若草第一病院ブログ 2017年一覧
口腔ケアによる誤嚥性肺炎予防
2017年12月26日
今回は、誤嚥性肺炎の予防に重要な口腔ケアについてご紹介します。
誤嚥性肺炎は、口の中の唾液や細菌が誤って気道から肺へ入り込み発症します。睡眠時には「ムセ」が出ないことがあり、誤嚥は夜間に起こりやすく、繰り返すことで誤嚥性肺炎を引き起こします。
誤嚥すると必ず肺炎を発症するわけではありませんが、高齢の方や体力・抵抗力が衰えている方は危険性が高くなります。 予防のために、日頃から口腔内の環境を清潔に保つことが重要です。
口腔ケアは、うがいやブラッシングを食前・食後に行い、歯の無い方はスポンジやガーゼを使用して行います。寝たきりの方に対しては、睡眠前の実施も重要です。
その他にも口の機能を保つために、口腔運動やマッサージも大切となります。
ぜひ肺炎予防に取り組んでみてください。
口腔運動
当院ご利用患者さん・ご家族さんで口腔ケアや口腔運動について詳しくお知りになりたい場合は、リハビリスタッフか病棟看護師にお声かけください。
若草第一病院 呼吸器ケアチーム
がんの放射線治療 ― ゾーフィゴ静注治療 ―
2017年12月20日
ゾーフィゴは、2016年に承認された新しい抗がん作用を持つ放射線医薬品です。
当院では2017年1月より、ゾーフィゴ静注(塩化ラジウムRa-223)によるがん放射線治療を開始しました。
この治療は骨転移のある去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)で、内臓転移のない方に治療の適応があります。
ゾーフィゴは、アルファ線と呼ばれる放射線を出す「ラジウム-233」という放射線物質が含まれた、放射性医薬品です。ゾーフィゴを注射すると、代謝が活発になっている骨の転移巣に「ラジウム-233」が集まり、そこから放出されるアルファ線が骨転移のがん細胞の増殖を抑えてくれます。
治療で使用されるアルファ線はエネルギーが高く、細胞を破壊する力が強いという特徴がありますが、アルファ線の力が届く距離は0.1ミリ未満と短いことから、正常細胞に影響を及ぼすことは比較的少ないとされています。
【出典:バイエル薬品株式会社ウェブサイト ゾーフィゴ®について<https://www.xofigo.jp/ja/patients/about_xofigo/>】
来院していただき採血を行い、結果を確認したあと注射をして帰宅となるので、他の抗がん剤治療と比べ短い時間で治療が可能です。(治療時間は数分程度です。)
治療期間はゾーフィゴによる治療効果を十分に得るため、4週間隔で全6回行ないます。
対象症例のご相談やご不明な点がございましたら、下記 予約センターまでご連絡ください。
お問い合わせ・ご予約
若草第一病院 地域連携課 予約センター
TEL 072-988-1409
若草第一病院 放射線課
STOP!ノロウイルス感染症
2017年12月15日
1.ノロウイルス感染症とは?
ノロウイルス感染症は、乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層に、急性胃腸炎を引き起こす、ウイルス性の感染症です。ノロウイルスに一度感染したからといっても、免疫の持続期間が短いため何度もかかります。 主に冬場に多発し、11月頃から流行が始まり12~2月にピークを迎えますが、年間を通して発生します。 原因ウイルスであるノロウイルスの増殖は人の腸管内のみですが、乾燥や熱にも強いうえに自然環境下でも長期間生存が可能です。感染力が強く、少量のウイルス(10~100個)でも感染・発症します。
2.どんな症状?
潜伏期間:12~48時間
症 状:突発性の嘔吐・吐気、腹痛から水様性の下痢
3.かかってしまった場合の対処
有効な抗ウイルス剤がなく、対症療法となります。「脱水症」にならないよう、症状が落ち着いた時に、少しずつ水分を補給してください。
4.感染を拡大しないための対策
感染経路を知っておきましょう。
実際の対策
- ・カキなどの二枚貝は十分に加熱して食べる
- ・トイレは日頃から清潔に保つ(便座、ドアノブ、スイッチなど)
- ・トイレのあとはしっかり手洗いをする
- ・感染者の吐物や便は速やかに処理し、塩素系消毒薬で消毒する
当院では手指衛生の啓発、1日2回の環境消毒、嘔吐・下痢症状の早期発見など、かからない・うつさない・ひろげない ノロウイルス感染症対策を実施しています。
【参考・参照サイト:SARAYAノロウイルス感染症とは?
<http://family.saraya.com/kansen/noro/index.html>2017.12.06アクセス】
若草第一病院 感染対策チーム
第18回日本クリニカルパス学会学術集会 開催報告
2017年12月05日
平成29年12月1~2日、大阪国際会議場を会場に、
「思いやりクリニカルパス ― 明るく、優しく、健やかに ―」をメインテーマに掲げ、
第18回日本クリニカルパス学会学術集会が開催されました。
今回、当院の山中院長が学術集会会長を、当院のクリニカルパス委員会が実行委員を務めました。
開会式
各会場では立ち見が出るほどの盛況ぶりでした
パネルディスカッションでは活発な議論、意見交換がなされました
一般口演やポスター発表では発表に熱心に聞き入る参加者の姿が印象的でした
2,800名を超える医療に携わるさまざまな職種の方々にご参加いただき、本学術集会では、最多の動員数となりました。 今後のクリニカルパスの発展を期する熱気あふれる大会となりました。
ご協力いただきました皆さまに心より感謝申し上げます。
若草第一病院
若草第一病院で乳がん検診を受けませんか!
2017年11月24日
東大阪市より配布されています無料クーポン券の有効期限は平成30年3月31日迄となっております。そのため例年2月・3月は、どの施設も大変混雑が予想されます。
ご希望の検査日や時間がございましたら早めのご予約をお勧めいたします。
当院では混雑時でも予約状況にかかわらずできる限り対応させていただきますのでまずは予約センターまでご連絡ください。
お問い合わせ・ご予約
若草第一病院 地域連携課 予約センター
TEL 072-988-1409
当院はマンモグラフィ検診精度管理中央委員会の定める基準を満たし検診施設画像認定を取得しています。 また、認定技師が画質や精度の管理を行っています。
マンモ検査は女性技師が対応させていただきます!!! 女性技師5名在籍!
わたしたちが検査を担当させていただいています。
検査時に不安なことや疑問があれば、お気軽にお声かけください!
若草第一病院 放射線課
第19回大阪府病院学会 優秀演題受賞!
