わかくさ竜間リハビリテーション病院ブログ 2021年一覧
リハビリテーション・ケア合同研究大会2021兵庫に参加して
2021年12月29日
さる11月18・19両日にリハビリテーション・ケア合同研究大会で4名の療法士が発表をしてきました。2年ぶりの現地発表ということもあり事前準備をしっかり行い、無事に発表を終えることができました。発表を終えて各療法士の感想を聞いてみました。
今回初めて学会発表をする機会を得ました。同職種や他職種の方から質問を受けたことで、違った視点からの見方・考え方を学ぶことができ、さらに臨床での経験や自己研鑽が必要であると感じました。今回の経験を今後の臨床に活かせるように努めていきたいと思います。
臨床経験3年目 言語聴覚士
コロナ感染症関連の発表を通じて他病院の対応や臨床での工夫を学ぶことができたことと、興味ある脳卒中分野でのVR治療などの知識を得ることができました。今後も引き続き成長できるよう日々努力していきたいと思います。
臨床経験6年目 理学療法士
今回の学会発表では、普段の業務とは違った視点や考え方に触れ、理学療法士としてのスキルアップにつながるものとなりました。また、他施設・他職種の工夫や取り組みを聞けたことで、今後の患者さんとの関わりで活かせることができるように日々精進していきたいと思います。
臨床経験5年目 理学療法士
疼痛に関連する発表を準備する中で、他職種と協力してリハビリテーションを実施したできたことは改めて勉強になりました。また発表を通して、多くの方から質問や意見をいただき、新たな視点や知識を深めることができました。今回得た経験を患者さんや臨床現場、スタッフへの還元として活かしていけるように今後も努力していきたいと思います。
臨床経験7年目 理学療法士
リハビリテーション部
職業講和 ―理学療法士―
2021年12月20日
先日、某中学校から職業講和の依頼を受け、中学2年生を対象に理学療法士について話をしてきました。私自身、普段は自分の仕事について話す機会は滅多にないですし、中学生にとって理学療法士という職業はあまり知られていないのでは?という思いから理学療法士の仕事についてと当院の紹介を時間の許す限り話をしてきました。
学生さん達はみな真剣に話を聞いてくれており、患者さんとのかかわりで一番大切なことは何かなどたくさんの質問をしてもらい、理学療法士という仕事に興味を持ってもらえたことにとても嬉しく思いました。
今回の職業講和をきっかけに、私も改めて患者さんとしっかり向き合えているか見つめ直す時間にもなりましたし、理学療法士はほんとにやりがいのある仕事だと再確認できました。これからも患者さんの笑顔のために頑張ります!!
<後日お礼状とともに、講和を聞いた中学生の方が作成された職業新聞が届きました>
理学療法士 居垣絵梨加
歯科では入院時に歯科回診を行っています
2021年12月11日
当院では、御入院された患者さん全員に対し新入院時に1度、歯科医師と歯科衛生士による歯科回診を行っています。患者さんの口腔内状況を評価・診断し、必要に応じて歯科受診をお勧めしています。全入院患者さんの口腔内を専門職種が評価する事で、口腔管理を行っています。患者さんの中には、う蝕の長期放置、歯肉の腫れ、唾液の分泌量減少による口腔内の乾燥、喀痰の付着による衛生状態不良、義歯の不適合による潰瘍など、様々なお口のトラブルを抱える方が多くおられます。トラブルを早期発見する事により、スムーズに歯科治療を開始し、患者さんの苦痛を取り除く事ができます。歯科衛生士として専門的な立場から、看護・介護職に対し、患者さんの口腔内状況の情報提供、ケア方法などの助言を行い、早期から医科歯科連携を図ることで、口腔ケアの質の向上へと繋がります。
<歯科>
特定技能介護のヒエンさんを紹介します!
