わかくさ竜間リハビリテーション病院ブログ 2019年一覧
「若草の会(失語症などの友の会)」クリスマス会
2019年12月24日
12月14日、わかくさ竜間リハビリテーション病院で「若草の会 クリスマス会」がおこなわれました。
若草の会とは、脳梗塞や脳出血、交通事故などが原因で、失語症や高次脳機能障害などのコミュニケーションが難しい方たちが集まった自主グループです。夏には七夕祭りが開催され、今回はクリスマス会を企画、開催しました。
当日は、入院患者さんだけでなくご家族も参加していただき、クリスマスツリーの飾りつけやビンゴ大会がおこなわれ、最後にクリスマスの歌をうたいました。普段は見られない笑顔や言葉も多くかわされ、楽しい時間を過ごすことができました。
来年も若草の会の活動を継続し、コミュニケーションに悩みをかかえておられる方たちの交流の場となるよう楽しい内容を企画していきたいと思います。
<療法部>
リハビリと薬剤師の関わり
2019年12月12日
お薬についての疑問や不安はありませんか?
当院では療養病棟だけでなく、回復期病棟にも薬剤師を配置しております。入院時には、新入院カンファレンスへ参加し、お薬の服薬状況の確認や、アレルギーの確認などを行わせていただいています。入院中は、薬の効果や副作用等の確認を行い、入院から退院まで継続した患者さんへのサポートを行っています。
また、他職種と連携し、チーム医療の一員として活躍しています。学会発表にも積極的に参加し、先日は医師、療法士と連携し、リハビリテーション・ケア合同研究大会金沢にて発表を行いました。
今後も研鑽を重ね、それぞれの患者さんに合った薬物治療の提供を行っていきます。
<医療技術部薬剤課>
介護の仕事を経験して
2019年12月06日
わかくさ竜間リハビリテーション病院では高校生や大学生のアルバイト募集を行いました。介護の仕事は、重労働で大変な仕事ではありますが、実際に体験することで介護をするやりがいを感じていただけるのではないかと考えています。
今後、高齢者は増え、働く年代の人口は減っていきますが、これから介護を仕事として選択してもらえる人材を増やしていくことは私たちの役割と考えています。介護の仕事に興味のある方も無い方もインターシップの機会としても体験していただきたいと思います。
私は大学4年間、ちゃんとしたアルバイトをしたことがありませんでした。就職が決まってから時間に余裕ができたのでアルバイトをしようと考えました。アルバイトをするのであれば、人の為に人の役に立つ職業を選ぼうと決めていたので、介護の仕事を選びました。
仕事の内容すべてが初めてのことで、本当に衝撃的なことばかりで正直キツイなと思いましたが、終わったあとに患者さんや職員の方から「ありがとう」、「助かります」と声をかけてもらって本当に嬉しかったです。介護の仕事を通して、人の役に立ち、誰かを助けることができて良かったです。介護の仕事は素晴らしいと思いました。
<看護部>
2019年度 院内看護研究発表会
2019年12月03日
11月2日に2019年度看護研究発表会を開催しました。今年度は入退院コントロール看護師も発表を行い、合計12演題の研究発表となりました。
NICD、退院支援、超高齢社会や外国人職員を対象にしたものなど、社会や時代の特徴を感じされるテーマがならび、参加者の学びにもつながりました。
今回の研究を通して得られた成果を日々の看護に活かしながら、患者さんに関わっていきたいと思います。表彰された上位3演題は社団全体の発表会に参加します。
<看護部>
病院歯科における歯科衛生士のお仕事
2019年11月30日
私たち歯科衛生士は、患者さんを中心としたチームの一員として活動しています。
病棟担当制で各病棟に1名ずつ配置。多職種で行う新入院評価やカンファレンス等に参加し、担当者が不在時は、情報を共有しながら他の歯科衛生士がフォローします。
1日のタイムスケジュールは各自で管理しており、患者さんのリハビリの時間や歯科医師の予定と診察室の診療チェアーの空きを確認して予約を取り、一般診療、口腔ケア、口腔リハビリテーションを実践しています。
診療室にはベッドを入れる事ができるので、患者さんの状態に合わせて車椅子に乗る事が困難な患者さんでも治療が可能です。病院歯科で働く歯科衛生士として患者さんの口から始まる健康づくりに貢献できるようにと日々取り組んでいます。
