普及することで、よりよい意思決定に役立つのではないかといった意見が出されました。
今回の研修会は、訪問看護師、地域包括の保健師や介護支援専門員、施設の支援相談員、病院の看護師長、調剤薬局の薬剤師等にご参加いただきました。日々患者さんと関わる中で、その人らしく生ききることを支えるための意思決定について、様々な職種の方が熱心に取り組まれていることを実感しました。
今後も病院と地域との連携について、研修会のテーマに取り上げていこうと思います。
若草第一病院の地域医療支援病院研修会は年7回開催しており、次回は9月20日(金)の開催を予定しています。
研修会の内容など詳細は決まり次第、ホームページ等でご案内いたします。
また、取り上げてほしいテーマについてのご要望などございましたら、是非ご意見をお寄せください。
若草第一病院 地域連携課
高額療養費制度をご存知ですか? ― 8月は認定証の更新月!―
2019年08月22日
みなさん「高額療養費制度」をご存知でしょうか。
病院や診療所で入院や外来診察を受けられたとき、お持ちの保険証に記載された負担割合に応じて、窓口でお支払いされていると思います。
病気やケガで治療を受けているなかで、もしも、高額な医療行為が必要となった場合、それに伴い窓口負担金額も高額になります。そこで、家計の中の医療費の負担が重くならないよう、1ヶ月の窓口負担金額が定められた上限額を超えたとき、その超えた額を支給されるのが「高額療養費制度」です。
上限額は、年齢や所得によって決まっています。さらに、事前に各市町村の国民健康保険担当窓口や全国健康保険協会(協会けんぽ)、各健康保険組合(ご加入の健康保険によって各々窓口が異なります。)で、「高額療養費限度額認定」の申請をして、交付された認定証を病院の窓口で提示すれば、窓口負担金額を上限額までに抑えることができます。
入院や高額な治療を受けられる予定がある方は、あらかじめ「高額療養費限度額認定」をお受けください。
なお、既に認定証をお持ちの方でも、毎年8月は更新月ですので、更新申請がまだの方はお早めにお済ませください。
詳しくは、本館1階受付にておたずねください。
若草第一病院 医療情報課
百害あって一利なし! ― 喫煙と呼吸器の病気 ―
2019年08月13日
喫煙は癌などをはじめ、骨粗鬆症、循環器疾患などのさまざまな生活習慣病を引き起こす原因となります。呼吸器への影響としては、せき・たん・息切れといった症状を引き起こし、喘息のコントロールの悪化や、慢性的な気管支や肺胞の病気を発症することにもつながります。
その背景は、ニコチンによる細胞への影響で、炎症を引き起こしやすい状態となることや、免疫機能のバランスが乱れることで感染症を起こしやすく、肺炎などの急性疾患を招く可能性が高くなります。また、喫煙による酸化ストレスや炎症は、肺の組織を傷害する原因にもなり、長期的(慢性)な肺疾患の原因にもなります。
喫煙は「百害あって一利なし」と言われますが、喫煙を始める年齢が若いほど生活習慣病の発症や死亡率も高くなることがわかっています。
禁煙による健康改善効果は多く、「遅すぎる禁煙」ということはありません。味覚が戻り、おいしくご飯が食べらるなど、肺機能の改善も期待できます。虚血性心疾患や脳卒中のリスクが軽減するなどのメリットもあります。
喫煙されている方は、この機会に禁煙を始めてみてはいかがでしょうか?
若草第一病院 呼吸ケアチーム
開催報告:「認知症の予防と共生」― 第36回健康教室(’19.7.31)
2019年08月10日
若草第一病院は地域医療支援病院として、地域住民の方々の健康増進につながるようサポートしています。
会 名 | 第36回 健康教室 |
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日 時 | 2019年7月31日(木)14~15時 |
場 所 | 若草町自治会館 |
対 象 | 地域住民 |
参 加 | 27名 |
内 容 | 「 認知症の予防と共生 」の講義と質疑応答 |
講 師 | 若草第一病院 看護部 認知症ケア認定看護師 中津麻希 |
今回の健康教室のテーマである認知症について、当院の認知症看護認定看護師が解説し、理解を深めていただきました。
認知症看護認定看護師とは、認知症について専門的な知識と技術を習得し、日本看護協会より水準の高い看護が実践できると認められた看護師のことです。
講義の中で、まず近年認知症として診断される人が増加している事とその原因について説明し、次に認知症と軽度認知症(MCI)についても説明されました。
また認知症予防には、新しい事や少し複雑と思われるものにもチャレンジすること、近所の方と積極的にコミュニケーションをとることなどが効果的である、といった話がありました。
講義後の質疑応答では、認知症薬の効果や、近所の認知症と思われる方への接し方など多くの質問があり、参加された皆さんの関心の高さが伺えました。
参加者の皆さんの熱心な姿に、講師からは「次回はもう少し、専門的な話も出来れば。」との申し出がありました。事務局としましても、ぜひ企画したいと考えております。
その他にも今後、取り上げてほしいテーマ等を会終了後のアンケートでお伺いしておりますので、ご希望がありましたら是非お聞かせください。
若草第一病院の健康教室は年4回開催しております。
次回開催につきましては、地域の回覧板や当院ホームページ等でご案内しておりますので、お誘い合わせのうえ、お気軽にご参加ください。