2017年11月22日
11月12日『 第19回大阪病院学会 』が開催されました。
大阪病院学会では大阪府内の全病院を対象に、医療技術の向上をはかることで社会に貢献するため、病院に勤務する全ての職種が一堂に会し、ひとつのテーマを柱に日頃の研鑽の成果を発表しています。 今回の学会テーマは「夢ある高齢社会を目指して」でした。
午前は「地域医療構想と地域包括システムケア」をテーマとしたシンポジウムがおこなわれ、午後からの一般演題発表では51セッション、267演題の発表があり、当院の各部門からも6演題発表しました。そして3演題が優秀演題を受賞しました。
積極的な口腔ケアにより、3食経口摂取獲得に至った誤嚥性肺炎の1例
重度の誤嚥性肺炎後、適切な口腔ケアをおこなうことで、3食食事ができるようになった患者さんの症例を発表しました。口腔ケアの重要性や病棟職員への指導の大切さなどを知っていただけて良かったと思います。
今回の症例では、病棟職員とリハビリスタッフが連携して関われたことがとても重要だったと感じています。今後も多職種と連携して患者さんによりよいリハビリを提供できるよう努めていきます。
医療ソーシャルワーカーに求められる役割
~ 次へつなぐために必要なこととは ~
今回、初めての学会発表でとても緊張しました。優秀演題を受賞できるとは思いもよらず、大変光栄です。研究に協力いただいた皆さんのおかげと感謝しております。
発表内容を今後より発展させて患者さん、ご家族のお役にたてればと思っています。
「在宅医療・介護カード」を活用した広報連携推進の取り組みについて
~ 急性期病院から安心して在宅医療を受けられる体制の構築 ~
東大阪市の三つの医師会で構築された、救急搬送システム導入について発表しました。優秀演題に選んでいただき、取り組みが評価されたことを大変うれしく思います。発表後に、「すばらしい取り組みなので続けてください」という言葉をいただき、今後活動を続けていく励みになりました。
現在の課題をクリアし、さらに修正を加えながら、2025年問題に向け、在宅医療を提供する地域の先生方とのさらなる連携に努めてまいります。
若草第一病院
若草第一病院の「心臓リハビリテーション」
2017年11月20日
前回5月のブログでは若草第一病院の「がんリハビリテーション」をご紹介しました。今回は施設基準を取得し、平成28年から開始しました心疾患を対象にした「心臓リハビリテーション」についてご紹介いたします。
心臓リハビリテーション(平成28年7月から開始)
心筋梗塞や心不全など循環器疾患の方に対して、入院早期から運動リハビリテーションをおこないます。医師や看護師と相談し、治療とともに運動リハビリテーションをすることで早期に改善し、退院できるよう支援いたします。
リハビリ以外の時間も看護師による病棟リハビリや自主訓練を、病状や身体機能に合わせておこなっています。
例1)介助下での足の屈伸運動
例2)もも上げ運動
若草第一病院では、入院中の方に、入院後早い時期から医師、看護師と協力し、運動訓練、生活訓練、嚥下訓練をおこない、より早く元の生活に戻れるよう支援しています。
若草第一病院 療法課
若草第一病院 がんサポート
2017年11月14日
当院ではがん患者さんやそのご家族へのサポートとして、がんに伴う様々な症状に対する苦痛緩和、退院支援など患者さんの様々な苦痛、お悩みについてのご相談に対応しています。
- ● 患者さんが自分らしく生きるために、少しでも自宅で自分らしい生活ができるよう、がんリハビリテーションに力をいれています。
- ● 症状緩和ができたタイミングで自宅に帰ることができるよう、在宅医、訪問看護ステーションとも連携し生活をサポートしています。
- ● しんどくなったらすぐに入院できるシステムを構築し、患者さんが自分らしく生きることをサポートしています。
- ● 患者さん、家族の思いにそったケアを心がけています。
がんと診断された際、人は様々な辛さを感じます。 - 身体的苦痛:痛み、吐き気、しんどい、苦しいなど
精神的苦痛:告知された不安、病気に対する不安など
社会的苦痛:生活に対して、金銭的な問題、就労についてなど
スピリチュアルペイン:死にたい、生きている意味の消失など
相談ごとがあれば「がん相談支援センター」、「がんサポートチーム」まで連絡ください。
がん相談支援センタ―
- ● 患者さん、ご家族、当院での受診の有無に関わらずどなたでもご相談可能です
- ● ご相談内容についての秘密は厳守します
時 間 |
月曜〜土曜日(祝日除く) 9:00〜17:00 |
場 所 |
南館1F がん相談支援センター |
連絡先 |
TEL 072-988-1409(代表)
|
相談方法 |
・直接お越しいただきがん相談支援センターでのご相談 |
がんサポートチーム
些細なことでもなんでもご相談ください!
若草第一病院 がんサポートチーム
出前授業 ― 看護師ってどんな仕事? ―
2017年11月09日
先日、東大阪市立楠根中学校の1年生を対象に、職業講話を行ってきました。
わたしが看護師になった理由や、手術室の看護師として行っている仕事についてお話させていただきました。真剣に耳を傾けてくれ、多くの質問もいただきました。
また、手袋や手術ガウンの装着体験の希望者を募ったところ、たくさんの生徒さんが手を挙げてくれました。
今回の授業で看護師のやりがいや魅力について、少しでも感じていただければ幸いです。
若草第一病院 看護部
健康な脚をつくるために
2017年10月20日
ワクワクしながら新しいハイヒールをはいて出かけたはいいけど、途中で脚が痛くなり…結局痛みに耐えられず、外出先でペタンコ靴を購入したという経験はありませんか?
これは先日私が書店で、タイトルに惹かれ購入した「ハイヒールをはいても脚が痛くならないカラダのつくり方」という本の冒頭に書かれていた言葉です。そのあとには「ハイヒールをはいて脚が痛くなるのは、靴のせいでもヒールの高さのせいでもなく、原因はあなたの脚にあります」と続きます。
健康な脚をつくるためには、まずは自分の脚を知る必要があります。皆さんは最近、じっくりと自分の足を見たことがありますか?足は第2の心臓で、また体の土台でもある大切な部分です。
今回日頃から簡単に脚を鍛える運動を紹介します。
足をグー・チョキ・パーと動かすだけの簡単なものですが、この運動によって足裏の筋肉が鍛えられ姿勢が良くなり、身体が安定します。それだけでなく、靴底の片側だけのすり減りや足裏の角質、ウオノメやタコ、外反母趾や偏平足などの足のトラブルが改善できます。簡単に見えて指先まで意識して行うと意外に難しいので、ぜひやってみてください。
脚のトラブルは女性に限ったことではなく、男性はもちろん子供にも起こります。最近、サイズの合わない靴を無理してはいている子供の脚のトラブルが増えている、という報告もあります。歳をとっても自分の脚で歩行するためには、脚を健康に保ち自分に合った靴を選ぶ(知る)ことが大切です。
若草第一病院 褥瘡対策チーム
皮膚・排泄ケア認定看護師 宮崎 照美
若草第一病院 病理検査のご紹介
2017年10月10日
病理検査という検査部門をご存知ですか?