<歯科>
ハロウィンを満喫できた回復期患者会
2019年11月29日
10月の回復期患者会のテーマは「ハロウィン」。飾り付けは患者さんにもお手伝い頂きながら作製し、当日、スタッフはかぼちゃに仮装して盛り上げました。
内容はハロウィンクイズ、体操、歌で構成しました。ハロウィンクイズに答えた方にプレゼントした手作りのペーパーフラワーはとても喜んで頂き、患者会終了後には車椅子や病室に飾られていました。体操では「365歩のマーチ」に合わせて座りながらできる体操を行いました。皆さん馴染みの曲ということもあり体を動かしながら笑顔がたくさんこぼれていました。歌では、「幸せなら手をたたこう」を皆さんで合唱しました。
「子供の頃を思い出して楽しかった。」「毎日やりたいくらい楽しかった。」「かぼちゃが可愛かった。」など患者会を楽しめたという意見が寄せられました。患者さんと共にハロウィンを満喫し、普段は見ることのないような笑顔があふれる時間となり、患者さんから「時間が短すぎる。」という声が聞かれました。まさに楽しい時間はあっという間を体感した行事でした。
職員表彰を行いました
2019年11月01日
わかくさ竜間リハビリテーション病院では年2回の職員表彰を行っています。
今回は、10月7日の職員昼礼において、今年4月~9月の間に、模範となるような業務に取り組んだ職員10名(看護師、介護士、薬剤師、作業療法士、言語聴覚士、事務職)と、明るく季節感のあるディスプレイを行った1部署(竜間棟2階東病棟)が受賞しました。
患者さんに少しでも安心して治療、ケア、リハビリなどを受けて頂けるように、このような受賞もひとつの励みとして、職員一同これからも頑張っていきます。
- ●わかくさ竜間賞 受賞職員の表彰
- ●ディスプレイ賞 受賞病棟(竜間棟2階東病棟)の季節ごとの作品
栄養士に嚥下食の相談をしよう!回復期家族教室
2019年10月24日
9月28(土)に回復期家族教室を開催しました!
今回は、嚥下食というテーマに絞り、講義や試食を交えて体験型の教室を開きました。
参加された方から、「試食をすることで、実際に退院後の食事のプランを組むことができた。」や、「歯で噛んで食べる素晴らしさを再認識した。」「栄養士の方が患者さんのために一生懸命努力している事に感謝する。」などの感想がありました。
今後も食事や栄養に関する内容を発信していける場を作っていきたいと思います。
- ●スライドを使って、嚥下食の各段階の違いや、栄養補助食品と間食の違いについて説明しました。
- ●実際に病院で提供している嚥下食、市販の嚥下食、栄養補助食品を試食しながら、調理方法の指導をし、ご家族からの質疑応答タイムを設けました。
歯科衛生士と患者さんとのかかわり
2019年10月15日
今回は、当院の歯科衛生士だからこそ出来る患者さんとの関わりについてご紹介します。
歯科受診の患者さんは、半数以上が御入院されている方です。患者さんがお口の痛みや違和感を訴えられた際、歯科衛生士は、出来るだけ早期に病棟へ行き、直接状況をお伺いすることで、迅速な対応ができるように心がけています。
新しく義歯を作製した場合には、しっかりお食事が食べられているかを評価し、必要に応じて咀嚼練習を行います。同時に痛みの有無を確認し、安全に食事摂取が出来るよう歯科医師と連携しています。今までの食生活の中で固い物が噛めず、食べたい物を諦めていた患者さんが何でも美味しく食べている姿を見ると、とてもやりがいを感じます。
<歯科>
NICDナーシングバイオメカニクスに基づく生活支援中級セミナー受講
2019年10月11日
2019年6月の初級セミナーに続いて9月14日15日と中級セミナーを受講してきました。ナーシングバイオメカニクスとは生活行動の獲得と自立に焦点を当て、解剖学、生理学、病態学、運動力学、発達理論などを基礎に文化や心理に関する学際的な知見を統合して生活支援技術の確立をめざすこととされています。
セミナーは、講義と演習で構成され、上肢・上肢帯へのリラクセーションハンドケア、バランスボール小を使用した用手微振動、体位変換、移乗、ムーブメント、筋膜リリースなどを学びました。看護技術も研究され変化してきており、常に新しい技術を習得していかなければなりません。
