早期離床・リハビリテーションチーム活動

2019年06月20日

当院では昨年2018年4月より特定集中治療室(ICU)において、早期離床・リハビリテーション活動に対する取り組みが始まりました。

 

ICUに入室された方に対して、離床やリハビリテーションに関する多職種からなるチーム(医師、看護師、理学療法士・作業療法士など)が連携して、早期離床・リハビリテーションに関わる計画を作成し、実施しています。
この取り組みはICU入室後48時間以内に行うことが求められており、当院では365日、多職種チームでのカンファレンスを行い、計画を作成・実施しています。

 

ICUに入室しなければならない状況においても、離床やリハビリ等を早い段階から行うことで、寝たきりにより起こりうる廃用症候群や合併症(筋力低下、関節拘縮、褥瘡、肺炎、認知機能の低下やうつ症状など)を予防します。
また座る、立つ、歩くなどの動作を行うことで、早い時期から自宅復帰の際に必要な日常生活へ戻るための動作能力の再獲得、ICU入室期間の短縮や人工呼吸器からの離脱の促進などが期待できます。その結果、生活の質を高め入院期間の短縮に繋がります。

 

若草第一病院は『地域の健康を守る病院』として、このようなチーム活動に取り組んでまいります。

 

若草第一病院 療法課