病理検査では患者さんから採取した組織を顕微鏡で見て、主に癌細胞の有無を診断しています。診断が行われるまでには様々な工程があり、手作業によるものも多くあります。
今回は病理検査ではどんな事を行っているか、また、最近新しく導入した機械とともに簡単に紹介させていただきます!
薄切
採取した組織を薄く(3/1000ミリ)に切ります。
染色
組織に色を付けて細胞の区別をします。この工程は今まで手作業で行っていましたが機械を導入し、作業効率が向上しました。
【 自動染色装置 】
【 完成した標本 】
病理医診断
完成した標本は病理医が見て診断します。
しかし、中には難しい症例もあります。
そんな時は新しく導入した機械が活躍します。
今までは専門の検査会社に依頼していましたが、これが当院で行えるようになり、検査にかかる時間が大幅に短縮されました。
【 免疫染色装置 】
【 特殊染色装置 】
そして、以上の全ての工程を一元管理する病理専用システム「Path Window」も今回新しく導入しました。このシステムにより検査が現在どの工程にあるかを院内のネットワーク端末で情報共有できるようになり、リアルタイムで状況を確認することが出来るようになりました♪
新しい機械の導入で覚える事も多く大変な毎日ですが、早く慣れてより多くの情報を提供し、的確な診断と治療に貢献できるよう頑張っていきたいと思います!
若草第一病院 検査課 病理診断部門
若草第一病院 災害訓練
2017年10月02日
こんにちは! 今回は若草第一病院 ブログは災害対策チームからです。
地震や津波などの災害で被災した時、一人ひとりがどのように行動するかを事前に考え、行動し、再確認してもらうため、大阪府が『 大阪880万人訓練 』を毎年実施しております。この訓練に合わせて、若草第一病院でも、患者さん、そして自分自身の安全を確保するための災害訓練を実施しています。
緊急速報メールを携帯電話・スマートフォンで受信した直後、どのような行動をとるべきかを部署ごとに、事前にリストアップして訓練に挑みました。
写真は、救急外来での様子です。 患者さん、また周囲の医療機器や倒れる危険があるものを押さえています。訓練での検証結果を、災害対策の強化に役立てていきたいと思います。
引き続き訓練を重ね、今後も地域の災害医療協力病院としての役割を担えるよう努めて参ります。
若草第一病院 災害対策チーム
救急の日講習会 ― 「もしも…」に備えて ―
2017年09月15日
9月9日は「救急の日」です。
救急業務および救急医療に対する正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識高揚をはかることを目的に「救急の日」を含む1週間を「救急医療週間」として全国各地で様々なイベントが開催されています。 若草第一病院でも、地域住民の方々に救急医療の理解を深めていただくこと、救急車を適正に利用いただくことを目的に「救急の日」のイベントを開催しました。
瓢箪山駅前での「救急の日」の広報活動
「脱水症を発症した時の症状やその対処法」についての講義
心肺蘇生、AEDの使用方法のトレーニング
救急車内見学会
ご参加いただいた方からは
「 AEDの使い方を知ることができてよかった。 」
「 瓢箪山駅周辺のAEDの場所を確認したいと思った。 」
「 現場で活かせる内容の講義を他にも聞きたい。 」
といった感想をいただきました。
「救急の日講習会」にご協力いただきました皆さま、ありがとうございました。
この他にも若草第一病院 地域連携課では地域住民の方々を対象に様々な研修会等を企画、実施しています。
例えば、地域住民の健康増進のため当院の医師やコメディカルスタッフが地域に赴き『 健康教室 』を行なっています。入院時の手続きや治療費について聞きたいとのリクエストをいただき、次回開催を予定しております。
詳細は後日、地域の掲示板と当院ホームページでご案内いたしますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。
若草第一病院 地域連携課
食事栄養相談のご案内
2017年08月30日
若草第一病院 栄養課では、入院中の患者さんや外来受診されている患者さんを対象に管理栄養士による栄養相談を実施しています。
相談内容は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病について、摂食えん下障害(せっしょくえんげしょうがい)や食欲低下についてなど幅広く行っています。
栄養指導・食事指導と聞くと、
「難しい話をされるのかな?」「アレもコレも食べちゃダメなんて言われるのかな?」と思っていませんか?
そのような心配はいりません!
患者さんやそのご家族が、少しずつでも食事療法を実践できる方法を一緒に考えさせていただきます。
病院で食べている食事のことや、退院後にご家庭でとる食事についての不安なこと、日頃の食生活で疑問に思っていることなど、何でもお気軽にご相談ください。
食事栄養相談をご希望の方は、主治医または看護師にお声かけください!
若草第一病院 栄養課
看護部 時間切迫・多重課題のシミュレーション研修
2017年08月25日
夏真っ盛り、毎日あつい日が続いていますが、若草第一病院 看護部の研修も負けないくらいアツいです!
今回の新人研修は、時間が切迫している状況下でケアの優先度や緊急度を判断し、状況に応じて安全なケアを実践する能力を習得するためのシミュレーション研修。
教育担当者が事前に何度も打合せと練習を重ね、そのよく練られたシナリオと迫真の演技、臨機応変に繰り出されるアドリブで看護現場の状況がリアルに再現されていました。
次々と襲いかかる課題に新人看護師はみんなアタフタ。
研修終了後の感想では
「多くの学びがある研修でした。」
「自分のできることできないことを知って、判断する難しさを知りました。」
「自分がパニックになると動けなくなることが分かりました。」
といった声が聞かれました。
研修で学んだことが今後の看護に活かされることを願います。
また、今回の愛情あふれる研修を企画・実施してくれた先輩への感謝もね!