若草第一病院 地域連携課
開催報告:第49回地域医療支援病院オープンカンファレンス(’19.7.25)
2019年08月05日
若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催し、地域の医療機関の皆さんと顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質向上を目指しています。
会 名 | 第49回地域医療支援病院オープンカンファレンス |
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日 時 | 2019年7月25日(木)14時~ |
場 所 | 若草第一病院 管理棟2階 会議室 |
対 象 | 地域の開業医の先生、消防局の救急隊員など |
参 加 | 30名 |
内 容 |
1) 「 意識障害の搬送症例 」 東大阪市消防局 東消防署 四条救急隊 脳神経外科 診療部長 下岡直 |
東大阪市消防局 東消防署四条救急隊より、東大阪市における出動の現状についてと意識障害の搬送症例報告が行われました。脳血管障害や代謝異常、循環器疾患などの意識障害で本人から訴えが不可能な時こそ、環境観察、現病及び既往歴に重きを置く事の必要性を再認識させられた事例報告でした。
次に、脳神経外科診療部長の下岡医師より、当院脳卒中センターの現状と今後の展望について解説しました。後期高齢者の脳卒中と循環器病は、がんによる死亡数を上回っています。今後さらに高齢化率が上昇すると推測される中、2016年に日本脳卒中学会および日本循環器学会が中心となって表明した、「脳卒中と循環器病克服5ヵ年計画」について解説しました。
そして、当院は脳梗塞患者への組織プラスミノゲン・アクチベーター(rt-PA、アルテプラーゼ ) 静注療法が24 時間365 日可能な「一次脳卒中センター」として現在申請中で、これが認定されれば本年9月1日より学会認定の脳卒中センターを発足することがインフォーメーションされました。
講演後には、救急隊隊員と医師との間で脳卒中センターホットライン等について活発な議論がなされました。また、今回は東大阪市消防局だけでなく、大東四条畷消防組合や柏原羽曳野藤井寺消防組合からも参加があり、よい交流の場になったのではないかと感じています。
若草第一病院のオープンカンファレンスは年4回開催しており、次回開催は決まり次第、当院ホームページ等でご案内いたします。
ご多忙とは存じますがご出席賜りますようお願い申し上げます。
若草第一病院 地域連携課
開催報告:第41回地域医療支援病院研修会(’19.07.19)
2019年07月30日
若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催しております。
地域の医療機関や関連機関の皆様と顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質の向上を目指しています。
会 名 | 第41回地域医療支援病院研修会 |
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日 時 | 2019年07月19日(金)15時半~16時半 |
場 所 | 若草第一病院 管理棟2階 会議室 |
対 象 | 地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など |
参 加 | 13名 |
内 容 | がん化学療法における薬剤師の取り組み |
講 師 | 若草第一病院 薬剤部 薬剤課 緩和薬物療法認定薬剤師 加藤真由美 |
当院でのがん化学療法における薬剤師の取り組みについて、緩和薬物療法認定薬剤師が症例を交えて報告、解説いたしました。
がん患者さんの中には、痛みをはじめ生活する上で様々な苦痛を抱え過ごされている方が多くおられます。緩和薬物療法認定薬剤師は、そういった事を十分に理解し高度な専門性を発揮することで、痛みを和らげるといった役割を担う薬剤師です。 患者さんの声に耳を傾け、その人らしい生活が過ごせるよう常に寄り添っています。
がん化学療法における薬剤師の取組みの例として、下記のことが紹介されました。
- ・当院では外来通院で化学療法を受けている患者さんに、医師が説明するだけではなく、薬剤師も介入して服薬指導を行っていること。
- ・化学療法委員会では、治療内容の標準化のためレジメンを作成していること。
- ・クリニカルパスを利用して、安全で効率的に治療が受けられるよう取り組んでいること。
今回は看護師、介護支援専門員、社会福祉士、薬剤師の方々に多くご参加いただきました。
研修会後のアンケートでは、化学療法における医師と薬剤師の連携の概要や、薬剤師が患者さんのかかえる不安などの相談にものっていることをはじめて知った、といった感想を頂戴しました。
若草第一病院の地域医療支援病院研修会は年7回開催しており、次回は8月16日(金)の開催を予定しています。
研修会の内容など詳細は決まり次第、ホームページ等でご案内いたします。
また、取り上げてほしいテーマについてのご要望などございましたら、是非ご意見をお寄せください。
若草第一病院 地域連携課
静脈経腸栄養で治す
2019年07月05日
