若草第一病院ブログ 2021年一覧

開催報告:第59回地域医療支援病院研修会(’21.12.17)

2021年12月29日

若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催しております。
地域の医療機関や関連機関の皆様と顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質の向上を目指しています。

 

会 名  第59回地域医療支援病院研修会
日 時  2021年12月17日(金)16時00分~17時00分
場 所  若草第一病院 管理棟2階会議室
対 象  地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など
参 加  36名
内 容   新型コロナウイルスの感染対策について
講 師

 講師:若草第一病院 医療安全部 感染管理認定看護師 落合麻美

日本では新型コロナウイルス感染症の第5波が収束し、緊急事態宣言も9月30日に全都道府県で解除となりましたが…

  • 新たな変異種オミクロン株とは?
  • 新型コロナウイルス感染症の第6波到来は?
  • 新型コロナウイルスワクチン3回目接種
  • 冬季感染症であるインフルエンザの流行は?  など

まだまだ気になることは尽きません。

そこで当院の感染対策の指揮を担う感染管理認定看護師が、その対策について現状を踏まえて当院の実例をご紹介しつつお話させていただきました。

 

共通した喫緊の問題が研修会のテーマであったこともあり、多くの方にご参加者いただきました。講義の後には、コロナ禍での患者面会についてどのような対応を取っているかについて、参加者同士の情報交換が行われる場面もありました。

若草第一病院の地域医療支援病院研修会は、次回1月14日(金)の開催を予定しています。最新情報は当院ホームページ等でご案内させていただきます。

研修会で取り上げてほしいテーマについてのご要望などは引き続き募集しております。是非ご意見をお寄せください。

地域医療支援病院研修会 ご案内

 

 

若草第一病院 地域連携課

患者さんの声を第一に受け止めたい~ 新人看護師、頑張っています!! ~

2021年12月22日

年も残りあとわずかとなり、慌ただしい季節となりました。

南館5階消化器内科病棟では、24時間365日緊急の内視鏡検査後の入院にも対応しています。今年度は消化器内科医師の増員により、内視鏡処置件数も増加しました。内視鏡センターと連携し患者さんが安全に安心して処置を受けていただけるよう努めています。

今年度、入職した新人看護師は3名で、消化器内科医師による勉強会や、チューターの先輩看護師の指導のもと、処置や看護実践に日々苦戦しながら勉強し、今では独り立ちして一連の検査出しもできるようになりました。初めは目の前の業務に必死になり、患者さんひとり一人への対応に余裕がもてず涙を流すこともありました。しかし今では患者さんの声に耳を傾け、向き合える姿勢が少しずつ見られるようになりました。当病棟では朝礼カンファレンスを開催し職員同士で看護計画の意見交換をしています。新人看護師からも患者さんの背景が見える意見が出るようになり、これからも相互に成長し、患者さんひとり一人に合った看護の提供が出来るよう頑張ってほしいと思います。

 

若草第一病院 南館5階 消化器内科病棟

稲荷大祭

2021年12月15日

稲荷大祭が滞りなく開催されました。

 

 

若草第一病院

喘息で使用する 吸入薬のQ&A

2021年12月09日

気管支喘息に使うお薬の一つに吸入薬があります。吸入薬は、肺や気管支に直接届くので飲み薬と比べてごく少量で効果が得られ、副作用が少ないのが特徴です。喘息で使用する吸入薬は大きく分けて2種類で、肺や気管支の炎症を抑える薬(ステロイド薬)と気管支を広げて呼吸を楽にする薬(気管支拡張薬)があります。

 

Q&A

Q1吸入薬を吸入した後にうがいは必要ですか?

A1 必要です。特にステロイドを含む場合、口の中に残ると粘膜の免疫を抑制してしまい、カビが増えることがあります。吸入後には必ずうがいをしてください。また、吸入後にうがいをしてから食事をするのも効果的です。

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Q2発作が起きなくなったので、吸入薬をやめてもいいですか?