若草第一病院 看護部
みんなで目指そう「麻しんが ゼロ!」
2017年08月10日
麻しん(はしか)は、感染力が非常に強く、麻しんウイルスは簡単に人から人に感染し、抗体が不十分な人が感染すると高い確率で発症します。
発症した場合には、肺炎や中耳炎になることがあり、先進国であっても、患者1,000人に1人が死亡するといわれています。
2016年には全世界で19万人の患者が報告され、日本国内においても2017年7月時点で患者数は168人にのぼり、去年1年間の165人を早くも超えました。
最近では海外で感染して帰国後に発症してしまうケースが散見されます。夏休みなどで海外旅行を予定されている方は注意が必要です。
麻しんがゼロ!
ましんがぜろ・・・
マジンガーゼット・・・
マジンガーZ ・・・
【 厚生労働省 みんなで目指そう「麻しんがゼロ」リーフレット 】
出典:厚生労働省ホームページ 麻しんについて ツール
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html#07
麻しんはワクチン接種で予防できる感染症です。
今からでも遅くはありません!
以下の項目にひとつでもチェックがついた方は、速やかにワクチン接種を受けましょう。
【麻しん がゼロ! チェック】
- □ 抗体価検査は受けたが、十分な抗体がついていない。
- □ 1歳以上で麻しんワクチンもしくは麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)を2回受けた「記録」がない。
- □ 麻しんにかかったという「記憶」しかない。
若草第一病院 感染対策チーム
臨床栄養学のスペシャリストを目指して
2017年08月04日
若草第一病院は一般社団法人 日本静脈経腸栄養学会認定の「NST稼働施設」として、栄養サポートチーム(以下、NST)が活発に活動しています。NSTは、入院患者さんの栄養改善を通して傷病の治療効果を高めることを目的に、多職種で構成された専門チームです。
さらに当院は、一般社団法人 日本静脈経腸栄養学会認定の「NST専門療法士認定教育施設」として、毎年、院内外から修練生を受け入れています。
NST専門療法士とは、一般社団法人 日本静脈経腸栄養学会が、おもに静脈栄養・経腸栄養を用いた臨床栄養学に関する優れた知識と技能を持っているとみなした者に与える認定資格です。当院にもNST専門療法士が現在8名在籍し活躍しています。
今年度も7名の修練生が当院での臨床実地修練を修了しました。
臨床栄養学のスペシャリストを目指して一緒に頑張っていきましょう!
若草第一病院 栄養サポートチーム
若草第一病院 ME課のご紹介
2017年07月24日
皆さん、臨床工学技士をご存知でしょうか?
病院で働く医療従事者の中でも、一般の方にはあまり知られていない職種だと思います。
臨床工学技士は医学と工学の知識を兼ね備えた国家資格を持っており、多くの高度な医療機器を扱う現代の医療現場には欠かすことのできない医療機器のスペシャリストです。
当院では医師や看護師、各種の医療技術者とチームを組んで生命維持管理装置(人工呼吸器やペースメーカなど)の操作などを担当しています。また、さまざまな医療機器がいつでも安心して使用できるように日々の保守・点検や医療機器を扱う医療従事者への教育などをおこなっています。
平成29年度は新たに3名の新入職員を迎え現在9名となりました。安全で安定した医療機器を提供し、チーム医療の一員として貢献しています。
若草第一病院 ME課
7月27日 献血ご協力のお願い
2017年07月13日
若草第一病院 医療秘書課のご紹介
2017年07月10日
初めまして、医療秘書課です!
私たち医療秘書課は、病棟や外来、内視鏡センター等で医師が行う業務のうち、事務的な業務をサポートしています。病棟では主に、医師の指示をうけ入院患者さんの検査や薬、点滴などをパソコンに入力したり、医師が入院患者さんの経過を書く、退院時要約の代行作成を行っています。外来では、各診察室に入り診療の補助や、検査の予約票作成、紹介状や診断書の代行作成などを行っています。
職場の雰囲気はとてもよく、やりがいのある仕事です♪
医療秘書課は医師のサポートだけでなく、その他の医療スタッフと連携しながら20名で頑張っています。現在、私たちと一緒に働いてくれる方を募集しています。
興味のある方はぜひご連絡ください。どうぞ、よろしくお願い致します!
求人のお問い合わせ
社会医療法人若弘会 本部 人財部 担当:小島(こじま)
TEL 06-4394-8425
若草第一病院 医療秘書課
若草第一病院 マンモグラフィ検診
2017年06月30日
当院は特定非営利法人 日本乳がん検診精度管理中央機構の定める基準を満たしマンモグラフィ検診施設画像認定を取得しています。また、検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師が画質や精度の管理を行っています。
予約制となっておりますので事前にお電話にてご予約いただきますとスムーズにご案内させていただけます。
※当日の飛び入り検査にも随時対応いたします。お気軽にご相談ください
お問い合わせ・ご予約
若草第一病院 地域連携課 予約センター
TEL 072-988-1409
私達が検査を担当させていただいています。
検査時に不安なことや疑問があれば、お気軽にお声かけください。
今年度新入職の診療放射線技師です。
今は、先輩技師の指導のもと一人で検査を担当できるよう頑張っています。
若草第一病院 呼吸ケアチーム
2017年06月23日
当院では医師、慢性呼吸疾患認定看護師、看護師、臨床工学技士、理学療法士などの多職種で呼吸ケアチーム(RCT:Respiratory Care Team)を結成し、人工呼吸器を装着している患者さんの呼吸管理の評価、人工呼吸器離脱(外す)に向けた提案と計画、合併症予防などをおこなっています。
毎週、呼吸ケアチームで院内を横断的にラウンドし、人工呼吸器を装着している患者さん・ご家族、ケアに携わる看護師の困っていることや疑問に答えたり、ケア方法の確認や指導をおこなっています。
呼吸ケアチームと現場の病棟看護師をつなぐRCTリンクナースは、呼吸ケアチームから専門的な知識や技術を学び、それらを所属の病棟に浸透させる役割を担っています。呼吸ケア能力を向上を目指し、呼吸ケアに携わる看護師を中心とした院内医療スタッフを対象に呼吸ケアチームのメンバーが定期的に講義や実技指導などもおこなっています。
若草第一病院 呼吸ケアチーム
小児科入院受入れ再開についてのご案内
2017年06月12日
若草第一病院 小児科では入院患者さんの受け入れを再開いたしました。
長い間ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんでした。
緊急時やお問い合わせは地域連携課 予約センターまでご連絡ください。
お問い合わせ・ご予約
若草第一病院 地域連携課 予約センター
TEL 072-988-1409
経尿道的結石砕石術見学
2017年06月02日
尿路結石の治療法のひとつ 『 経尿道的結石砕石術(f-TUL)』 の手術見学に、西の京病院から泌尿器科医、手術室看護師、事務員の6名の方が来られました。
見学に来られた4名の看護師さんからは、「器械の準備時には、どのように器械を並べているのですか」「この器械はどのような時に使用しているのですか」などの質問がありました。器械のセッティングの仕方などそれぞれの質問にお応えするとともに、導入時に困ったことや大変だったこともお伝えしました。
西の京病院の看護師の皆さま、新規導入するのは大変ですが頑張ってください!