ケア提供それ自体を日常生活の自立に連動させる「ワンケア(ケアの提供)・ワンギフト(快の提供)・ワンリハビリ(機能の向上)」を実践できるように取り組んでいきたいと考えています。
<看護部>
第31回 敬老の日 たつフェス 開催しました
2019年10月05日
わかくさ竜間リハビリテーション病院では、9月16日(祝)に「敬老の日 たつフェス 令和元年 あなたの笑顔をみたい ~おいしく!たのしく!元気よく!~」を開催しました。
今年度の講演会では、高血圧病学において日本を牽引されているリーダーの1人である、堀尾 武史 医学博士をお招きし、「高血圧との上手な付き合い方-元気で長生きするために-」についてお話いただきました。
高血圧はなぜ起こるのか? また予防や治療、血圧チェックのポイントなど、とてもわかりやすく教えていただき、皆さんうなずきながら真剣に聞き入っていました。今年は多くの患者さんやご家族の方々がご参加下さり、盛況な講演会となりました。
音楽フェスは、大迫力の和太鼓から始まりました。会場から溢れるほど、たくさんの方に参加していただきました。それぞれの病棟も「音楽を通して笑顔に!」を掲げ、ゲームや手品に加え、特技のギターでイベントを盛り上げたり、ピアノとフルートで楽器演奏を披露したりと、患者さんやご家族と一緒に笑顔があふれる時間を楽しみました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
人工呼吸器の勉強会
2019年10月04日
今回は、人工呼吸器についてです。これまでのイメージでは「人工呼吸器をつけるともう一生外せなくなる」とか「すごい苦痛がありそう」などあまり良い印象は無いかも知れません。しかし、医療機器の進歩は目覚ましいもので、人工呼吸器も一昔前に比べて著しく進歩しています。そのおかげで多くの患者さんが、人工呼吸器を装着した後、回復して無事に退院されています。
臨床工学技士は、医療機器の保守・管理をしており、院内で稼働している9台の人工呼吸器の日常安全点検やメンテナンスを行なっています。今回、私たち臨床工学技士が、その人工呼吸器の勉強会を、院内で看護師向けに行ないました。病棟で実際に回路を組み立てたり、機器操作を個別に説明し、今まで以上に理解を深めてもらいました。勉強会後の感想では「実際に回路に触れながら説明を聞いて日頃の疑問が解けた」や「人工呼吸器がどうやって作動しているかよくわかった」という声がありました。これからも医療機器の安全使用を徹底できるよう、定期的に勉強会を行なっていきたいです。
<医療技術部 臨床工学技士>
回復期病棟合同イベント報告~リハビリ体操で元気に!~
2019年09月12日
当院の回復期病棟では合同のイベントを2ヶ月に一度開催しています。8月は、理学療法士による「リハビリ体操」を行いました。
30分の時間だけではありましたが、理学療法士の動きをまねて、体幹をひねったり、手足の運動など普段のリハビリ訓練とは違う体操を楽しそうにされていました。総勢50名ほどの患者さんが参加され、「もっと頻繁に開催して欲しい」「次回もぜひ参加したい」など楽しく参加できたという声がたくさん聞かれました。
私たちも患者さんの笑顔や熱心に体操を行われている姿に心を打たれました。これからも、もっともっと笑顔を増やせるイベントを開催していきたいと強く思えたイベントとなりました。
<看護部>
歯科衛生士は摂食嚥下リハビリテーションの一員です
2019年09月02日
当院の摂食嚥下リハビリテーションは、歯科医師と歯科衛生士もチームの一員として参画し、患者さんに少しでも口から食べる喜びを感じていただけるよう日々取り組んでいます。
摂食嚥下リハビリテーションは嚥下機能だけではなく、意識状態、全身状態、認知機能など総合的な訓練が必要であるため、多くの職種が関わります。
そのなかで歯科衛生士は、口腔の専門職として口腔内の評価を行い各々の患者さんに対応したアプローチを行い、安全に食べられるよう口腔環境づくりを行っています。
実際に、患者さんが美味しそうに食事を食べる姿を目にすると、とても感動します!!
摂食嚥下リハビリテーションに携わりたい方、私たちと一緒に、患者さんの「口から食べる幸せ」の支援をしませんか?
<歯科>
介護のお仕事 体験してみませんか?
