口腔ケアによる誤嚥性肺炎予防

2017年12月26日

今回は、誤嚥性肺炎の予防に重要な口腔ケアについてご紹介します。
誤嚥性肺炎は、口の中の唾液や細菌が誤って気道から肺へ入り込み発症します。睡眠時には「ムセ」が出ないことがあり、誤嚥は夜間に起こりやすく、繰り返すことで誤嚥性肺炎を引き起こします。
誤嚥すると必ず肺炎を発症するわけではありませんが、高齢の方や体力・抵抗力が衰えている方は危険性が高くなります。 予防のために、日頃から口腔内の環境を清潔に保つことが重要です。
口腔ケアは、うがいやブラッシングを食前・食後に行い、歯の無い方はスポンジやガーゼを使用して行います。寝たきりの方に対しては、睡眠前の実施も重要です。
その他にも口の機能を保つために、口腔運動やマッサージも大切となります。
ぜひ肺炎予防に取り組んでみてください。

口腔運動

口腔運動

当院ご利用患者さん・ご家族さんで口腔ケアや口腔運動について詳しくお知りになりたい場合は、リハビリスタッフか病棟看護師にお声かけください。

 

若草第一病院 呼吸器ケアチーム