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A2 症状がなくても気道の中で炎症は続いているため、炎症を抑える長期管理薬(主にステロイド)を毎日続けることが大切です。 必ず医師の指示通りに吸入し、自己判断で薬を中止するのはやめましょう。

 

Q3 吸入のタイミングがよくわからず、うまく吸入できません。 何か良い方法はありますか?

A3 吸入器にはボタンを押すとエアーがでるもの(エアーやレスピマットなど)や薬剤の粉を強く吸入するもの(ディスカスやタービュヘイラーなど)、その他にも様々な種類があります。エアータイプであれば、吸入する力が弱くても吸入可能ですが、吸入のタイミングが難しいと感じる方もいます。吸入する前にしっかりと息を吐き、息を口から吸うタイミングでボタンを押してみてください。また、吸入を助ける補助器具もありますので、お困りの際は薬剤師にご相談ください。

 

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若草第一病院 薬剤部

開催報告:第58回地域医療支援病院研修会(’21.11.12)

2021年11月19日

若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催しております。
地域の医療機関や関連機関の皆様と顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質の向上を目指しています。

 

会 名  第58回地域医療支援病院研修会
日 時  2021年11月12日(金)15時30分~16時30分
場 所  若草第一病院 管理棟2階会議室
対 象  地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など
参 加  19名
内 容   急性期病院におけるリハビリテーション
講 師

 若草第一病院 医療技術部 リハビリテーション課

   理学療法士 宇佐見友浩

今回の地域医療支援病院研修会は、「 急性期病院におけるリハビリテーション 」について当院で実施していますリハビリテーションを例にお話しさせていただきました。

リハビリテーションは急性期、回復期、維持期の3つに機能分化されており、急性期では早期離床、早期経口摂取を図ることにより、廃用症候群などの合併症発症を予防し機能改善を図ることを目標に実施されているとの説明がありました。急性期治療の早い段階で離床・動作を促すことは、急性期治療後のリハビリの専門病院でのスムーズな回復にもつながり、その後の早期在宅、早期社会復帰に向けた橋渡しになるとのことでした。

当院ではICU室でのリハビリテーションも実施されており、療法士のみならず医師、看護師、臨床工学技士、栄養士などの多職種連携によるリハビリテーションチームが総合的に取り込んでいることが紹介されました。

 

質疑応答ではオンラインで参加いただきました居宅のケアマネージャーさんより、入院をきっかけにせん妄を発症された患者さんに対し、リハビリの側面から取り込めることはないかとのご質問いただきました。起床、食事、トイレなどの生活リズムを整えることと、できる範囲で日中の活動量を増やし、夜間は睡眠をとることが改善につながるとの回答がありました。

 

若草第一病院の地域医療支援病院研修会は、次回12月17日(金)の開催を予定しています。最新情報は当院ホームページ等でご案内させていただきます。

研修会で取り上げてほしいテーマについてのご要望などは引き続き募集しております。是非ご意見をお寄せください。

 

地域医療支援病院研修会 ご案内

 

 

若草第一病院 地域連携課

開催報告:第56回地域医療支援病院オープンカンファレンス(’21.10.28)

2021年11月08日

若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催し、地域の医療機関の皆さんと顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質向上を目指しています。

 

会 名  第56回地域医療支援病院オープンカンファレンス
日 時  2021年10月28日(木)15時30分~
場 所  若草第一病院 管理棟2階 会議室
対 象  地域の開業医の先生、消防局の救急隊員など
参 加  39名
内 容

「消化器疾患治療の最前線~上部消化管出血患者の鑑別方法と治療について~ 」

講 師:消化器内科 消化器病センター長 岩田恵典 副院長

 

今回のオープンカンファレンスでは、今年4月に当院の消化器内科 消化器病センター長に着任しました岩田副院長が様々な症例を交えながら上部消化管出血患者の鑑別診断と治療について解説いたしました。