2019年08月30日
今回、わかくさ竜間リハビリテーション病院では高校生や大学生のアルバイト募集を行いました。介護の仕事は、重労働で大変な仕事ではありますが、実際に体験することで介護をするやりがいを感じていただけるのではないかと考えています。
今後、高齢者は増え、働く年代の人口は減っていきますが、これから介護を仕事として選択してもらえる人材を増やしていくことは私たちの役割と考えています。介護の仕事に興味のある方も無い方もインターシップの機会としても体験していただきたいと思います。
私はまだ高校生なので直接患者さんに触れることはできなかったけど、看護師さんや介護士さんが普段からしているお仕事を間近で見ることができ、良い経験になりました。
私と同じアルバイトで年齢が近い人が何人かいて仲良くなることができました。お仕事では、病棟の職員の人が助けてくれるのでとても楽しく自分でもできることを精一杯できました。
高齢者に関わって働くことは初めての経験でしたが、少しずつ慣れてきて楽しく働くことができました。患者さんと関わる楽しさだけでなく、介護士さんや看護師さんと一緒に働く楽しさを感じられた夏休みになりました。優しく丁寧に指導して下さり、ありがとうございました。
寝たきりの患者さんが多く最初はめっちゃ不安でした。でも、病棟職員の人たちが優しく教えてくれて、楽しく仕事をすることができました。私は、高校2年生になったら介護科を選択しようと考えていたので、とてもいい経験ができました。またバイトができる機会があるのなら、是非やりたいと思いました。
私は看護学生です。わかくさ竜間リハビリテーション病院で介護の仕事を経験して、とても勉強になりました。患者さんとのたずさわり方、排泄介助などを教わり、今後の臨地実習の際にはこちらで教わった事を思い出し、頑張っていきたいと思います。
<看護部>
音楽ライブを開催しました
2019年08月23日
7月27日(土)に、BORA!QUARTET(ボーラ!カルテット)さんによる、音楽ライブを開催しました。当日は、患者さん、ご家族あわせて約110名の方にお集まりいただきました。
演奏曲は「いのちの歌(竹内まりや)」、「wish(井上鑑)」といった優しい曲が多く、サックス、ギター、パーカッション、そして心に染み渡るような素敵な歌声に、皆で聴き入りました。患者さんはリズムを打ったり、中には感動の涙を流されたりと、それぞれに楽しまれていました。いつもとは一味違う表情や、いつもよりも活発な動きから、改めて音楽の力を感じたひとときでした。
当院ではこれからも、少しでも患者さんの元気に繋げられるように、演奏会などのイベントを開催していきます。
NICDによる患者さんの変化がご家族の喜びに
2019年08月09日
当病棟におけるNICD活動をご紹介します。 A氏の病名は、認知症と両側性硬膜下血腫で難聴があり、明確な意思疎通は困難な状態の患者さんです。ご家族と相談しながら進め、NICD開始するまでは、終始目を閉じていることが多い状態でした。
下肢のバランスボール運動や背面解放座位を実施するなかでA氏の覚醒状態はよくなり、追視を認めることが多くなりました。A氏の些細な変化に気づくことで、職員は看護の喜びを日々感じています。 ご家族の理解を得ながら実施するためコミュニケーションの機会も増え、A氏の変化が周囲に喜びを感じさせてくれています。
<看護部>
回復期家族教室 「良く噛んで食べる」 開催しました
2019年08月05日
7月の回復期家族教室は歯科衛生士が担当して行いました。
今回のテーマは、『良く噛んで食べる』で、ご自身の歯で良く噛むことが身体にどのような良い効果が得られるのか、また、良く噛むための食事の作り方の工夫等をお話しました。
最後に実際にご自身の歯でどの程度噛めているのかをみる簡単な検査を体験していただき、各々の検査結果をみながら、終始和やかに会話されていました。参加された方は、大変熱心に耳を傾けてくださっていました。今回、ご参加いただいた皆さま、ご協力ありがとうございました。
<歯科>
「若草の会(失語症などの友の会)」七夕祭り
2019年07月31日
7月6日、わかくさ竜間リハビリテーション病院で「若草の会 七夕祭り」が行われました。
若草の会とは、脳出血や脳梗塞、交通事故などが原因で、失語症などの言葉やコミュニケーションの障害がある方たちが、有志で集まった友の会です。
言葉に障害があると、「どうせわかってもらえないから、話しても仕方ない」とあきらめてしまったり、ご家族もどのように対処すればわからない、といったことが多くあります。
そのような方たちや、ご家族が集まって、お互いに相談したり、楽しくお話しをする機会をつくったのがきっかけでした。