若草第一病院 看護部手術室
若草第一病院 医療情報課のご紹介
2017年05月23日
はじめまして、医療情報課です!
医療情報課の業務は、大きく二つにわかれています。
病名や手術等の診療情報の管理や診療録の保管管理を主な仕事とする「病歴管理」と、外来や入院で医師やコメディカルスタッフがおこなった診療行為を患者さんや各保険者(健康保険証の発行元)へ請求する「請求業務」があります。
また、各種保険制度についての説明もおこなっております。高額医療制度等についてご不明な点がありましたらお声かけください。
当院の医療の質向上や業務負担軽減など、ご利用いただく患者さんのため、院内で働くスタッフのため日々業務に励んでいます。職場の雰囲気は明るく楽しい環境です。どうぞよろしくお願いいたします。
若草第一病院 医療情報課
若草第一病院 『看護の日』
2017年05月16日
若草第一病院 看護部では5月12日の『看護の日』にあわせてさまざまなイベントを開催しました。
平成29年度『看護の日』
テーマ看護の心をみんなの心に
● 開催場所 若草第一病院 本館3階会議室
● イベント内容
◆健康ブース
健康ブースでは血圧測定や高カロリージュースの試飲、嚥下食の試食をしていただきました。
◆介護ブース
介護相談コーナーでは自宅介護でわからないことや不安に感じていること、介護の悩みなどについて社会福祉士が相談に応じました。
体験コーナーでは、ベッド移乗を患者さん役になって体験していただきました。また、療法士がベッドでの起き上がりの介助方法、ベッドから車椅子への移乗方法について解説しました。
体験された方からは「移乗のコツをつかむことができ、実際体験できてよかった」との感想をいただきました。
◆コーラス
有志メンバーで結成されたコーラス隊によるミニコンサートを開催しました。
曲目は「♪早春賦」「♪ふるさと」「♪365日の紙飛行機」
たくさんの方にお越しいただき、会場に入りきらず一部廊下にあふれるほどの盛況ぶりでした。一緒に歌を口ずさんだり、歌を聴いて涙を流して喜んでくださる方もおられ、歌や音楽の偉大さ、癒しの力を感じるひと時でした。
プレゼントした飛行機を大切に持ち帰ってくださる姿に胸が熱くなりました。
◆看護部各病棟の紹介ポスター掲示
看護部の各病棟を紹介するポスターを約1ヶ月間、院内に掲示し、1番よいと思うポスターに投票していただきました。投票結果は1位 専門外来、2位 南5階病棟、3位 内視鏡室でした。
これらのイベントが看護の心、ケアの心、助け合う心をはぐくむきっかけのひとつになればと願っています。お越しいただきました皆さま、ご協力いただきました皆さまありがとうございました。
若草第一病院 看護部
若草第一病院の「がんリハビリテーション」
2017年05月12日
若草第一病院 療法課では、15名体制(理学療法士8名、作業療法士3名、言語聴覚士4名)で365日リハビリテーションを提供しています。
対象は脳卒中や骨折が全体の約4割を占めます。施設基準を取得し、平成26年からはがん疾患を対象にしたリハビリテーションの提供も開始しました。
「がんリハビリテーション」(平成26年12月から開始)
がんの診断を受け、入院中の方であれば、どなたでもリハビリテーションを受けることが可能です。手術や化学療法後の体力や筋力低下に対する運動訓練だけでなく、末期の疼痛緩和やリンパ浮腫の軽減など病期に応じたリハビリテーションをおこないます。
リハビリテーションに関してご不明な点がございましたら、療法課までお問い合わせください。
若草第一病院 療法課
若草第一病院 看護部インターシップ
2017年05月08日
先日、若草第一病院 看護部では循環器内科病棟インターシップ受け入れをおこないました。
インターンシップでは、病棟の看護師と一日中行動を共にし、実際の看護場面を実習とは違う視点で見ることができます。 病棟の雰囲気を体感し、実際に働いている看護師からいろいろな話を聞くことができるインターンシップは、就職活動をされている学生さんにぜひ参加していただきたいプログラムです。
当日スケジュール
-
10:00~
- 病院案内
11:00~15:00
- 循環器内科病棟
若草第一病院ではインターシップの受け入れをおこなっております。
5月20日、6月17日に開催しており、ご都合が悪い場合は調整させていただきます。
興味のある方は、本部看護室までお気軽に連絡ください。
希望される部署や体験してみたい内容など調整させていただきます。
若草第一病院 臨床研修医室
2017年05月01日
4月から新しい研修医の先生が加わりました。 当院の研修は少数精鋭で、指導医との距離が近く、密度の濃い研修ができます。アットホームで和気あいあいとした雰囲気ですが、「学ぶときはしっかりと学ぶ」ようオンとオフの切り替えはしっかりしています。
病院見学は、随時受け付けていますので、学年は問わず気軽にお問合せください。 見学に来られた際には、研修医と気軽に話ができる場も設けています。 試験応募の受付など、詳細は初期臨床研修医募集要項に掲載していますので、あわせてご覧ください。
皆様のご応募をお待ちしております。
『看護の日』イベント開催のご案内
2017年04月26日
少子高齢社会を支えていくためには、看護の心、ケアの心、助け合う心を私たち一人ひとりが分かち合うことが必要です。こうした心を、老若男女を問わず誰もがはぐくむきっかけとなるよう、5月12日(フローレンス・ナイチンゲールの誕生日)が「看護の日」として1990年に制定されました。
若草第一病院 看護部では『 看護の日 』にあわせてイベントを開催いたします。
参加は無料です。お誘い合わせのうえ、お気軽にお立ち寄りください。
平成29年度『看護の日』テーマ
看護の心をみんなの心に
開催日時 平成29年5月12日(金) 10:00~15:00頃まで
開催場所 若草第一病院 本館3階 会議室
イベント内容
◆健康ブース
・血圧測定
・ペースト食や栄養補助食品試食
◆介護ブース
・介護相談
・車いす体験
・ベッド移乗体験
◆コーラス(11時より)
曲目 ふるさと・早春賦・365日の紙飛行機
◆ポスター掲示
看護部各病棟の紹介ポスター掲示
イベント終了まで本館1階受付付近に掲示しておりますので投票をお願いいたします。
投票用紙は、総合案内でお渡ししております。