まずは、消化管出血全般の原因や診断法の比較などについて取り上げ、上部消化管の検査においてはやはり内視鏡検査が有効であるとの説明がありました。次に、出血性胃十二指腸潰瘍の最近の傾向や内視鏡治療の方法について解説されました。続いて、食道胃静脈瘤の最新内視鏡治療が症例とともに紹介され、患者さんに応じた治療法を適切に選択することの重要性が解説されました。

最後に、当院では消化管出血をはじめとした消化器救急に対して、充実したスタッフが24時間365日救急対応していることが伝えられました。

 

オープンカンファレンス

オンラインと会場参加のハイブリッドで開催させていただきました。

地域の医療従事者の皆さんに幅広くご参加いただけるよう、今後もこの形式での開催を予定しおります。是非ご参加ください。

 

若草第一病院のオープンカンファレンスは年4回開催しており、次回開催は決まり次第、当院ホームページ等でご案内いたします。

 

地域医療支援病院研修会 ご案内

 

 

若草第一病院 地域連携課

優秀演題賞 受賞!

2021年11月02日

医療秘書課 三山係長が第10回日本医師事務作業補助研究会全国大会にて
「医師事務作業補助者の業務日報様式の検討と見直し」を発表し、優秀演題賞を受賞しました。

 

三山係長と共同演者

 

 

今後も業務改善に取り組み、医師の事務作業負担軽減に努めて参ります。

 

若草第一病院 医療秘書課

開催報告:第57回地域医療支援病院研修会(’21.10.14)

2021年11月01日

若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催しております。
地域の医療機関や関連機関の皆様と顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質の向上を目指しています。

 

会 名  第57回地域医療支援病院研修会
日 時  2021年10月14日(金)16時~17時
場 所  若草第一病院 管理棟2階会議室
対 象  地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など
参 加  17名
内 容  地域でつなぐACP 
講 師  若草第一病院 看護部 緩和ケア認定看護師 山本直美

今回の地域医療支援病院研修会は、「 地域でつなぐACP 」と題し緩和ケア認定看護師が講演いたしました。
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)が何故必要なのか?から始まり、どういったステップを踏んで進めていけばよいかについてお話いたしました。
次に、具体的に事例を紹介しながらACPを実施する際の考え方や陥りやすい注意点などについて解説し、その他、中河内がん診療ネットワーク協議会緩和ケア部会が作成したACPの冊子や大阪府のACPの取り組み情報などについてもご案内させていただきました。

 

質疑応答では一般の人向けの研修について問合せがあり、中河内地区がん相談支援センターが11月に開催予定するACPについての合同サロンについて案内させていただきました。また、ケアマネージャーさんから担当する肺癌ステージ4の患者さんとの今後の関わり方、ACPの進め方について質問があり、講師が見解を踏まえてアドバイスをさせていただきました。
前回に引き続き、会場とオンライン参加のハイブリット形式での研修会を開催いたしました。進行などまだ不慣れな点もありますが少しずつ改善し、より多くの方にご参加いただけるよう今後も努めてまいります。

 

若草第一病院の地域医療支援病院研修会は、次回11月12日(金)の開催を予定しています。最新情報は当院ホームページ等でご案内させていただきます。 研修会で取り上げてほしいテーマについてのご要望などは引き続き募集しております。是非ご意見をお寄せください。

 

地域医療支援病院研修会 ご案内

 

 

若草第一病院 地域連携課

開催報告:第56回地域医療支援病院研修会(’21.09.17)

2021年09月30日

若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催しております。
地域の医療機関や関連機関の皆様と顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質の向上を目指しています。

 

会 名  第56回地域医療支援病院研修会
日 時  2021年9月17日(金)15時半~16時半
場 所  若草第一病院 管理棟2階会議室
対 象  地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など
参 加  12名
内 容  がん患者さんに対するスキンケアについて
講 師  若草第一病院 看護部 皮膚・排泄ケア特定認定看護師 宮崎照美