“冬を越し、春になって萌えるような若草”にちなんで、『若草の会』と名付けられました。
残念ながら、参加する方たちの生活の変化などから、しばらくお休みが続いていましたが、ぜひ復活したいという若草の会の方たちのご意向と、入院患者さんたちの交流の場を作るというきっかけで、久しぶりの若草の会が催されることになったのです。
当日は、みんなで、自己紹介をした後、七夕の飾りを作ったり、思い思いに短冊に願い事を書き、みんなで笹に飾りつけました。
七夕の歌を一緒に歌い、とても楽しいひとときを過ごすことができました。
次回は、クリスマス会を予定しています。
言葉やコミュニケーションに難しさを感じている方たちが、楽しく過ごせる会を続けていきたいと思っています。
行事食 七夕そうめん
2019年07月23日
わかくさ竜間リハビリテーション病院では、年間を通して行事食に取り組んでいます。7月7日に七夕メニューを提供しましたのでご紹介します。
今回は普通食の方だけでなく、キザミ食や嚥下食の方にも見た目で季節を感じていただけるように、「ソフティアG」というゼリー剤を使用して作りました。
七夕 メニュー
そうめん(具材にソフティアGを使用)
焼きナス
冬瓜の煮物
スイカ
嚥下食を食べている患者さんは、形があるものが食べたいけれど嚥下障害があり食べられないというケースが少なくありません。そのような方にも安全に形あるものを食べていただきたいと思い、形のある嚥下食を行事食に取り入れました。食材それぞれで形を作る事でハム、卵、キュウリがそうめんにかかっているのが目に見えてわかるため、食事を目でも楽しむことができ、またスプーンで簡単に押しつぶせる硬さのため安全に提供できたのではないかと思います。
作り方が気になる方は栄養課にてリーフレットを作成していますので、栄養士までお気軽にお声かけください。 今後も入院中の患者さんの楽しみである食事を安全に、季節を感じて食べていただけるように、栄養課職員一同日々努力してまいります。
<栄養課>
第11回 日本静脈経腸栄養学会 近畿支部学術集会へ参加しました
2019年07月17日
大阪国際交流センターで行われた第11回日本静脈経腸栄養学会近畿支部学術集会へ参加しました。
当院は、NSTチームから4名参加し、そのうち2名が発表しました。
貴島歯科医師が要望演題【高齢者の栄養サポート】にて「医療療養病床NST介入患者における栄養状態改善に関する検討」という内容で発表をしました。
改發は、要望演題【サルコペニア・リハビリテーション栄養】にて「回復期病棟における脳出血患者の入院時の栄養関連指数GNRIはADL改善と関連する」にて発表の機会をいただきました。
栄養管理はどの患者さんに対しても行う必要がある治療の基盤です。当院NSTは歯科、言語聴覚士もNSTに参入し、患者さんの口から食べたい!をサポートできるよう活動しています。もちろん経口摂取は大切な栄養方法ですが、正しい知識に基づいた静脈栄養や経腸栄養も大切な栄養管理です。今後も、各患者さんにあった栄養管理を行えるように、チームで取り組みたいと思います。
若草第一病院の山中院長が本学会の当番会長を務められ、若草第一病院からも多くの栄養管理に携わる職員が参加していました。今後も、わかくさ竜間リハビリテーション病院NSTの取り組みを発信していきたいと思っています。
わかくさ竜間リハビリテーション病院
安全部 栄養サポート課
NST専門療法士
改發 明子(管理栄養士)
角谷リハビリテーション病院・わかくさ竜間リハビリテーション病院合同研修会2019開催
2019年07月12日
さる6月22日、若弘会本部において、角谷リハビリテーション病院との第2回合同研修会を開催しました。この研修会は、両病院ともにリハビリテーション病院として、それぞれの活動や研究成果を発表し、相互の質向上を図るために、昨年より開始されました。
当院からは錦見院長をはじめ、若手療法士から役職者まで幅広い年代から20名参加し、総勢約30名での開催となりました。当日は回復期リハビリ病棟に関わることだけでなく、幅広い疾患に対するリハビリの方法や、歩行補助機器を用いたリハビリ効果など、今後の参考になるものばかりで、非常に有意義な時間を過ごすことが出来たと思います。
研修会の後は交流を深めるため懇親会を行いました。色々な話題で盛り上がり、あっという間に楽しい時間が過ぎました。業務以外での交流の大切さも感じたひとときでした。
今回で2回目となった研修会の開催でしたが、前回にも増して質疑応答内容は中身も濃く、参加者は新たな刺激を受けることが出来ました。今後も定期的に研修会の機会を設けてリハビリテーションの質の向上につなげていきたいと思います。
<療法部>
チームでのスキルアップを目指しています!