若草第一病院 がんサポートチーム
2017年04月26日
がんサポートチームは多職種で患者さんの入院中、そして退院後の生活をより良くできるように毎週火曜日にカンファレンスをおこない、必要時には患者さんや病棟をラウンドしています。それぞれの職種が患者さんの「生きる」を支えるためにサポートしています。
身体症状の緩和和もちろん、理学療法士によるがんリハビリテーションにも力を入れております。がん患者さんが自宅で過ごすことの不安に対しては、訪問看護師もチームの一員であり、安心して自宅療養ができるように連携しています。 また在宅の先生方との連携やPカード※の発行により緊急時にも対応できますので、病院とのつながりを持ちながら「住み慣れた場所で最期まで自分らしく生きる」という患者さんの希望を実現する支えとなることを目標に活動しています。
※Pカードとは「救急隊に見せることで当院に搬送する」「主治医不在でも事前指示をもとに当直医が対応する」カード。他院で手術し、再発を告げられた患者さんにも発行しています。
がん患者会「ひょうたん」
がん患者会「ひょうたん」が主催する、がん患者サロンを毎月第4土曜日にがん患者サロンを開催しています。ご興味のある方はぜひお越しください。
詳細はがん患者会「ひょうたん」Webサイトをご覧ください。
若草第一病院 健康相談課のご紹介
2017年04月17日
若草第一病院健康相談課では、9名の相談員(社会福祉士)が、社会福祉の立場から様々な相談に応じ、患者さんの住み慣れた地域で『 その人らしい生活 』ができるようお手伝いをさせていただいております。
例えば、
- ・療養上の不安や心配事についてのご相談
- ・入院中の医療費や生活費等の経済的なことについてのご相談
- ・退院後の生活場所のご相談
- ・在宅での介護保険サービス、各種福祉サービスの利用のご相談
誰に相談していいかわからないこと等お気軽にご相談ください。ご利用には、直接お越しいただくか、病院職員にお申し出ください。
相談は無料です。
ご相談内容について秘密は厳守します。
窓口:南館1F 事務室 健康相談課(南館1F入院受付でお声かけください)
受付時間:月曜〜土曜日(祝日除く) 9:00〜17:00
スキンケアの誤解?
2017年04月03日
季節の変わり目、皆さん肌トラブルはありませんか? 外来でも「乾燥して全身が痒いんです。」と言われる方がおられます。そんな方には「体を洗うときナイロンタオルなどでごしごし洗っていませんか?」と尋ねると殆どの方が「はい」と答えられます。 肌を洗うときは出来るだけたっぷりの泡で優しく手で洗うのが理想です。そして体を洗う洗浄剤も自分の肌にあった物を選ぶ必要があります。
ベビー石鹸なら誰が使っても大丈夫と思っておられませんか?私たちの肌は弱酸性のためそれと同じ弱酸性の石鹸を使うほうが良いとされています。ベビー石鹸は「ベビー」のイメージでつい手に取りがちですが全てが弱酸性ではなく、ベビー特有の汚れを落とすため弱アルカリ性やアルカリ性の石鹸もあることを知っておいてください。そして保湿剤を塗るときはたっぷり・・・ではなく、適量を手に取り擦らずに手のひらで包み込むように塗りましょう。
若草第一病院 褥瘡対策チーム
皮膚・排泄ケア認定看護師 宮崎 照美
臨床化学自動分析装置TBA-C8000導入
2017年03月24日
若草第一病院 臨床検査課では、患者さんの病気の診断や治療方法の決定、その後の経過判断の指標となる重要な臨床検査業務を担っています。臨床検査は、患者さんの血液、尿、組織の一部を採取して調べる「検体検査」と、患者さんの体に直接機器をあて検査する心電図、超音波、脳波などの「生理機能検査」の2つに分けることができます。
【 検体検査 】
【 生理機能検査 】
平成28年9月に若草第一病院臨床検査課では、『 臨床化学自動分析装置TBA-C-8000 』を導入しました。これは、「検体検査」のうち主に血液を検体として測定する生化学機器で、処理速度において前装置より50%UP、操作性においても検体をセットするだけで測定できるので効率が大変よくなりました。また、緊急検体を入れる専用箇所が設けられているので、緊急の検体測定依頼にも迅速に対応することが可能です。
-
【 臨床化学自動分析装置TBA-C-8000(東芝メディカルシステムズ株式会社製)】
地域の中核を担う地域医療支援病院の臨床検査課として、今まで以上に精度の高い検査データを迅速に提供し、患者さんの早期回復に貢献できるよう努めてまいります。
若草第一病院 臨床検査課
若草第一病院の災害対策チームのご紹介
2017年03月21日
近年いつ起こってもおかしくないと騒がれている南海トラフ巨大地震。 30年以内に発生する確率は約70%、50年以内に発生する確率は、なんと約90%とされています。この南海トラフ巨大地震の被害は甚大なものと予想されており、大阪府の想定では避難者は約200万人、帰宅困難者は140万人と発表されています。
そうした事態に備えて、若草第一病院では、災害対策チームを発足させ、災害医療協力病院としての役割を果たすため努めております。 活動の一環として、病院職員を対象に災害トリアージ訓練や机上シミュレーションを実施しています。これらの訓練では具体的な災害状況を設定し、災害対策本部の立ち上げや、患者さんの重症度を決定させるトリアージの実施、クロノロジーという活動経過の記録する演習等をおこなっています。
今回はこの訓練を少しご紹介します。
災害トリアージ訓練、机上シミュレーション
災害はいつ発生するかわかりません。あらゆる時間帯を設定し、その時間に院内にいる限られた人員で災害対策本部をたちあげなければなりません。
それぞれの担当、部門ごとの責任者を決定し、指揮命令系統を確立させます。 また、非常電源の残量等、時間経過とともに変化する状況とさまざまな事態にどのように対応するかをシミュレーションします。多職種構成のグループでおこなっているので、各々の専門分野視点での意見が飛び交います。
次にトリアージ訓練です。
トリアージをおこなう場合の場所や人員配置、症状の具定例をあげて、どのような患者さんを優先すべきか意見を交換します。他院への転送搬送の手配、災害派遣医療チーム(DMAT)への支援要請なども同時にこの訓練でおこないます。
災害対策チームでは今後も、職員の防災の意識を高めるとともにその具体的な対応策が理解され浸透するよう活動し、災害医療協力病院としての役割を担ってまいります。