当院院長の山中が当番会長を務めました第11回日本静脈経腸栄養学会近畿支部学術集会が6月29日大阪国際交流センターで開催されました。
日本静脈経腸栄養学会は「わが国の栄養管理・栄養療法の基盤を構築する」という目標を掲げ、医師をはじめ多くのメディカルスタッフが参加する学会です。
会員数も20,000人を超える学会で、その中でも近畿支部会は最も多くの会員を持つ支部会です。
若弘会からは管理栄養士、言語聴覚士が一般演題、歯科医師が要望演題で口演発表、診療看護師がパネルディスカッションのパネリストとして参加しました。
どの会場も立ち見が出るほどの盛況ぶりで、パネルディスカッションやシンポジウムではG20サミットに負けず劣らずの熱い議論が交わされました。
交通規制や大雨が心配される中での開催でしたが、当日は1,000人を超える方にご参加いただき盛況のうちに会を終えることができました。
若草第一病院
若草第一病院 マンモグラフィ検診
2019年07月01日
このたび私たちの病院では、2019年7月1日付けで、マンモグラフィ施設画像認定の更新が出来ました。
(3年毎の更新)
マンモグラフィ検診施設として認定されるには、日本乳がん検診精度管理中央機構が行う書類審査や画質評価、それから放射線量やマンモグラフィ装置の精度管理状況などが総合的に評価され、認定を受けることになります。
評価される内容は、例えば画質評価では、撮影ポジショニング、画質、フィルムの取り扱いなど17項目にわたり細かく評価されます。
このようの厳しい審査を受け更新できたことは、当院が行うマンモグラフィ検査の質の高さが、公的機関から認められたと言えます。
私たちの病院には、たくさんの女性放射線技師が在籍しております。
少しでも気になるところがありましたら、いつでもお問い合わせください。
お問い合わせ・ご予約
若草第一病院 地域連携課 予約センター
TEL 072-988-1409
若草第一病院 放射線課
早期離床・リハビリテーションチーム活動
2019年06月20日
当院では昨年2018年4月より特定集中治療室(ICU)において、早期離床・リハビリテーション活動に対する取り組みが始まりました。
ICUに入室された方に対して、離床やリハビリテーションに関する多職種からなるチーム(医師、看護師、理学療法士・作業療法士など)が連携して、早期離床・リハビリテーションに関わる計画を作成し、実施しています。
この取り組みはICU入室後48時間以内に行うことが求められており、当院では365日、多職種チームでのカンファレンスを行い、計画を作成・実施しています。
ICUに入室しなければならない状況においても、離床やリハビリ等を早い段階から行うことで、寝たきりにより起こりうる廃用症候群や合併症(筋力低下、関節拘縮、褥瘡、肺炎、認知機能の低下やうつ症状など)を予防します。
また座る、立つ、歩くなどの動作を行うことで、早い時期から自宅復帰の際に必要な日常生活へ戻るための動作能力の再獲得、ICU入室期間の短縮や人工呼吸器からの離脱の促進などが期待できます。その結果、生活の質を高め入院期間の短縮に繋がります。
若草第一病院は『地域の健康を守る病院』として、このようなチーム活動に取り組んでまいります。
若草第一病院 療法課
抗菌薬を正しく理解して正しく飲みましょう!
2019年06月10日
皆さん、「抗菌薬・抗生物質」という言葉を聞かれたことがありますか?
2018年8月に厚生労働省委託事業AMR臨床リファレンスセンターが実施した『抗菌薬意識調査2018』※によれば、 「抗菌薬・抗生物質について知っている・聞いたことがある」 と答えた人が実に94.2%:(ある:66.7%、あるが詳しくはわからない:27.5%)とほとんどを占めていました。
しかし、この調査で、抗菌薬についてまだまだ大きな誤解があることもわかりました。
「抗菌薬・抗生物質がどのような病気に有用か知っていますか?」
という質問に対し、ほぼ2人に1人の方が「かぜ」や「インフルエンザ」に抗菌薬が効くと答えられていますが実際は効きません!
抗菌薬は「肺炎」や「膀胱炎」など細菌が原因となる病気に有効であり、「かぜ」や「インフルエンザ」などウイルスが原因で起こる病気には効きません。
しかし、多くの人が、ウイルスが原因となる病気にも抗菌薬は効くと誤解されているため、約30%の方がかぜで受診した時に自ら抗菌薬の処方を希望すると回答されていました。抗菌薬を飲んでも治るまでの時間は変わりません。無効な使用でむしろ副作用や薬剤耐性菌が増える恐れもあるのです。
もっと困ったことには、抗菌薬ではない薬(抗ウイルス薬や解熱鎮痛薬)を抗菌薬と思い込んでいる方が少なからずおられることもわかりました。
抗菌薬について知っておきたい4つの事実
抗菌薬・抗生物質は 細菌による感染症を 治療する薬です。 |
熱を下げる ための薬では ありません。 |
かぜや インフルエンザには 効きません。 |
副作用や 薬剤耐性菌が 増える恐れが あります。 |
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この4つの事実を再確認していただき、「抗菌薬を正しく理解して正しく飲む」習慣を是非つけていただきたいと思います。
『抗菌薬意識調査2018』集計結果
(調査対象:10代~60代の一般男女全国721名)
Q1.抗菌薬・抗生物質という言葉を聞いたことがありますか?
Q2.抗菌薬・抗生物質がどのような病気に有用か知っていますか?