2019年07月04日
今日は、歯科医師による「栄養について」の勉強会です。実習生も一緒に参加します。
「病院歯科ってなんだか難しそう・・・。」そんな声をよく耳にしますが、歯科では、分からない事や知りたい事を一緒に考え、みんなで解決していきます。個人のスキルアップと共にチームでのスキルアップを目指しています。
多職種で行われる研修では、歯の事だけではなく医療や介護の事など今まで触れることが少なかった新しい学びがたくさんあります。歯科衛生士として何が求められているか、何ができるかを考えさせられます。
病院歯科で働きたい方は不安に思う事なんてありません!!
私たちと一緒に歯科衛生士のスキルアップを目指しませんか?
<歯科>
リハビリテーション医学会学術集会に参加しました
2019年06月28日
「第56回日本リハビリテーション医学会学術集会」が、2019年6月12日~16日までの5日間、神戸コンベンションセンターで開催され、当院のリハビリテーションの成果について、「被殻出血患者において回復期リハビリテーション病棟入院時の握力はADL改善の予知因子である」という演題で発表をしました。
発表セッションでは他施設の医師やリハ職種とディスカッションができ、そこで学んだ知識を院内に還元していきたいと思います。
また、今回の学会は国際リハビリテーション医学会との合同開催でした。海外からの参加者も多く、「世界のリハビリテーションのこれから」という講演を聞くことができ、今後のリハビリテーションを幅広い視点で捉える良い機会となりました。
終わってみればあっという間の5日間でしたが、今回の経験で得たことを活かして、これからも病院全体のレベルアップに貢献していきたいと思います。
療法部 課長 玉村悠介(理学療法士)
こんな時にはご相談ください! ― 地域連携部のご紹介 ―
2019年06月24日
地域連携部は、入院前のご相談、入院中~退院後のご相談に対応している窓口です
今年度、1名の新入職員を迎えました。毎日緊張しながらも、早く業務に慣れるように明るく元気に頑張っています!! 今後も1つ1つの出会いを大切に、患者さんの支援と地域の方々との連携に努めて参ります。
地域連携課
●入院のご相談
例えば…こんなご相談
- ・入院中の病院から退院を言われた
- ・入院してリハビリをしたい
- ・自宅での介護をしているが、数日間の短期入院をしたい
- ・どんな状態だと入院できるの?
健康相談課
●入院後は、病棟毎に社会福祉士を配置しています
例えば…こんなご相談
- ・退院後の生活に不安がある
- ・介護保険や福祉サービスなどの制度について知りたい
- ・医療費の支払いに不安がある
- ・とにかく、話を聞いて欲しい!
わからないことやご心配な事があれば、一度お問い合わせ下さい
お問い合わせ先
【受付時間】 9:00~16:30(祝日除く)
【場 所】 管理棟1階 総合受付
【電 話】 072-869-0116
- ※ご予約の方を優先させていただきます。
- ご希望の際には、事前にご連絡お願いいたします。
<地域連携部>
日本でも看護師として頑張ります!
2019年06月12日
EPA看護師候補者(経済連携協定に基づく外国人看護師候補者)として当院に入職したフィリピン出身の2名の職員が、今年の春から看護職として働くことになりました。
フィリピンで看護師として活躍してきたふたりは、日本では3年間余り介護士として勤務してきました。今後は知識や技術をさらに高め、日本でも看護職として成長し続けていけるよう支援したいと思います。
<看護部>
【2019看護の日】~看護の心をみんなの心に~
2019年05月22日
5月11日(土)に「看護の日」イベントを開催しました。
今年は2017年度から導入しているNICD看護について、多くの方に少しでも知っていただきたいと、NICDの原点となっている「あなたの声が聴きたい~植物人間生還へのチャレンジ」DVDの視聴、NICD看護技術である表情筋マッサージの実演指導、これまで取り組んだNICDの成果を患者さんの変化を写真などで紹介しました。
参加された方は皆さん真剣に聴いていただきました。
[※NICD(生活行動回復看護技術)について…詳しくはこちら]
職員によるピアノコンサートでは「見上げてごらん夜の星を」、「ふるさと」、「糸」など7曲を聴いて参加者全員で歌っていただきました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
<看護部>
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の2020年度採用活動開始!
2019年05月09日
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の、2020年度新入職員採用活動が始まりました。
本年度初めの活動として、先日、兵庫医療大学で行われた合同病院説明会と、梅田スカイビルで行われたマイナビ就職説明会に参加しました。
多くの病院や施設がある中、若弘会のブースにお越しいただいた方々には、心より御礼申し上げます。少しでも興味を持って頂けましたら、お気軽に病院まで見学にお越しください。
<療法部>
新しい仲間が加わり、リハビリ職員100名になりました!
