健康な脚をつくるために

2017年10月20日

ワクワクしながら新しいハイヒールをはいて出かけたはいいけど、途中で脚が痛くなり…結局痛みに耐えられず、外出先でペタンコ靴を購入したという経験はありませんか?

 

これは先日私が書店で、タイトルに惹かれ購入した「ハイヒールをはいても脚が痛くならないカラダのつくり方」という本の冒頭に書かれていた言葉です。そのあとには「ハイヒールをはいて脚が痛くなるのは、靴のせいでもヒールの高さのせいでもなく、原因はあなたの脚にあります」と続きます。

 

健康な脚をつくるためには、まずは自分の脚を知る必要があります。皆さんは最近、じっくりと自分の足を見たことがありますか?足は第2の心臓で、また体の土台でもある大切な部分です。

 

今回日頃から簡単に脚を鍛える運動を紹介します。
足をグー・チョキ・パーと動かすだけの簡単なものですが、この運動によって足裏の筋肉が鍛えられ姿勢が良くなり、身体が安定します。それだけでなく、靴底の片側だけのすり減りや足裏の角質、ウオノメやタコ、外反母趾や偏平足などの足のトラブルが改善できます。簡単に見えて指先まで意識して行うと意外に難しいので、ぜひやってみてください。

脚のトラブルは女性に限ったことではなく、男性はもちろん子供にも起こります。最近、サイズの合わない靴を無理してはいている子供の脚のトラブルが増えている、という報告もあります。歳をとっても自分の脚で歩行するためには、脚を健康に保ち自分に合った靴を選ぶ(知る)ことが大切です。

 

若草第一病院 褥瘡対策チーム
皮膚・排泄ケア認定看護師 宮崎 照美