Q3.かぜで受診した時にどんな薬を処方してほしいですか?(回答率TOP5)
Q4.あなたが思う抗菌薬・抗生物質とは、どれですか?(回答率TOP5)
(抗菌薬5種類、抗菌薬以外7種類の全12種類の薬から複数回答)
抗菌薬適正使用支援チーム
開催報告:「鼻の疾患 について」― 第35回健康教室(’19.5.30)
2019年06月04日
若草第一病院は地域医療支援病院として、地域住民の方々の健康増進につながるようサポートしています。
会 名 | 第35回 健康教室 |
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日 時 | 2019年5月30日(木)14~15時 |
場 所 | 若草町自治会館 |
対 象 | 地域住民 |
参 加 | 10名 |
内 容 | 「 鼻の疾患 について 」の講義と質疑応答 |
講 師 | 若草第一病院 耳鼻いんこう科 天野かおり |
今回は、主に細菌やウィルス感染が原因で鼻づまりや濃い鼻水といった症状が起こる急性副鼻腔炎や慢性副鼻腔炎、他にも鼻出血やアレルギー性鼻炎の原因や治療について、写真をまじえて解説し理解を深めていただきました。
当日は5月末にもかかわらず大変暑い天気となり、その影響からかいつもより参加人数は少なめでした。また、鼻の疾患というと一般の方々にとってはなじみの少ない内容だったようですが、それでも皆さん熱心に聴講しておられました。
参加された皆さんの年齢が少し高めだったことからか、講義後の質疑応答では鼻に加えてご自身の耳の症状についての質問が多くあり、それらについても講師よりひとつひとつ丁寧にお答えさしていただいたので、大変ご満足いただけたようです。
健康教室は、参加される皆様や地域の方々の意見をアンケートなどでお伺いし、「知って得する健康に関する事」をお届けしております。
今後、取り上げてほしいテーマ等ございましたら是非お聞かせください。
若草第一病院の健康教室は年4回開催しております。
次回開催につきましては、地域の回覧板や当院ホームページ等でご案内しておりますので、お誘い合わせのうえ、お気軽にご参加ください。
若草第一病院 地域連携課
スペシャリスト-認定看護師-
2019年05月29日
若草第一病院には特定の分野において、熟練した看護技術と知識を持ち高い水準の看護を実施できる認定看護師がいます。
認定看護師になるには、6か月以上の認定看護師の教育課程を修了し、その後日本看護協会の認定試験に合格する必要があります。
認定看護師は、大きく3つの役割を担うことになります。
それは最新の知識・技術を用いて「実践・相談・指導」行うことです。
患者さんやご家族から直接ご相談を受けたり、患者さんを受け持つ当院の看護師をはじめとする各医療スタッフ、また地域の医療従事者と協働して、患者さんやご家族のQOL(生活の質向上)を目指しています。
当院には現在8つの分野の認定看護師がいます
- ・ICU:集中ケア認定看護師
- ・呼吸器病棟:慢性呼吸器疾患看護認定看護師
- ・救急外来部門:救急看護認定看護師
- ・消化器内科病棟:がん性疼痛看護認定看護師
- ・総合内科病棟:認知症看護認定看護師
- ・外来部門:緩和ケア認定看護師
- ・専従:皮膚排泄ケア認定看護師、感染管理認定看護師
詳しいご紹介はこちらから
また同じ法人内では、わかくさ竜間リハビリテーション病院に感染管理認定看護師、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師が、在宅部門に緩和ケア認定看護師が在籍し活躍しています。
詳しいご紹介はこちらから
さまざまな場所で指導をおこないます
院内や地域の医療関係者対象の勉強会、地域住民の皆さん向けの健康教室などの講師も務めています。
地域医療支援病院研修会
健康教室
詳しいご案内はこちらから
認定看護師 ご案内ポスター
患者さんやご家族に向けて、認定看護師についてのご案内ポスターを作成しました。
若草第一病院 認定看護師
開催報告:第40回地域医療支援病院研修会(’19.05.17)
2019年05月22日
若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催しております。
地域の医療機関や関連機関の皆様と顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質の向上を目指しています。
会 名 | 第40回地域医療支援病院研修会 |
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日 時 | 2019年05月17日(金)15時半~16時半 |
場 所 | 若草第一病院 管理棟2階 会議室 |
対 象 | 地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など |
参 加 | 46名 |
内 容 | 当院の退院支援の取組み~ソーシャルワーカーの役割・業務~ |
講 師 | 若草第一病院 地域連携部 健康相談課 社会福祉士 坂本真衣 |
今回は、若草第一病院のソーシャルワーカーの体制や提供している医療サービス、退院支援の事例解説とそれに関わる入退院コントロール看護師の役割についてご紹介しました。
ご参加いただいた方々は、地域の医療機関をはじめ、居宅介護支援事業所、介護老人保健施設、地域包括支援センター、有料老人ホーム、薬局などから様々な専門職の方が多数ご参加いただき、当院のソーシャルワーカーに寄せる期待の高さがうかがえました。
意見交換の場面では、担当するソーシャルワーカーによって連携や調整がスムーズにいく場合と、そうでない場合があるといった率直なご意見も頂戴しました。
今後、皆様のご要望にお応えできるよう改善に努めてまいります。
また当院の平均在院日数についても、多くの参加者の皆様は14日くらいと認識されていましたが、実際は約11日であることから連携先との認識のずれがあることがわかり、当院からの情報発信の必要性を感じました。
若草第一病院の地域医療支援病院研修会は年7回開催しており、次回は7月19日(金)の開催を予定しています。
研修会の内容など詳細は決まり次第、ホームページ等でご案内いたします。
また、取り上げてほしいテーマについてのご要望などございましたら、是非ご意見をお寄せください。
若草第一病院 地域連携課
東大阪市民ふれあい祭り
2019年05月16日
5月12日(日)、東大阪市民ふれあい祭りが開催されました。
今年で42回目の開催となるこのお祭りは、地域住民の手作りで運営されており、微力ながら当院も参加しております。