2019年05月02日
今年は、理学療法士14名、作業療法士1名、言語聴覚士2名、合計17名の新入職と、中途入職の理学療法士1名と仲間が増え、総勢100名になりました。
新入職者は、少しでも早く仕事を覚えて、しっかりリハビリテーションを行えるよう、新人研修にも真剣に取り組んでいます。どうぞよろしくお願い致します。
<療法部>
看護部新人研修
2019年04月23日
新年度が始まり、3月27日から看護部新人研修を開催しました。4月からは新しくなったユニフォームに身を包み、仲間と共に講義やグループワークを通して学びを深めました。実技研修では緊張した表情も見られましたが、肌寒さを感じながらやっと開花し始めた桜より一足お先に、満面の笑顔を咲かせて5日間の研修を終えることができました。
<看護部>
お花見週間2019
2019年04月18日
今年も桜の季節がやってきました。病院全体で「お花見週間2019」として全病棟の職員が患者さんと一緒に散歩へ行き、温かい日差しのなかで、満開の桜の花を見ていただきました。吹く風が冷たい日もありましたが桜を長く見ることができました。
<看護部>
NICD事例発表会
2019年04月15日
3月22日、2018年度NICD事例発表会を開催しました。
NICDのワーキンググループのメンバーが協力し、病棟職員もNICDを実践する機会が増えています。それと共に、患者さんの変化を実感し、刺激を受け、あらためて自分たちの看護について考える職員も増えました。各病棟から発表されたNICDの事例を共有し、また、そこで交換された意見や思いを今後の取組みに活かしていきたいと思います。
<看護部>
平成30年度 新人看護師修了式
2019年03月18日
平成31年3月1日、1年間を締めくくる平成30年度新人看護師の修了式を開催しました。
終了式では、共に学び、考え、看護を提供してきた仲間の前で一人ひとりのナラティブ発表も行いました。看護師として過ごす初めての1年間は2度と経験できない貴重な時間です。自身の印象に残ったエピソードを振り返りながら、仲間が経験したこと、感じたこと、学んだことを共有し、看護師として成長していくことを改めて誓う機会となりました。
<看護部>
摂食嚥下障害評価者研修
2019年03月14日
平成31年3月1日、看護師を対象とした摂食嚥下障害評価者研修3日コースの最終日を迎えました。
当院ではNICDの導入を始め、患者さんのQOL向上を目指した関わりを心がけています。言語聴覚士が多数在籍する当院は、日頃から食事のお手伝いをしている看護師にとっても、摂食嚥下機能について専門職に相談しやすい環境にあります。今回の研修も言語聴覚士を講師としてシリーズで開催しました。
患者さんの「口から食べたい」という思いに対応できる看護師育成を目指して、今後も職種を超えて取り組んでいきたいと思います。
<看護部>
お口のトラブルは歯科衛生士にご相談ください!
2019年03月07日
わかくさ竜間リハビリテーション病院には歯科外来があり、一般的な歯科治療と共に口腔ケアや口腔リハビリテーションなどを行っています。月1回は、新入院された患者さんの病棟回診も行っています。
歯科衛生士は、口腔内をきれいにする口腔ケアや口から食べにくい患者さんに対して口腔機能を高める訓練を行っています。口腔のトラブルを感じたら、是非ご相談ください。
「院内デイ」取り組みの紹介
2019年03月01日
当院では、ほとんどの時間ベッド臥床されている患者さんが少しの時間でも目的をもって座位時間がとれるように、他の患者さんと一緒に行う事で個々の患者さんの能力を引き出せたらと「院内デイ」を実施しています。
「院内デイ」の目的は…
- ・個別訓練では引き出せない患者さんの反応を引き出す
- ・患者さんの相互作用の効果
- ・認知機能の改善
- ・筋力・関節可動域、立ち上がり動作、立位訓練などの機能面の改善
- ・楽しみ時間の提供
などです。
月に1回、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が介入している患者さんと各病棟から患者さんの変化に繋げたいという方が一緒に参加されます。看護職、介護職と療法士と協力し、ボール運動、お手玉、輪投げ、体操、歌など20分間程のメニューを繰り返し行い、患者さんの状態に合わせて参加していただいています。今回も職員の声かけにしっかりと体を動かされ、大きな声で歌われるなど活気ある様子がみられました。
<看護部>
入退院コントロール看護師とは?
