開催報告:第41回地域医療支援病院研修会(’19.07.19)

2019年07月30日

若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催しております。
地域の医療機関や関連機関の皆様と顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質の向上を目指しています。

 

会 名  第41回地域医療支援病院研修会
日 時  2019年07月19日(金)15時半~16時半
場 所  若草第一病院 管理棟2階 会議室
対 象  地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など
参 加  13名
内 容  がん化学療法における薬剤師の取り組み
講 師  若草第一病院 薬剤部 薬剤課 緩和薬物療法認定薬剤師 加藤真由美

 

当院でのがん化学療法における薬剤師の取り組みについて、緩和薬物療法認定薬剤師が症例を交えて報告、解説いたしました。

 

がん患者さんの中には、痛みをはじめ生活する上で様々な苦痛を抱え過ごされている方が多くおられます。緩和薬物療法認定薬剤師は、そういった事を十分に理解し高度な専門性を発揮することで、痛みを和らげるといった役割を担う薬剤師です。 患者さんの声に耳を傾け、その人らしい生活が過ごせるよう常に寄り添っています。

 

がん化学療法における薬剤師の取組みの例として、下記のことが紹介されました。

  • ・当院では外来通院で化学療法を受けている患者さんに、医師が説明するだけではなく、薬剤師も介入して服薬指導を行っていること。
  • ・化学療法委員会では、治療内容の標準化のためレジメンを作成していること。
  • ・クリニカルパスを利用して、安全で効率的に治療が受けられるよう取り組んでいること。

今回は看護師、介護支援専門員、社会福祉士、薬剤師の方々に多くご参加いただきました。
研修会後のアンケートでは、化学療法における医師と薬剤師の連携の概要や、薬剤師が患者さんのかかえる不安などの相談にものっていることをはじめて知った、といった感想を頂戴しました。

 

若草第一病院の地域医療支援病院研修会は年7回開催しており、次回は8月16日(金)の開催を予定しています。
研修会の内容など詳細は決まり次第、ホームページ等でご案内いたします。
また、取り上げてほしいテーマについてのご要望などございましたら、是非ご意見をお寄せください。

 

地域医療支援病院研修会 ご案内

 

 

若草第一病院 地域連携課