東大阪市民ふれあい祭りは、「みんなの力で市民がふれあう祭りをしよう」の提言に基づいて誕生した東大阪市民のお祭りで、前夜祭の河内音頭ステージや花火大会から始まり、当日も大阪府警警察隊の音楽パレードや消防団によるパレードなどなど。
他にも地域住民による歌やダンスのパレードといった、さまざまなイベントが開催されていました。
今年は当院の職員が、東大阪市消防局の公式マスコットキャラクター『消防トライくん』として東大阪市消防団のパレードに参加しました。
最高気温28度を超える夏日のため、着ぐるみの中は猛烈な暑さで、身体を揺らして外気を取り込み、なんとか乗り切ったそうです。
お祭りは大盛況で、わきあいあいと活気に満ちた東大阪市を感じることができました。
ポンプ車の上から消防団のパレードを先導
東大阪市消防団の分団班長として活動しています
若草第一病院 地域連携課
育てよう!高めよう!看護の力!-看護の日-
2019年05月13日
フローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、毎年5月12日は、「看護の日」としています。その日を含む1週間を看護週間として全国各地で看護の日のイベントが開催されています。
若草第一病院看護部では、「育てよう 高めよう 看護の力」をテーマに掲げ、5月10日(金)に開催しました。
高カロリー食試飲・試食
体験ブース
AED体験
採血シミュレーション
がん患者会の方による鼻笛・三味線・ギターによる演奏会
初めて見る鼻笛に皆さん興味深々な様子で、鼻笛の奏でる音色に心を動かされ、演奏に会場全体が口ずさみ、何とも言えない一体感が生まれ、また昔を思い出し、涙を流し、喜んでくださる方もおられました。
改めて歌や音楽の力を感じました。またたくさんの笑顔に私たちも元気をいただきました。
これからも若草第一病院 看護部は、
「患者さんに寄り添い 一人ひとりに あたたかい看護」を提供していきます。
ご協力いただきました全ての皆さま、ご来場いただきました全ての皆さまに感謝いたします。
若草第一病院 看護部
開催報告:第48回地域医療支援病院オープンカンファレンス(’19.4.25)
2019年04月30日
若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催し、地域の医療機関の皆さんと顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質向上を目指しています。
会 名 | 第48回地域医療支援病院オープンカンファレンス |
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日 時 | 2019年4月25日(木)14時~ |
場 所 | 若草第一病院 管理棟2階 会議室 |
対 象 | 地域の開業医の先生、消防局の救急隊員など |
参 加 | 46名 |
内 容 |
1) 「 医療関係者における職業感染対策としてのワクチン接種 」 講師:呼吸器内科診療部長 足立規子 講師:感染管理認定看護師 落合麻美 |
医療従事者の職業感染予防の基本は、1)手洗い、2)適切な隔離対策、3)ワクチン接種です。今回は、ワクチン接種にスポットをあて、その重要性と当院のワクチン接種に対する現状と感染対策について、インフェクションコントロールドクター(ICD)と感染管理認定看護師が講義しました。
無症状で経過するウイルス性肝炎などは、感染に無自覚のまま自分が感染源となる場合があります。ワクチン接種は、自分自身を感染から守るだけではなく、自分が接する皆を守るためであるという認識を持っていただけたと感じています。
若草第一病院のオープンカンファレンスは年4回開催しており、次回開催は決まり次第、当院ホームページ等でご案内いたします。 ご多忙とは存じますがご出席賜りますようお願い申し上げます。
若草第一病院 地域連携課
臨床研修医インタビュー ー わたしが若草第一病院を選んだ訳 -
2019年04月26日
私が若草第一病院を志望した理由は、小規模でありながらも研修医の人数に対して救急病院としての症例数が十分にあり、また救急において研修医がfirst contactをするという点でした。1年間の研修期間で、熟練したした指導医のもとで数多くの症例を見させていただくことができました。
また、診療科間やコメディカルとの垣根が低く、困ったときはすぐに相談できます。
新しい仲間を迎えました!
2019年04月04日
若草第一病院では、看護師、薬剤師、臨床検査技師、視能訓練士、診療放射線技師、臨床工学技士、社会福祉士、療養支援者、調理員、事務員の総勢43名の新しい仲間を迎えました。
地域の「頼りにされる病院」を目標に、地域医療に貢献できるよう使命感を持って職員一同務めてまいります。
よろしくお願いいたします!
若草第一病院 教育担当
開催報告:第39回地域医療支援病院研修会(’19.03.15)
2019年03月28日
若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を実施し、地域の医療機関の皆さんと顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質向上を目指しています。
会 名 | 第39回地域医療支援病院研修会 |
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日 時 | 平成31年03月15日(金)15時半~16時半 |
場 所 | 若草第一病院 管理棟2階 会議室 |
対 象 | 地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など |
参 加 | 11名 |
内 容 | マンモグラフィ検査と放射線治療 |
講 師 | 若草第一病院 医療技術部 診療放射線課 診療放射線技師 小野保充 |
早期発見による治癒率の高さから、乳がん検診の重要性を訴えるとともに、乳がん発見に有用とされているマンモグラフィ検査のメリット、デメリット等を具体的に解説しました。後半は、当院の乳がんに対する放射線治療の内容について症例を通してご案内しました。
今回は全員女性の参加者で、みなさん熱心に聴講されていました。研修後のアンケートには、検診受診率の低さに驚いたといった感想がありました。今回の研修で医療従事者であっても、がん検診についての周知が思ったほどされていないことがわかりました。がん診療連携拠点病院として、より積極的な啓発活動を実施していきたいと思います。
