開催報告:第38回地域医療支援病院研修会(’19.01.18)

2019年01月25日

若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を実施し、地域の医療機関の皆さんと顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質向上を目指しています。

 

会 名  第38回地域医療支援病院研修会
日 時  平成31年01月18日(金)15時半~16時半
場 所  若草第一病院 管理棟2階 会議室
対 象  地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など
参 加  14名
内 容  在宅医療にかかる医療機器の安全管理
   ~ 在宅酸素・ペースメーカー・家電製品と医療機器の緩衝 ~
講 師  若草第一病院 医療技術部 ME課 臨床工学技士 真殿久司

 

在宅酸素療法における火気取り扱いの注意点、携帯電話、スマートフォン、電磁調理器などの電波がペースメーカーに及ぼす影響などについて講義されました。

 

酸素は支燃性(燃焼を助ける性質)が強いガスで、酸素吸入時の火気取り扱いの注意点を十分理解して取り扱わなければならないことが解説され、支燃性についての実験動画では、その火の勢い強さに参加者の皆さんが驚かれていたのが印象的でした。

 

また、今回の研修会の前日、1月17日は24年前に阪神・淡路大震災が起こった日で、講師より被災した時の体験談が語られました。何度も経験することではないので、実際被災した時はおそらく何もできないですが、今日の研修会に参加いただいた皆さんには二次災害を防ぐために「ブレーカーを落とすこと」、「コンセントを抜くこと」をぜひ覚えて帰っていただきたいとのことでした。

 

地域医療の現場で患者さんに携わる専門職の方々の知識や、技術向上のお役にたてる研修会を今後も企画していきたいと思います。取り上げてほしいテーマについてのご要望などございましたら、是非ご意見をお寄せください。

 

若草第一病院の地域医療支援病院研修会は年7回開催しており、次回は3月15日の開催を予定しています。研修会の内容など詳細は決まり次第、ホームページ等でご案内いたします。

 

地域医療支援病院研修会 ご案内

 

 

若草第一病院 地域連携課