今回の地域医療支援病院研修会は、 「 がん患者さんに対するスキンケアについて」と題し、皮膚・排泄ケア特定認定看護師が解説させていただきました。

講義で取り上げた項目は以下の通りです。

 

1.皮膚の構造や働きについて

2.スキンテアについて

3.がん患者の褥瘡ケアについて

4.IADについて

5.がん患者の皮膚の特徴やトラブル、ケアの方法について

 

今回は新型コロナウイルスのワクチン接種を2回終了している方限定の会場開催加えて、オンライン参加の希望者も募って開催いたしました。初めてのことで慣れないなか司会進行や質疑応答がスムーズにできず、ご迷惑をお掛けした点もあったかと思います。今後、回を重ねていき徐々に改善していければと思っておりますので、何卒ご協力いただけますようお願いいたします。

 

若草第一病院の地域医療支援病院研修会は、次回10月14日(木)の開催を予定しています。最新情報は当院ホームページ等でご案内させていただきます。 研修会で取り上げてほしいテーマについてのご要望などは引き続き募集しております。是非ご意見をお寄せください。

 

地域医療支援病院研修会 ご案内

 

 

若草第一病院 地域連携課

低侵襲で復帰が早い野球肘の内視鏡手術方法について全国学会で発表しました

2021年09月01日

スポーツ整形外科 今田部長が行っている 「低侵襲で創が小さく+早期復帰が行える 野球肘の関節鏡手術」の方法と成績について以下の学会シンポジウムにご推薦頂き講演しました。Covid-19のためWEB学会での発表でしたが海外を含め多くの医療関係者が視聴されました。

 

 

こあら

●第33回日本肘関節学会「シンポジウム 肘関節鏡の新しい technique」2021.2.12~13
●第13回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会/第47回日本整形外科スポーツ医学会 合同学会「シンポジウム 肘関節鏡視下治療のevolution」 2021.6.17~19

 

外側型野球肘に対する骨軟骨移植が必要な場合、従来の手術法では肘に5~8センチの長い傷跡ができ、その違和感や術後の痛みが長いなどの問題がありますが 今田部長が開発した内視鏡を用いた方法では傷跡は1センチほどで行え、術後のリハビリもスムーズに進めることができていました。追跡調査では手術を受けた選手は全員がスポーツ復帰し、肘機能のスコアは大きく改善し、X線やCT,MRI調査でも関節が修復した像が確認されました。中には手術を受けてから投手になった選手もいました。
この方法は7年前に開発し行ってきましたが、国内外でも行っている医師は残念ながらまだほとんどおらず大きな手術の傷痕を残してしまっています。今後多くの病院で行われるようになることを期待しています。(病院ホームページ「スポーツ整形外科」のページで紹介しています。)

 

野球肘

 

開催報告:第55回地域医療支援病院研修会(’21.08.13)

2021年08月19日

若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催しております。
地域の医療機関や関連機関の皆様と顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質の向上を目指しています。

 

会 名  第55回地域医療支援病院研修会
日 時  2021年8月13日(金)15時半~16時半
場 所  若草第一病院 管理棟2階会議室
対 象  地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など
参 加  7名
内 容  当院での外来化学療法 ~薬剤師による症例介入も交えて~
講 師  若草第一病院 薬剤部 がん薬物療法認定薬剤師 高橋亮治

今回の地域医療支援病院研修会は、 「 当院での外来化学療法 ~薬剤師による症例介入も交えて~」と題し、がん薬物療法認定薬剤師がお話しさせていただきました。 がん薬物療法認定薬剤師は一般社団法人日本病院薬剤師会が認定している資格で、薬物療法についての高度な知識や技術を身につけており、専門家として医療チームに参加して医師や看護師などに助言・提案したり、患者さんや家族に対して薬物療法についての説明や指導を行って、理解を深める役割などを担っています。 研修会では始めに、外来化学療法で使用しているレジメンとクリニカルパスについて説明いたしました。レジメンは「抗がん剤を実際投与する際の計画書」で、クリニカルパスはレジメンに合わせて個々の治療を時系列に表したもので、その使用方法やメリットなどについてお話しいたしました。次に、使用されている抗がん剤の種類や特徴、さらに副作用について解説し、最後に副作用とその対策について症例でご紹介いたしました。 研修会についてのアンケートでは、「もっと多くの症例を聞きたかった」とご感想をいただきました。