若草第一病院の地域医療支援病院研修会は年7回開催しており、次回は5月17日の開催を予定しています。研修会の内容など詳細は決まり次第、ホームページ等でご案内いたします。また、取り上げてほしいテーマについてのご要望などございましたら、是非ご意見をお寄せください。
若草第一病院 地域連携課
臨床研修医 修了式
2019年03月26日
3月22日 臨床研修医の修了証授与式が行われました。
研修修了生のコメント
若草第一病院は研修病院の中では小規模で研修医の数も少ないですが、その分手技や症例の取り合いになるようなことはありません。また、common diseaseから2.5次救急的な症例のICU管理まで幅広く経験できました。
2年目には救急科で研修をしつつ、手術日には私の志望科である整形外科の手術に参加するといったローテートを柔軟に組むことも可能でした。
また、先生やコメディカルの方々が気さくに接してくださるので、とても和やかな雰囲気のなか過ごすことができました。
若草第一病院で研修ができ、本当によかったです。
若草第一病院 臨床研修室
がんの放射線治療
2019年03月19日
放射線治療とは
放射線治療は、手術、化学療法とならび、がん治療の3本柱のひとつで、部位や症状によっては手術と同等以上ともいわれています。
放射線治療は放射線を照射し細胞の中にあるDNAを損傷させます。損傷はがん細胞だけでなく正常な細胞にも起こりますが、がん細胞は正常な細胞に比べ回復力が遅いので、がん細胞が回復する前に繰り返し照射することでがん細胞を死滅させることができます。
放射線治療の利点
放射線治療は身体への負担を抑え、治療後の副作用も少ないという特徴があります。また、手術で臓器を切除することなくその機能を保ちながら治療ができるので、身体的にも精神的にも負担を軽減できます。
特に体力的に手術が難しい高齢の患者さんや、他の病気などで治療が行えない患者さんにとって有効な選択肢のひとつです。
患者さんの生活面では腫瘍による骨折の予防、神経圧迫によるしびれや痛みを和らげる緩和照射もとても有効です。
より精度の高い放射線治療
当院の放射線治療では、がん細胞には高い放射線量を与え、がん細胞に隣接する正常細胞にあたる放射線量は低くおさえることのできる、IMRT(強度変調放射線治療)などの高精度放射線治療が可能です。
また、各治療日の患者さんの位置や体内の臓器の大きさの違いなどによって照射位置がずれる場合がありますが、このようなずれを修正する技術IGRT(画像誘導放射線治療)を用いて腫瘍位置を正確に捉え、より精度の高い照射を行えるので、副作用を少なくし高い治療効果が期待できます。
放射線治療専門放射線技師、放射線治療品質管理士が在籍し、計画の検証と、装置の精度管理を行い、正確で安全な放射線治療を提供出来るよう、取り組んでいます。
若草第一病院 放射線課
臨床病理検討会-患者さんから学ばせていただく-
2019年03月12日
先日、臨床病理検討会(CPC:Clinico-Pathological Conference)が開催されました。
若草第一病院は臨床研修指定病院です。
臨床研修指定病院は、医学部卒業後、医師免許を取得した医師が2年間、基本的な手技や知識を身につけるための場を提供する病院として厚生労働省から指定を受けた病院です。
臨床研修の必修にCPCがあります。
CPCは珍しい症例や教育的な示唆に富む症例を対象に、ひとつの症例から多くを学び取ることを目的としています。臨床研修のCPCは病理解剖例を対象としますので、検討される患者さんに直接役立つことはなく、患者さんから学ばせていただきます。
CPCの研修を通じて、人を思いやる気持ちや症例から学ぶ真摯な態度を育てます。
若草第一病院 臨床研修室
低酸素・睡眠呼吸障害の検査
2019年03月08日
低酸素状態とは?
低酸素状態とは血中の酸素濃度が低下していることで、この状態が知らない間に続くと身体に悪影響となり色々な疾患に陥るため、早期に発見することが重要な鍵となります。
低酸素状態になる疾患
呼吸器や循環器疾患の中には、診察中の安静時の測定では正常または少しの異常を示すだけでも、身体へ何らかの負荷がかかり、夜間睡眠中に低酸素状態になる疾患があります。
呼吸器疾患
「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」や「間質性肺炎」などは昼間の仕事(運動負荷)により低酸素状態になる疾患です。
循環器疾患
「不整脈」や「弁膜症」、「虚血性心疾患」などから起こりうる「重症心不全」などは、身体へ負荷がかかると低酸素状態に陥ることがあります。
睡眠呼吸障害
呼吸器疾患や循環器疾患の患者さんにおいては、夜間におこる肺での酸素の採り込みが低下する睡眠呼吸障害により、低酸素状態に陥ることもあります。夜間の高度の低酸素状態や無呼吸による覚醒は最終的に心臓や血管に大きな負担をかけることになり、「 不整脈の発症 」、「 突然死のリスクの上昇 」、「 高血圧の発症 」に関係していることが多く報告されるようになっています。
睡眠呼吸障害は稀な疾患ではなく、海外の研究では、40歳以上の一般住民で調査したところ、無呼吸低呼吸指数が15/時以上の中等度以上の患者さんは女性では、23.4%、男性では約半数の49.7%と極めて高頻度であったと報告されています1)。 睡眠呼吸障害を疑う主な症状は、「いびき」、「日中の眠気」、「熟睡感がない」、「起床時の頭痛」、「息切れ」、「夜間頻尿」があげられまれます。
文献 1)Heinzer, Lancet Resp Med, 2015
低酸素・睡眠呼吸障害の検査
睡眠呼吸障害をチェックする臨床検査はいくらかありますが、最も簡便な検査は『 パルスオキシメーター 』による検査です。
この検査は装置を自宅に持ち帰り、就寝前にデジタル時計のような装置を腕に巻いてそこから線でつながったセンサーを指に装着して、朝まで睡眠をとっていただくだけで終了となります。翌日に当院受付に装置を返却いただければ、それを解析し担当医より説明をさせていただきます。
いびき
日中の眠気
熟睡感がない
起床時の頭痛
息切れ
夜間頻尿
上記のような症状が継続する場合は睡眠呼吸障害の可能性がありますので、この検査で早期発見し、予防治療につなげていくことが重要となります。
当院では予約検査として実施しておりますので、受付もしくは呼吸器内科でご相談ください。
若草第一病院 検査課
近畿地区 臨床研修病院説明会
2019年03月04日
3月2日(土)グランキューブ大阪にて近畿地区臨床研修病院説明会が開催され、133施設の出展がありました。各病院の医師や研修医から臨床研修に関する最新の情報をダイレクトに、かつ1日で多くの情報が収集できる人気の説明会で当院も毎年参加しています。
スタート前の一コマ。指導医と現役研修医が説明します!
