開催報告:第44回地域医療支援病院研修会(’19.11.15)

2019年11月25日

若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催しております。
地域の医療機関や関連機関の皆様と顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質の向上を目指しています。

 

会 名  第44回地域医療支援病院研修会
日 時  2019年11月15日(金)15時半~16時半
場 所  若草第一病院 管理棟2階 会議室
対 象  地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など
参 加  15名
内 容  麻しん風しんについて~現在の流行状況と当院の感染対策
講 師  若草第一病院 医療安全部 感染管理認定看護師 落合麻美

今回の研修会では、近年感染者の増加が社会問題となっている麻しんと風しんについて、感染管理認定看護師が解説いたしました。

 

麻しんや風しんは、感染し発症すると重症化を招きやすく、また非常に感染力が強いため、免疫のない人々へ感染が広がるため迅速な対応が求められています。
そのため、特に免疫のない人は平常時からの感染対策(ワクチン接種等)が重要です。
講義では、まず麻しんと風しんそれぞれの感染経路、潜伏期間、感染期間、症状、曝露後の処置、感染力、感染した場合の就業制限についての解説がありました。
次に、医療機関がとるべき感染対策として、診療や隔離、職員のワクチン接種といった側面からそれぞれ解説いたしました。

 

研修後には、参加者の方から具体的事例におけるワクチン接種の必要性についての質問があるなど、関心の高い話題であったと実感いたしました。
また、感染対策の一環として当院が実施している、ワクチンカードの取り組みが参考になったという感想も頂戴いたしました。
※ワクチンカードとは、麻しん、風しん、ムンプス(おたふくかぜ)、水痘(水ぼうそう)といった感染症に対して、各職員の免疫保有状況を記載しているカードです。

 

若草第一病院の地域医療支援病院研修会は年7回開催しており、次回は1月17日(金)の開催を予定しています。
研修会の内容など詳細は決まり次第、ホームページ等でご案内いたします。
また、取り上げてほしいテーマについてのご要望などございましたら、是非ご意見をお寄せください。

 

地域医療支援病院研修会 ご案内

 

 

若草第一病院 地域連携課