 

緊急事態宣言中という事もあり、今回は新型コロナウイルスのワクチン接種を2回終了している方に限って会場にお越しいただき、その他の参加希望の方につきましては、後日研修会資料を送付させていただく事としました。お越しいただけなかった方につきましては、申し訳ございませんでした。今後は開催方法についても検討していきたいと思います。

 

若草第一病院の地域医療支援病院研修会は、次回9月17日(金)の開催を予定しています。新型コロナウイルス感染症の状況により中止となる場合もございます。最新情報は当院ホームページ等でご案内させていただきます。 研修会で取り上げてほしいテーマについてのご要望などは引き続き募集しております。是非ご意見をお寄せください。

 

地域医療支援病院研修会 ご案内

 

 

若草第一病院 地域連携課

開催報告:第55回地域医療支援病院オープンカンファレンス(’21.07.29)

2021年08月10日

若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催し、地域の医療機関の皆さんと顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質向上を目指しています。

 

会 名  第55回地域医療支援病院オープンカンファレンス
日 時  2021年7月29日(木)15時30分~
場 所  若草第一病院 管理棟2階 会議室
対 象  地域の開業医の先生、消防局の救急隊員など
参 加  16名
内 容

 1)症 例「脳卒中症例における救急隊の活動について」
    講   師:東大阪市消防局 西消防署 西救急隊 田中宏明

 2)「脳卒中搬送症例の検討と神経学的所見の見方(3)」
    講 師:脳神経外科 診療部長 熊谷 哲也

 

今回のオープンカンファレンスでは、東大阪市消防局 西消防署 西救急隊の救急救命士さんより脳卒中搬送症例における救急隊の事例報告や、脳卒中ホットラインを利用する際に生じた疑問について、搬入までの流れや救急ホットラインとの違いについて質問がありました。救急ホットラインとの違いは、脳卒中ホットラインは脳卒中の専門医が対応し、脳卒中の可能性が高い搬送依頼の場合はMRIやアンギオ検査ができるよう、搬入までの時間で調整しているとの説明がありました。
2例目は当院脳神経外科診療部長が、「てんかん」の症状や危険性、治療方法、抑制薬とその効能について解説いたしました。
参加者からは、「現場で参考にさせてもらい、今後の救急活動に活かしていきます」との感想を頂戴しました。

オープンカンファレンス

今後もカンファレンスを通じて地域の医療従事者の皆さんと脳卒中の知識を共有していければと考えております。

 

若草第一病院のオープンカンファレンスは年4回開催しており、次回開催は決まり次第、当院ホームページ等でご案内いたします。

 

地域医療支援病院研修会 ご案内

 

 

若草第一病院 地域連携課

開催報告:第54回地域医療支援病院研修会(’21.07.21)

2021年07月29日

若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催しております。
地域の医療機関や関連機関の皆様と顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質の向上を目指しています。

 

会 名  第54回地域医療支援病院研修会
日 時  2021年7月16日(金)15時半~16時半
場 所  若草第一病院 管理棟2階会議室
対 象  地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など
参 加  21名
内 容  コロナウイルスワクチンの有効性と必要性~今までのワクチンと何が違うの?~
講 師  若草第一病院 薬剤部 部長 上田展代