少し緊張気味(^_^;)
本日最初のお二人!
みなさん熱心に話を聞いてくれるのでこちらも説明に力が入ります!
3年生の参加者もありました。
当院のブースにお越しいただいたみなさまありがとうございました。
病院見学など随時受け付けていますので、興味があればお気軽にお申し込みください!
若草第一病院 臨床研修室
栄養サポートチームの活動について
2019年02月19日
若草第一病院は一般社団法人 日本静脈経腸栄養学会認定の『 NST稼働施設 』として、2003年から栄養サポートチーム(NST: Nutrition Support Team)が活動しています。
NSTは入院中に栄養状態が悪化した患者さんの栄養状態を改善することで治療効果をあげる活動をしている、多職種で構成された医療チームです。
当院のNSTには『 NST専門療法士 』が8名在籍しています。『 NST専門療法士 』は、おもに静脈栄養・経腸栄養※を用いた臨床栄養学に関する優れた知識と技能を有していると認められた者に与えられる認定資格です。
※静脈栄養・経腸栄養
静脈栄養は点滴から栄養をとる方法です。
経腸栄養は口から食べられない方や、食べる量が少なく栄養がとれない方に、鼻、胃、腸からチューブやカテーテルなどを使い直接胃や腸に注入して必要な栄養をとる方法です。
栄養状態の改善が必要な患者さんの情報を収集し、NSTメンバーの医師、管理栄養士、看護師、薬剤師、言語聴覚士、臨床検査技師で話し合い栄養プランをたてます。
病棟で担当看護師から情報を聞き、実際に患者さんの様子を見て栄養プランを考えます。
若草第一病院の栄養サポートチームは、患者さんの『 生きる喜び 』や『 食べる楽しみ 』 を大切にした栄養管理を目指して活動しています!
若草第一病院 栄養サポートチーム
開催報告:「感染性腸炎 感染拡大の防止対策」― 第34回健康教室(’19.1.30)
2019年02月04日
若草第一病院は地域医療支援病院として、地域住民の方々の健康増進につながるようサポートしています。
会 名 | 第34回 健康教室 |
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日 時 | 平成31年1月30日(水)14~15時 |
場 所 | 若草町自治会館 |
対 象 | 地域住民 |
参 加 | 18名 |
内 容 | 「 感染性腸炎 ~感染拡大の防止対策~ 」の講義・実技と質疑応答 |
講 師 | 若草第一病院 感染管理認定看護師 落合麻美 |
今回は感染性胃腸炎の感染拡大防止について、ノロウイルスの特徴や発生時の対応、吐物・糞便などの処理方法について実技を交えて解説し、理解を深めていただきました。
ノロウイルスについて、その感染力の強さやどのような経路で感染が起こるかなどの基礎知識、また、感染を防ぐ手立てとしての手洗いの有効性については手洗い前後の残存ウイルス量などの数値が提示され解説されました。
もし家族が感染してしまった際、二次感染しないようにどうすればよいか、嘔吐物などを処理する際の服装や手順、道具などについて参加者の方にもご参加いただいて実技による解説を実施しました。
講義後の質疑応答も大変活発におこなわれました。
- Q.二枚貝は冷凍してあるものでも避けたほうがよいか
- A.可ノロウイルスの場合は85℃で90秒以上の加熱が必要です
- Q.実技で使用したような使い捨ての防護エプロンは家庭ではどうすればよいでしょうか
- A.家庭ではゴミ袋などで代用してください。また、ノロウイルスは急な吐き気があるので、吐き気をもよおしたときすぐ対応できるようバケツにビニール袋を2重に被せ、中に新聞紙を敷いたものを準備しておくと有効です
- など
病院で実施している感染対策を家庭で行うにはどういった工夫ができるかなど、参加者同士がアイデアを出し合い有意義な場となりました
今後、取り上げてほしいテーマ等、会終了後のアンケートでお伺いしておりますので、ご希望がありましたら是非お聞かせください。
若草第一病院の健康教室は年4回開催しております。
次回開催につきましては、地域の回覧板や当院ホームページ等でご案内いたします。
お誘い合わせのうえ、お気軽にご参加ください。
若草第一病院 地域連携課
開催報告:第47回地域医療支援病院オープンカンファレンス(’19.1.24)
2019年02月04日
若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を実施し、地域の医療機関の皆さんと顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質向上を目指しています。
会 名 | 第47回地域医療支援病院オープンカンファレンス |
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日 時 | 平成31年1月24日(木)14時~ |
場 所 | 若草第一病院 管理棟2階 会議室 |
対 象 | 地域の開業医の先生、消防局の救急隊員など |
参 加 | 14名 |
内 容 | 1) 症例:「 心筋梗塞について 」 講師:循環器内科 森益規 2) 「 心筋梗塞後の運動療法 」 講師:医療技術部 療法課 宇佐見友浩 |
循環器内科師より心筋梗塞についての講義と、理学療法士より当院で行っている心臓のリハビリテーションについてご紹介しました。
心臓のリハビリテーションでどういったところがよくなるのかとの質問に対し、心臓の機能が低下すると少しの動作でも息切れし、呼吸困難になるが、心臓のリハビリテーションによってそれらが改善することについて解説されました。
全国的にインフルエンザが猛威ふるっている影響で、今回は当会でも欠席者が多数ありました。そんな中、ご参加いただきました皆さまありがとうございました。