若草第一病院 栄養課のご紹介
2017年03月06日
若草第一病院は、献立、発注、検品、調理などのすべての給食業務を栄養課が直営でおこなっています。
患者さんに食事をしっかり食べていただき、早期治療につなげるのも栄養課の仕事です。 食欲のない患者さんがいらっしゃる時は、栄養課職員が訪問しどうすれば少しでも食べていただけるかお話を伺うようにしています。そこで得られた情報をすぐに厨房に伝え、患者さんに合った食事を提供できるよう努めています。
食事の配膳に行った際に、「おいしかったよ。」「いつもありがとう。」と声を掛けていただくことがあり、「またおいしい食事を作って喜んでいただこう!」と業務へのやる気につながります。
『 患者さんの安心、安全、満足に貢献する 』を目標に、栄養課職員一丸となって美味しい食事を提供していきます。
若草第一病院 栄養課
平成28年度地域医療支援病院等合同研修会
2017年03月01日
毎年恒例の地域医療支援病院等合同研修会が2月25日に開催されました。
第一部は当社団の脳神経外科診療部長 下岡 直医師から「新規経口抗凝固薬の適応と当科での使用経験」と題して事例をまじえた講演をいただきました。
そして特別講演では「ブレイン・マシン・インターフェイス」について大阪大学国際医工情報センター 臨床神経医工学寄附研究部門 特任教授 吉峰 俊樹先生にご講演いただきました。
脳と機械を繋いで失われた神経機能を再建するという大変興味深いお話でした。
第二部では、日頃お世話になっています開業医の先生方と当社団職員で懇親を深めることができ有意義な時間を過ごすことができました。
開会のご挨拶
若草第一病院 山中英治 院長
脳神経外科
下岡 直 診療部長
大阪大学国際医工情報センター 臨床神経医工学寄附研究部門
特任教授 吉峰 俊樹先生
若草第一病院 地域連携課
3月9日献血のご案内
2017年02月20日
命が救える身近なボランティア「献血」にご協力ください
下記の日程で若草第一病院にて団体献血を実施いたします。
病院職員以外の方もご参加いただけます。
より多くの皆さんによるご理解とご協力をお願い申し上げます。
日時:平成29年3月9日(木)14:00~16:30
受付場所:本館1Fロビー
献血バス:北館本館間の駐車スペースで献血車を配置
ご協力をお願いしたい献血内容:400mL献血
「献血」が継続的に必要な理由
輸血というと交通事故で大けがを負った際や手術での大量出血時に使われるイメージが強いですが、実際にはその約8割が病気の治療で使用されており、けがの治療で使用されるのは全体の約0.3割です。そして病気治療のうちの大半を占めているのが、日本人の2人に1人がなると言われています「がん」の治療です。 医療が発達した今日においても血液を人工的につくることはできません。さらに、血液は必要に応じてさまざまな血液製剤に加工されて使用されます。しかし、その血液製剤は長期間保存することができません。そこで、継続的に皆さんからの献血が必要となります。
【 疾病別輸血状況 】
出展:「平成27年 輸血状況結果(概要)」(東京都福祉保健局)
(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/k_isyoku/yuketsutyousakekka.html)
少子高齢化と献血
献血への協力者はここ数年減少傾向となっています。さらに世代別でみると10代から30代の減少傾向が顕著で、若年層人口の減少率を上回る勢いで、この世代の献血協力が減少しています。
【 献血者数の推移 】
出展:「献血者数の推移」(厚生労働省)
(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000063233.html)
一方で輸血を受ける方の約8割を50歳以上の患者さんが占めています。この割合は、高齢化と連動し今後ますます増えると予想されており、この傾向が続くと医療に必要な血液が今後大幅に不足するおそれがあると考えられます。
【 年代別輸血状況 】
出展:「平成27年 輸血状況結果」(東京都福祉保健局)
(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/k_isyoku/yuketsutyousakekka.html)
献血の意義や重要性を知っていただき、是非ご協力いただけますようお願いいたします。
【参考】「暮らしに役立つ情報」(政府広報オンライン)
(http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201307/3.html)
薬剤課での薬学部実習生の受け入れについて
2017年02月15日
●若草第一病院薬剤課では、各大学の薬学部より実習生を受け入れています。薬学実務実習は、必須科目として義務付けられています。現在も、1月6日から3月27日までの期間に薬学部5年生の学生さん2名が実務実習に来ています。
●実務実習期間中は、調剤室で内服薬・注射薬の調剤や問合せ業務、入院患者さんへの薬剤管理指導業務や、無菌室で抗がん剤の調整なども経験してもらいます。
【 点滴の調剤 】
【 水薬の調剤 】
●病棟でカルテを読んだり、医師や看護師などの他職種と連携することも、病院実習ならではの経験で新鮮に感じるようです。
●自分自身も薬剤師になって、実務実習での経験を思い出すことがあります。実習生にとって、当院での経験が今後薬剤師になった時の糧になればと思います。
医療安全推進標語
2017年02月13日
医療安全部では医療安全推進活動の一環として職員より「医療安全標語」を募集し、この度43件の応募の中より 最優・入選作品が決定し表彰式を行いました。
【 表彰式 】
【 院内掲示 】
標語づくりが普段の業務を見直す機会になり、医療安全に対するよい意識づけになったと考えております。
今後も医療安全に努め、地域の皆さまに「頼りにされる病院」を目指してまいります。
医療安全管理者のご紹介
2017年01月31日
若草第一病院の医療安全管理体制は
病院長直属の部署として医療安全部を設け、若草第一病院の医療の質と安全のために組織横断的に院内の安全管理をおこなっています。
医療安全管理者とは?