今年度の初回となりました地域医療支援病院研修会は、 「コロナウイルスワクチンの有効性と必要性 ~今までのワクチンと何が違うの?~ 」と題し、当院の薬剤師がお話しさせていただきました。 医療従事者の方々はこれから接種する或いは検討している方々より質問される機会も多いのではないでしょうか。そんな時、少しでも有益な情報を提供できたらということで今回のテーマを選びました。 まず、コロナウイルスについて現時点で分かっていることについて、次に一般的なワクチンの知識としてその種類やメカニズムなどについてご説明しました。 続いてコロナウイルスワクチンの有効性と安全性、接種にあたっての注意事項、そして最後にワクチンの必要性について解説いたしました。

 

研修会後のアンケートでは、「患者さんに説明をする際の自信が持てた」との感想や、「接種の対象年齢が下がることによる影響が心配」といったご意見を頂戴しました。新しいワクチンであるため接種することに不安や抵抗がある方が多くおられることを実感しました。新しい情報や根拠に基づく正確な情報を提供し、理解を深めるための場として今後も研修会を通じて地域に貢献していきたいと思います。

 

若草第一病院の地域医療支援病院研修会は、次回8月13日(金)の開催を予定していますが、新型コロナウイルス感染症の状況により中止となる場合もございます。最新情報は当院ホームページ等でご案内いたします。 研修会で取り上げてほしいテーマについてのご要望などは引き続き募集しております。是非ご意見をお寄せください。

 

地域医療支援病院研修会 ご案内

 

 

若草第一病院 地域連携課

漢方薬についてのQ&A

2021年07月13日

漢方薬についてどんなイメージをお持ちでしょうか?「副作用が少なくて安全」「粉や苦みで飲みにくい」「いつまで飲み続けるのか」等、色々あるでしょう。そのような漢方薬にまつわるQ&Aをいくつか紹介します。

 

副作用が少ない、あっても症状は軽い?

症状と体質に合わせて処方される漢方薬ですが、副作用はゼロではありません。約7割で配合されている「甘草」を含む漢方薬(例:芍薬甘草湯)では、カリウム値が下がって浮腫や脱力感、血圧上昇等を起こす事があります。カリウム値を下げてしまう利尿薬等と一緒に飲んでいる場合や、甘草を含む漢方薬を重ねて飲んでいる場合には、症状がより強く出てしまう事もあり、注意が必要です。

 

粉や苦みがあって飲みにくいのですが?

袋の上から押さえて粒を小さくする方法や、先に水を口に含み、後から漢方薬を口に入れて溶かし、飲み込む方法があります。○○湯という漢方薬なら、白湯に溶かしてから飲むのもおススメです。味が苦手な方は、オブラートで包んだり、服薬ゼリーに混ぜるのも有りです。

 

いつごろ効いてくるの? いつまで飲み続けるの?

最初の目安としては、先ずは2週間くらいといわれています。副作用が見られたら中止となりますが、体調が悪くなっていなければ3か月くらいかけて様子を見る事が多いとされています。「ずっと飲んでいても問題ない」といったイメージを持たれる事もありますが、症状が良くなれば、減量や中止する良いタイミングです。 処方医や薬剤師に相談してみましょう。

 

最近では、様々な病気の治療方法の手引きにも漢方薬が掲載される様になり、漢方専門医以外の医師でも処方されています。上手に付き合い治療に役立てましょう。

若草第一病院 薬剤部

開催報告:第53回地域医療支援病院研修会(’21.03.25)

2021年03月31日

若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催しております。
地域の医療機関や関連機関の皆様と顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質の向上を目指しています。

 

会 名  第53回地域医療支援病院研修会
日 時  2021年3月25日(金)15時半~16時半
場 所  若草第一病院 南館1階 リハビリ室(2)
対 象  地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など
参 加  16名
内 容  認知症の理解 ~認知症の人とその家族への支援~
講 師  若草第一病院 看護部 認知症看護認定看護師 中津麻希