若草第一病院のオープンカンファレンスは年4回開催しております。次回開催は決まり次第、当院ホームページ等でご案内いたしますので、ご多忙とは存じますがご出席賜りますようお願い申し上げます。
若草第一病院 地域連携課
医療安全推進標語
2019年02月01日
この時期、当院の恒例行事となっております『 医療安全推進標語 』コンテスト。
今年は54の応募があり、そのなかから最優秀作品を決定しました。
最優秀作品は院内に広く掲示し、医療安全に対する意識づけに役立てています。
安心、安全な医療を提供できるよう職員一同、引き続き精進してまいります。
若草第一病院 医療安全部
開催報告:第38回地域医療支援病院研修会(’19.01.18)
2019年01月25日
若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を実施し、地域の医療機関の皆さんと顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質向上を目指しています。
会 名 | 第38回地域医療支援病院研修会 |
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日 時 | 平成31年01月18日(金)15時半~16時半 |
場 所 | 若草第一病院 管理棟2階 会議室 |
対 象 | 地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など |
参 加 | 14名 |
内 容 | 在宅医療にかかる医療機器の安全管理 ~ 在宅酸素・ペースメーカー・家電製品と医療機器の緩衝 ~ |
講 師 | 若草第一病院 医療技術部 ME課 臨床工学技士 真殿久司 |
在宅酸素療法における火気取り扱いの注意点、携帯電話、スマートフォン、電磁調理器などの電波がペースメーカーに及ぼす影響などについて講義されました。
酸素は支燃性(燃焼を助ける性質)が強いガスで、酸素吸入時の火気取り扱いの注意点を十分理解して取り扱わなければならないことが解説され、支燃性についての実験動画では、その火の勢い強さに参加者の皆さんが驚かれていたのが印象的でした。
また、今回の研修会の前日、1月17日は24年前に阪神・淡路大震災が起こった日で、講師より被災した時の体験談が語られました。何度も経験することではないので、実際被災した時はおそらく何もできないですが、今日の研修会に参加いただいた皆さんには二次災害を防ぐために「ブレーカーを落とすこと」、「コンセントを抜くこと」をぜひ覚えて帰っていただきたいとのことでした。
地域医療の現場で患者さんに携わる専門職の方々の知識や、技術向上のお役にたてる研修会を今後も企画していきたいと思います。取り上げてほしいテーマについてのご要望などございましたら、是非ご意見をお寄せください。
若草第一病院の地域医療支援病院研修会は年7回開催しており、次回は3月15日の開催を予定しています。研修会の内容など詳細は決まり次第、ホームページ等でご案内いたします。
若草第一病院 地域連携課
薬剤師学会発表- 患者さんの安全と看護師の業務負担軽減を目指して -
2019年01月23日
2019年1月19日第40回日本病院薬剤師会近畿学術大会にて、患者さんの安全を守り看護師の業務負担軽減を目的としたポスター発表を行いました。
演題名は、「薬剤師の介入による看護師配薬管理のインシデント防止」で、看護師が配薬準備した内服薬を病棟薬剤師が確認する内容でした。
学会が始まるまでは、どのような質問が来るのかと不安もありました。しかし、会場では配薬に使用する配薬ラベルの作成方法や配薬準備はどのようにしているかといった質問を受け、多くの参加者に閲覧していただきました。他の病院の取り組みも聞けたので充実した発表となりました。
また、様々な分野の演題発表を聞いて、勉強になることが多くあり、今後の業務に活かしていきたいと思いました。これからも日々精進していきたいと思います。
若草第一病院 薬剤部
臨床工学技士のお仕事 ― 内視鏡業務編 ―
2019年01月21日
皆さん、はじめまして医療技術部ME課の奥野です!
今回は数あるME(臨床工学技士)業務の中から、現在わたしが携わっている内視鏡業務についてご紹介させていただきます。
当院の内視鏡センターには臨床工学技士2名が配置されています。
主な業務としては医師の処置介助、検査中の記録、検査に必要な機材の管理、内視鏡関連機器の保守点検などを担当しています。 検査中は急変時などすぐ気づいて対応できるよう、患者さんへの声掛けやモニターのチェックには常に気を配るよう心がけています。また、内視鏡検査は体内に直接スコープを挿入するので、感染対策が非常に重要であり、機器も高額かつ特殊で繊細なものを使用するため、洗浄、消毒には細心の注意を払っています。このように患者さんが安心・安全に検査を受けられる環境を整えることを第一として、日々業務に励んでおります。
病気の早期発見はとても大切です。是非一度検査を受けに来てくださいね!
内視鏡室でお待ちしております!
若草第一病院 医療技術部 ME課
2019年 新年のご挨拶
2019年01月01日
新年あけまして、おめでとうございます。
「恕」は「怒」という字に似ていますが、正反対の意味ですね。 今年は年号が変わります。「平成」には日本は戦争がありませんでした。「恕」は、「思いやり」「ゆるすこと」です。他人を思いやり、ゆるす心があれば争いは起こりません。
私たちは無数の精子と卵子があるなかで、奇跡的な確率で受精してこの世に生を受けました。そして戦争の無い豊かな時代の日本に生まれました。計算不能ですが宝くじの1等が1000回連続で当たるより低い確率での幸運だと思います。
こんな超ラッキーな私たちですから、生まれたことに感謝して、みんなが「恕」の心を持って、思いやりのある平和な社会がずっと続くようにと願います。
若草第一病院 院長 山中英治