2021年12月08日
今年10月21日より療養病棟に配属となった特定技能介護を取得しているヒエンさんを紹介します。
出身はベトナムのタンホアです。技能実習生として四国の食品製造会社に勤めていましたが、介護士の仕事に憧れ、介護福祉士資格取得を目標に当院に入職しました。技術の習得は日々大変ですが、職員全員でサポートしています。日本語は勉強中で、分からない言葉は理解できるまで何度も聞くなど、少しでも覚えられるように努力しています。 また、日本語をたくさん話したいという強い思いがあり、職員や患者さんとコミュニケーションを積極的にとることを楽しんでいます。
「言葉や文化など違う国で「介護」の仕事に戸惑いや不安もあると思いますが、いつも笑顔で一生懸命頑張っている姿が好感もてます。入職して1ヶ月ですが、日に日に出来ることが増えて、教えている私たちも楽しさを感じています。これからも一緒に頑張っていきましょうね 。」(教育担当者コメント)
<看護部>
看護研究発表に向けて取り組んでいます
2021年11月01日
当院では看護研究発表会を毎年11月に開催しています。各病棟が独自の研究に取り組み実践で得られた成果を共有できる貴重な時間であり、学ぶ事がたくさんあります。
看護研究では、業務改善や実践している看護の評価と新たな看護の創造を通して、看護の質の向上を図ることが、患者さんの安全・安楽を守り、QOLを更に高めることに繋がると思います。
若草棟1階病棟は研究の一環として病棟職員を対象に勉強会を開催しました。臨床における看護研究は、看護の発展と質の向上を目指した活動であり、より良い看護の実践に繋げていくものです。看護研究の成果を患者さんだけでなく、ご家族や看護者にとっても有意義なものにしていきたいと考えています。
<看護部>
新人歯科衛生士は教育ガイドにそって 一歩ずつ前に進んでいます!
2021年10月06日
社会医療法人若弘会 わかくさ竜間リハビリテーション病院の看護部では、職員それぞれの能力に応じた研修や教育を実施しています。新人歯科衛生士にも、現場で広く活用でき、かつ到達目標を示した新人歯科衛生士教育ガイド「smile DH」を用いて、教育内容の標準化を行っています。
smile DH とは?
s : 輝く shining
m : 心、精神 mind
i : 想像力 invention
l : 忠誠心 loyalty
e : 進化 evolution
D : 献身する dedicate
H : 希望 hope
の意味をもち、知識・技術を身につけ、創造力をもって、自己の目指す歯科衛生士像に向けて探求していくことを目的に構成しています。手順に沿って一つひとつ、課題をクリアしていくことで、歯科衛生士として成長していることが実感できる仕組みになっており、今年度入職した2名の新人歯科衛生士も「smile DH」に沿って日々教育を受け成長しています。一年後の成長した姿を楽しみにしていてください。
<看護部歯科>
第33回敬老の日「竜間祭」開催しました
2021年09月29日
2021年9月20日(月・祝)に、第33回敬老の日「竜間祭」を開催しました。今年度は新型コロナウイルス感染症対策のため各病棟でのビデオ上映と、音楽を通じた催しとなりました。
ビデオによる講演では、大阪大学大学院医学系研究科 保健学専攻 副専攻長 統合保健看護科学分野 総合ヘルスプロモーション科学講座 教授 神出 計先生に、「高齢期に健康で長く過ごすための方法について」、わかりやすくお話いただきました。またBORA QUARTETさんによるバンド演奏も上映し、どちらも好評でした。
【神出先生のご講演】
【バンド演奏】
病棟での催しは、それぞれの病棟職員が、少しでも患者さんにお楽しみいただければと考え、音楽鑑賞やゲームなどを行いました。患者さんにも笑顔で参加していただくことができました。
尚、WEBオンデマンド配信は引き続きご視聴いただけますので、ぜひご覧ください。
【フルートとピアノ演奏】
【風船バレー】
【マジックショー】
【音楽に合わせて】
敬老の日委員会
NICD事例発表会を開催
2021年08月20日
看護部ではNICD(生活行動回復看護技術)を2017年度から導入し毎年成果発表会を行っています。今年は、7月31日に開催し、10事例の発表がありました。
表情が現れ、発語が認められるようになった患者さんや経口摂取が実現して退院された患者さんなど様々な介入が紹介されました。初めてリーダーとして介入した職員による発表やリハビリ職員と協力して取り組んだ病棟の発表もあり、参加者にとって大変興味深い時間になりました。また、今回は、看護職員だけでなく、介護職員が介入した事例も増えており、多くの職員が患者さんのQOL向上に向けて実践し、実感した成果を事例発表会の場で共有することができました。
発表の後には意見交換や情報交換も行われ、悩みや疑問を解決するヒントを得た病棟もありました。これからも、今回受けた刺激を活かし、自分たちのケアで患者さんに変化をもたらすことができるように頑張っていきたいと思います。
<看護部>
未来のチカラ 新人療法士
2021年07月30日
今年のリハビリテーション部には、28名の新人が入職しました。
● 理学療法士(PT) 16名
● 作業療法士(OT) 7名
● 言語聴覚士(ST) 5名
組織の体制、各職種の役割等の最初の集合研修も終了して、新社会人・新医療人としてのスタートを切りました。新人はそれぞれ、日々臨床現場で知識・技術の向上に励み、療法士としての自己研鑽を積んでいます。また新人療法士に一人ずつ付いて指導を担当する先輩の療法士も、日常業務から現場での行動まで丁寧に指導を行っています。
まだまだ緊張した面持ちで患者さんと接することは多いですが、日々経験を積んでプロとして成長し、臨床でしっかりと患者さんの思いを受け止めながら行動できる療法士を、育成していきたいと思います。
<リハビリテーション部>
安心できる歯科診療を行っています!
