STOP!ノロウイルス感染症

2017年12月15日

1.ノロウイルス感染症とは?

ノロウイルス感染症は、乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層に、急性胃腸炎を引き起こす、ウイルス性の感染症です。ノロウイルスに一度感染したからといっても、免疫の持続期間が短いため何度もかかります。 主に冬場に多発し、11月頃から流行が始まり12~2月にピークを迎えますが、年間を通して発生します。 原因ウイルスであるノロウイルスの増殖は人の腸管内のみですが、乾燥や熱にも強いうえに自然環境下でも長期間生存が可能です。感染力が強く、少量のウイルス(10~100個)でも感染・発症します。

 

2.どんな症状?

潜伏期間:12~48時間
症  状:突発性の嘔吐・吐気、腹痛から水様性の下痢

 

3.かかってしまった場合の対処

有効な抗ウイルス剤がなく、対症療法となります。「脱水症」にならないよう、症状が落ち着いた時に、少しずつ水分を補給してください。

 

4.感染を拡大しないための対策

感染経路を知っておきましょう。

実際の対策

  • ・カキなどの二枚貝は十分に加熱して食べる
  • ・トイレは日頃から清潔に保つ(便座、ドアノブ、スイッチなど)
  • ・トイレのあとはしっかり手洗いをする
  • ・感染者の吐物や便は速やかに処理し、塩素系消毒薬で消毒する

当院では手指衛生の啓発、1日2回の環境消毒、嘔吐・下痢症状の早期発見など、かからない・うつさない・ひろげない ノロウイルス感染症対策を実施しています。

 

【参考・参照サイト:SARAYAノロウイルス感染症とは?

http://family.saraya.com/kansen/noro/index.html>2017.12.06アクセス】

 

若草第一病院 感染対策チーム