医療安全管理者は「社会医療法人若弘会医療安全指針」に基づいて、医療の質と安全の確保のために医療安全管理にかかわる必要な権限を付与されて業務を専従でおこなっている医療安全対策の研修を受けた職員をいいます。
医療安全管理者の業務
〔院内ラウンド〕
主に環境整備状況(医療廃棄物処理等含む)を各部署確認することから1日が始まります。
- ・修理箇所及び各部署での改善点等はできるだけその場で現場に返しています。
- ・月1回多職種の職員で構成された医療安全対策チームメンバーで院内ラウンドを実施しています。
- ・週1回(曜日不定)病院敷地内・外のゴミ回収などを実施しています。
〔患者相談窓口〕
患者さんやご家族から、疾病に関する医学的な質問、生活上のことや入院中の不安、苦情などのご意見、ご要望、ご相談などをうかがい、安心して当院のサービスをご利用いただけますようお手伝いをさせていただいています。
〔意見箱回収〕
患者さん、ご家族さんからいただいたご意見を回収し、それぞれに考えて改善していくようにしています。また結果については掲示板を通して開示させていただいています。
- ・毎週月曜日(祝日の場合は翌日)院内ラウンド前に意見箱設置場所(院内7箇所設置)へ回収しています。
〔インシデント・アクシデント報告による現状調査〕
- ・毎日提出されるインシデント・アクシデント報告に対して、現場での聞取り調査をおこない、要因分析・対策(現場との調整)を立案しています。
- ・対策実施状況の定期的評価もおこなっています。
〔医療安全推進活動〕
- ・医療安全についての研修会開催(16回/年)
- ・インシデント・アクシデント報告内容の情報を提供しています。
- ・患者誤認予防のための指差し呼称のポスター配布及びラウンド時に実施確認をしています。
- ・患者さん、家族さんへ患者誤認予防のためのご協力のお願いポスターを掲示しています。
- ・医療安全意識向上のための標語を募集して院内に掲示し、意識向上に努めています。
正しくマスクを装着できていますか?
2017年01月23日
当院には感染対策チームが設置されており、患者さんや職員を感染から守るために日々活動しています。チームで院内のラウンドを行う際、最近特に注意しているのはマスクの装着状況です。今月に入り、ますますインフルエンザが猛威をふるっている中、マスクの装着はインフルエンザなどの「飛沫感染」を防止する重要な手段です。
最近は街中や電車の中でもマスクを着けている人を多く見かけますが、みなさんは本当に正しくマスクを装着できていますか?
良い例
針金部分(ノーズピース)を上にして鼻の形に折り曲げぴったりフィットさせます。
ひだを伸ばして鼻と口を覆います。
悪い例
鼻が出ています。ウイルスは鼻の粘膜からも浸入します。
ノーズピースがまっすぐでひだも伸びていません。顔にぴったりフィットしていないとマスクの隙間からウイルスが浸入します。
つい、息が苦しかったり暑かったりしてアゴにマスクを下ろしがち・・・これではマスクの意味がありません。注意しましょう。
若草第一病院 感染対策チーム
栄養サポートチーム専門療法士 合格!
2017年01月11日
若草第一病院では2003年より栄養サポートチーム(NST)活動をおこなっています。
栄養サポートチーム:NST(Nutrition Support Team)とは・・・
医療に携わるさまざまな専門職が寄り集まって協働で患者さんの栄養状態をアセスメントし、その患者さんに最もふさわしい栄養管理を提言します。
栄養状態を良好に保つことで、病気やケガの治療効果を上げる大きな役割を担っています。
当院の栄養サポートチームは医師、薬剤師、看護師、管理栄養士、臨床検査技師、言語聴覚士、事務職員で構成されています。その中には栄養サポートチーム専門療法士の認定者もいます。
栄養サポートチーム専門療法士は・・・
一般財団法人日本静脈経腸栄養学会の定める条件を満たし、おもに静脈栄養・経腸栄養を用いた臨床栄養学に関する優れた知識と技能を有していると認められた者をいいます。
平成28年度「栄養サポートチーム専門療法士」認定試験におきまして、当院より2名の合格者が出ました!
ますますパワーアップした若草第一病院栄養サポートチームは・・・
お正月メニュー おいしく安全に召し上がっていただくために
2017年01月05日
若草第一病院栄養課では「患者さんの満足に貢献する」を目標に、日々努めております。
その一環として入院生活の中の患者さんにもお正月気分を少しでも感じていいただけるよう、毎年お節料理風の病院食メニューを考えご提供しております。
2017年1月1日元旦 お正月メニュー
< 朝 食 >
ご飯(または粥)
黒豆
ゆずかぶら和え
門松ようかん
淡雪寿ゼリー
白みそ雑煮
紅白かまぼこ
日の出みかん
< 昼 食 >
赤飯(または小豆粥)
ローストビーフ
かずのこ
酢れんこん
伊達巻
昆布巻き
イカのうに焼
煮しめ
< 夕 食 >
ご飯(または粥)
天ぷら
茶碗蒸し
酢の物
当院では、噛む力や飲み込む力が弱い方でも、安全に食べていただけるよう食品の選定や調理の工夫をおこなっております。お正月メニューでは、形はそのままの「やわらか食材」を一部のメニューで使用しております。
【 飲み込む機能が低下した方用の嚥下食 】
【 形はそのままのやわらか食材 】
その他にも昨年提供して好評であった工夫を凝らしたお雑煮を今年もご提供しました。 お雑煮はお正月の食事に欠かせないものですが、飲み込む機能が低下した方にとっては、お雑煮の餅はのどに詰まらせる危険性があり、また冷えると硬くなってしまいます。そこで、もち米ではなくうるち米を使ったお餅風のお雑煮を作りました。見た目や味は餅と似ていますが、ツルッとしてべたつかず、なめらかな食感で飲み込みやすくなっています。また、冷えても硬くなりにくいので、慌てずゆっくりお召し上がりいただくことができます。
粥ゼリーの素にお湯を加えかき混ぜます
容器に移しに常温で冷まします
固まってからカットするとお餅そっくり
うるち米を使ったお餅風のお雑煮の完成!
本年も栄養課一同、心を込めて美味しい食事を提供してまいります!
新年のご挨拶
2017年01月01日
新年、明けまして、おめでとうございます。
と、つい数か月前に書いたように思うのですが、確かに1年前のことです。齢を重ねるほど、1年はあっという間です。
10月に三笠宮崇仁殿下が100歳でお亡くなりになられた際に、主治医である105歳の日野原重明先生がインタビューに答えておられました。105歳で仕事をして納税もされておられるのは奇跡に近いです。105歳の1年は想像がつきませんが、一瞬で過ぎ行く感覚なのでしょうか。
同じ月に俳優の平幹二朗さんも82歳で突然に亡くなりましたが、前日まで舞台稽古をされていらしたそうです。
寿命で死ぬ直前まで好きな仕事ができる方は稀でしょうが、できれば死ぬまで生き甲斐があるように過ごせればと望みます。
本年も、皆さんが健康で、勤労に感謝できる日々が続くことを、お祈り致します。
若草第一病院 院長
山中 英治