2021年07月21日
近年、新型コロナウィルス感染症が猛威を振るい、皆さん不安な日々を過ごされているかと思います。その中で、わかくさ竜間リハビリテーション病院の歯科外来では、患者さんがコロナ禍でも安心して歯科診療を受けていただけるよう、感染予防対策を徹底し行っています。
具体的には・・・ ・
具体的には・・・
- ・患者さんの予約時間を調整し、診療室内が密にならないように配慮
- ・患者さん同士の十分な距離の確保
- ・診療室内の喚起、環境整備の徹底
- ・口腔外バキューム使用による粉塵の飛沫防止
- ・歯科職員の防護衣着用や手指衛生等の標準予防対策の徹底
- 等です。
まだまだ、コロナ終息には時間を要すると思われますが、今後も患者さんが安心して歯科診療を受けていただけるよう感染予防対策を継続していきます。
<歯科>
笑顔あふれる「看護の日」
2021年06月04日
今年も「看護の日」がやってきました。今年は新型コロナウィルスの影響もあり、職員が病棟を横断的に訪れるイベントは出来ませんでしたが、演奏会や記念撮影、メッセージカード作成など、それぞれの病棟で患者さんに楽しんでいただける時間を企画しました。演奏に合わせて手拍子をする方、カメラを向けると笑顔を見せ、職員のリクエストに応えてVサインもして下さる方など、ささやかな催しものですが、たくさんの患者さんに笑顔になっていただくことができました。面会禁止で患者さんに会えないご家族には患者さんの写真にメッセージを添えてお送りしました。
<看護部>
看護部新人研修を開催しました!
2021年05月21日
わかくさ竜間リハビリテーション病院では、看護部新人職員として春を迎えた職員が所属部署で勤務を始めるのに先立ち、毎年研修を開催しています。
今年もまた、看護師、介護士、歯科衛生士が教育担当の看護師や介護係長から経験を活かした具体的な内容を含む知識や技術を学び、同期の仲間と共に貴重な時間を過ごすことができました。学校での学びを患者さんとの関わりにつなげようと取り組む者や初めて介護技術や看護の知識に触れる者、NICD看護技術などの新しい学びする者など、それぞれが同じ研修を受けることで職種を超えたつながりを深める機会になりました。
<看護部>
3月の行事食
2021年03月30日
今年のひな祭りには、ひし餅を手作りし、提供させていただきました。ひし餅の鮮やかな3色には、厄除け・子孫繫栄などの意味が込められています。さらに色彩にも意味があり、赤は「桃の花」、白は「純白の雪」、緑は「新緑」を連想させ、「春の情景」を表現しています。
病院には嚥下機能が低下している患者さんが多く入院しているため、お餅を提供する事が難しい現状にあります。当院では、どの患者さんに対しても安全に美味しくひし餅を提供するために、試作を重ねました。おかゆとゲル化剤を使用する事で、見た目はお餅ですが、べた付きを抑えてムースのような食感に仕上がりました。
新型ウイルス感染症の影響で、ご家族様との面会や外出が制限されています。入院されている患者さんにも行事食を通して、季節の変化や旬の食材などで楽しんでいただけるように、2021年は、デザート改革を目標に取り組んでいきます。
初の試みとして、ホワイトデーにココアムースを手作りしました。絹ごし豆腐を使用することで、滑らかな食感にこだわりました。
患者さんからは、おいしかった!可愛い❣など、喜びの声が上がっていました。
今後の予定
<医療技術部 栄養課>
診療放射線係のご紹介
2021年03月29日
診療放射線係のモットー
安定した画像情報の提供と安全管理の徹底
スタッフ
診療放射線技師3名
撮影装置
- ・般撮影装置(東芝製)
- ・ポータブル撮影装置(日立製 2020年入替)
- ・16列マルチヘリカルCT装置(Canon製 2019年入替)
- ・X線外科用イメージ(東芝製) ≪ 主に検査専用いすを利用しVF検査で使用 ≫
当院でのVF検査
嚥下造影検査(VF検査)は摂食嚥下障害の方に対して、X線透視下にて「嚥下(飲み込み)」の評価やリハビリ後の成果確認を行う検査です。当院では長年にわたり、食のリハビリテーションに努めてまいりました。患者さんに「食べる喜び」を再度、感じていただけるよう主治医・歯科医師・言語聴覚士・看護師・歯科衛生士・栄養士等が連携の強化を図りながら取り組んでいます。
VF検査装置(X線外科用イメージ装置・専用いす)
嚥下造影検査食
<医療技術部 診療放射線係>
EPA看護師候補者の看護技術勉強会