2019年02月06日
わかくさ竜間リハビリテーション病院には、入退院コントロール看護師が2名おり、地域連携課など他職種と連携しながら入退院支援活動を行っています。
地域の在宅サービスとの連携を図ると共に社団内の若草第一病院の脳卒中センターのミーティングにも週1回参加しています。ミーティングには、療法士や相談員と一緒に参加し、患者さんの治療経過や身体状況の情報収集や患者さんと直接お話するなど、安心して転院していただけるようにしています。
入院された後は、病棟職員と協力しながら患者さんとご家族が希望される生活に向け、ニーズに応じた社会復帰、在宅復帰を目指すことができるように取り組んでいます。
<看護部>
特定行為研修実習
2019年02月01日
わかくさ竜間リハビリテーション病院は、特定行為である気管カニューレ交換の臨地実習施設となっており、平成27年度から受入を行っています。研修生は、手順書に基づき1人5件以上の気管カニューレ交換の実習を必要としますが患者さんやご家族の協力もあり1日で終了しています。平成30年度特定行為研修秋期入学コースの研修生は、平成31年1月23日指導医に指導を受けながら実習を行いました。
<看護部>
理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)の臨床実習生
2019年01月23日
今年度も、毎年臨床実習を受け入れている養成校から、多くの学生さんが実習に来られました。
特に最終学年(大学は4年、専門学校は3~4年)の臨床実習の多くは8週間で、スタッフと一緒にリハビリの一部を経験し、学んでいます。
4月~12月の間に、PT12名(7校)、OT8名(8校)、ST7名(6校)の学生さんが、当院で長期の臨床実習を行いました。
快くご協力いただいた患者さんからは、活動する時間が増えたと喜ばれたり(リハビリ以外の休憩時間は減っているのですが・・)、実習終了時や患者さんの退院時には涙のお別れ、またその後も懐かしく思っている、という声を頂いたりしています。
ご協力頂いた方々には、改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
<療法部>
NICDで諦めない看護の大切さを痛感
2019年01月17日
若草棟2階病棟は医療療養病棟であり、入院患者さんのほとんどが意思表示やコミュニケーション困難な状態です。ご家族の「少しでも良くなって欲しい」「声掛けに反応して欲しい」という言葉が聞かれるなかNICD看護技術である表情筋と口腔内のマッサージを実施した看護研究に取り組みました。
今回の研究では、その人が持てる能力を見つけ可能性を信じて援助を行なう事で諦めない看護の大切さを痛感しました。NICDによる患者さんの変化は、ご家族だけでなく、私たち看護師の喜びにも繋がりました。これからもNICD活動に取り組み、少しでも良くなって頂けるように取り組んでいきます。
<看護部>
おせち料理
2019年01月05日
わかくさ竜間リハビリテーション病院では入院中の患者さんにもお正月を感じていただけるよう、1月1日から3日までおせち料理をお出ししています。
普通食の方はもちろん、嚥下(えんげ)食の方にも目で見て楽しんでいただけるように、安全で形のあるものを提供したいと毎年試行錯誤と改良を重ねています。
今年は例年より軟らかく作るために「ソフティアG」というゼリー剤を使用して嚥下食おせちを作成しました。嚥下障害の方が増えている中で、ゼリー剤やとろみ剤も様々なものが販売されるようになっています。
当院でも患者さんに喜んでいただけるような食事を提供できるよう、新しいものを取り入れていきたいと思います。栄養課スタッフ一同で今後もお食事を入院中の楽しみにして頂けるように、努力してまいります。
ふつう食
嚥下食
(写真はお節の一例です)
穴子の照り焼き
みぞれ和え
煮物
だし巻卵
ほうれん草のお浸し
かまぼこ
漬物
<医療技術部 栄養課>
2019年 新年のご挨拶
2019年01月04日
新年あけましておめでとうございます。
今年の漢字は「挑」にしました。難しい仕事などをやり遂げようと立ち向かう、挑戦する、という意味があります。
昨年、わかくさ竜間リハビリテーション病院は開設30周年を迎え、社会医療法人若弘会も法人設立40周年を迎えました。
私自身も医師になり30年以上が経過し、ややもすれば安全に、無難に、保守的になりがちです。しかしそれでは進歩がないし、世の中の動きに立ち遅れるでしょう。医学の進歩も日進月歩です。
新しい論文を読み、データをまとめて学会に参加し、論文も書き、医学の進歩に貢献し、患者さんにも還元する。このような姿勢で今年も「挑」んでいきたいと思います。
わかくさ竜間リハビリテーション病院
院長 錦見 俊雄