2021年02月25日
わかくさ竜間リハビリテーション病院には、看護師を目指すEPA看護師候補者が在籍しています。日本の国家試験合格を目指し、実際の看護技術をイメージすることができるように、教育担当者による勉強会を開催しています。本や講義だけでは理解しにくい看護技術や患者支援などについて説明を受けながら見学し、質疑応答を通して学びを深めています。
<看護部>
フェイスシールドの効果について研究しました
2021年02月23日
世界中で新型コロナウィルスが猛威を振るう中、病院で患者さんにケアを提供する職員も感染予防対策に対して更に意識を高めて取り組む日々が続いています。若草棟3階病棟では、新型コロナウィルスを機に使用が普及したフェイスシールドに着目し、その効果をテーマとして看護研究に取り組みました。喀痰吸引や口腔ケア、気管切開の管理など日常ケアの際にフェイスシールドに付着する飛沫物のデータをとることで、その有効性を確認することが出来ました。今年度は恒例の社団の看護研究合同発表会は中止となりましたが、3位という評価を頂き、引き続き、感染対策に努めながら、患者さんが安全に入院して頂けるようスタッフ皆で取り組んでいきたいと思います。
<看護部>
新型コロナウイルス感染対策研修
2021年01月31日
2021年1月15日「新型コロナウイルス感染対策」についての研修を行いました。
講師はICD(インフェクション・コントロール・ドクター)の実体験を交えた講義でした。
講義の内容は、COVID-19ウイルス感染症、及び発生状況について、当院の事例、老健の事例、感染対策、(手指衛生、ゾーニング、防護用具)、感染症発生時に対応したBCP(業務継続ガイドライン作成と周知)です。COVID-19ウイルス感染は、終息の目途が立っていないため今後の対策に向けて、受講者は医師及び課長にとしました。府下では緊急事態宣言が発出され、来月にはワクチン接種がはじまるなど、これからも多くの経験を通して学び困難を乗り越えていきたいと思います。
<医療安全部>
幼稚園の歯科検診に行ってきます!
2021年01月30日
当院の歯科では、1年に1度近隣の幼稚園や保育園へ歯科検診に伺っています。
当院の歯科診療ではあまり関わることの少ない0歳から5歳の可愛い子供たちに会えるのを毎年楽しみにしています。例年は、春に行う歯科検診ですが、今年は新型コロナウィルス感染症の影響で、とても寒い1月に実施することになりました。寒くても子供たちは元気いっぱいです!!初めは、白衣の私たちに緊張している子も、上手に大きなお口を開けて見せて頑張ってくれていました。時には泣いてしまう子もいますが、帰りには、みんな「バイバーイヽ(^o^)丿☆」と手を振ってくれます。検診の後は、教員の先生方が熱心に質問などをしてくださり、お互いに意見交換を行うことができ、とても充実した時間を過ごせました。
<歯科>
お正月 おせち料理
2021年01月08日
新年明けましておめでとうございます。
昨年より、新型コロナウイルス感染症が猛威をふるっており、患者さん、ご家族におかれましては不安な気持ちで新年を迎えられた方も多いのではないでしょうか。
わかくさ竜間リハビリテーション病院では、患者さんに新年の訪れを感じていただけるよう、毎年1月1日から3日までお節料理を提供しております。
お節料理とは、新たな1年の健康と幸せを願って用意する縁起物です。願いが込められた料理をすべての患者さんに食べていただけるように、味・見た目・安全性を重視しております。
昨年の課題をふまえ、嚥下障害をお持ちの患者さんに見た目でも楽しんでいただけるように工夫しました
鶏の照り焼きをバーナーで炙ることで、よりリアルに香ばしく仕上げました
より本来の見た目に近づけるように穴を開け、華やかに仕上がるよう周りを食紅で縁取りました
果物を1つ1つミキサーにかけ、固めることによって安全に食べることができ、見た目はより普通食に近づけることができました
来年も今回の経験を踏まえて楽しんでいただけるお節を提供できるよう、栄養課一同試行錯誤を重ねていきます。
<医療技術部栄養課>
メリークリスマス!
2021年01月07日
コロナの厳しい状況でも、病棟ではクリスマスを楽しみました。
歌を歌ったり、ちょっとだけ仮装をしたり、賑やかになりました。
久しぶりに、みんなの笑顔が見えて幸せ・・・
素敵なクリスマスを迎えることができました。
コロナに負けず、リハビリをがんばります。
<看護部>