今年度最終回となりました今回の地域医療支援病院研修会は、「 認知症の理解 ~認知症の人とその家族への支援~ 」と題し、認知症看護認定看護師がお話しさせていただきました。
「認知症」は病気の名前ではなく特有の症状や状態を表す総称で、原因となる疾患により様々あります。今回は中でも代表的な、血管性認知症やアルツハイマー型認知症、前頭側頭葉変性症、レビー小体型認知症の臨床経過や特徴について解説しました。 また、認知症の介護者の心の負担を軽減するための「5つの心得」と「7つの原則」についても紹介させていただきました。

研修会後のアンケートでは「今日の内容をもう一度聞きたいぐらいよかった」、「認知症全般より、アルツハイマー型など症例ごとに回数を分けてより詳しく聞いてみたい」といった感想を頂戴しました。

 

今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で一時中断させていただきましたが、本日の会をもちまして全て開催することができました。
ご出席いただきました皆様、ご協力いただきました皆様、誠にありがとうございました。次年度も、皆様からのご意見をもとによりよい研修会の開催に努めてまいります。

 

若草第一病院の地域医療支援病院研修会は、年7回の開催を予定しております。
次回開催日程やテーマは決まり次第、随時ホームページにてご案内いたします、研修会で取り上げてほしいテーマについてのご要望などは引き続き募集しております。是非ご意見をお寄せください。

 

地域医療支援病院研修会 ご案内

 

 

若草第一病院 地域連携課

開催報告:第52回地域医療支援病院研修会(’21.03.19)

2021年03月24日

若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催しております。
地域の医療機関や関連機関の皆様と顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質の向上を目指しています。

 

会 名  第52回地域医療支援病院研修会
日 時  2021年3月19日(金)15時半~16時半
場 所  若草第一病院 管理棟2階 会議室
対 象  地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など
参 加  11名
内 容  新型コロナウイルス感染症と医療機関における感染対策
講 師  若草第一病院 医療安全部 感染対策室 感染管理認定看護師 落合麻美

昨年11月の開催以降、緊急事態宣言などにより一時中断しておりました当会再開後の第一弾は、やはり今皆さんが最も関心を寄せているだろうという事で当院の感染管理認定看護師より、新型コロナウイルス感染症と医療機関における感染対策について解説させていただきました。
今回は新型コロナウイルスに関する知識や感染対策に加え、ワクチン接種に関しての話題もありました。

 

 

講義後には在宅での接し方、老健入所者の受け入れの際の対応、診療所での感染予防と幅広い内容についての活発な意見交換もあり、有意義な情報交換の場になったと思います。

 

若草第一病院の地域医療支援病院研修会は、次回3月25日(木)の開催を予定しています。
研修会で取り上げてほしいテーマについてのご要望などは引き続き募集しております。是非ご意見をお寄せください。

 

地域医療支援病院研修会 ご案内

 

 

若草第一病院 地域連携課

開催報告:第54回地域医療支援病院オープンカンファレンス(’21.03.11)

2021年03月24日

若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催し、地域の医療機関の皆さんと顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質向上を目指しています。

 

会 名  第54回地域医療支援病院オープンカンファレンス
日 時  2021年3月11日(木)15時30分~
場 所  若草第一病院 管理棟2階 会議室
対 象  地域の開業医の先生、消防局の救急隊員など
参 加  18名
内 容

 1)症 例「脳卒中症例における救急隊の活動について」
    講   師:東大阪市消防局 東消防署 東救急隊 中西 健

 2)「脳卒中搬送症例の検討と神経学的所見の見方(2)」
    講 師:脳神経外科 診療部長 熊谷 哲也

 

今回のオープンカンファレンスでは、東大阪市消防局 東消防署 東救急隊の救急救命士さんが経験した、当院への脳卒中ホットラインを活用した搬送症例について報告されました。
2例目は当院脳神経外科診療部長より、脳出血患者の症例について意識障害と瞳孔所見にスポットをあてて解説いたしました。
その他にも、脳卒中症例において見逃してはいけない観察所見や収集すべき情報についても意見交換がされました。

オープンカンファレンス

オープンカンファレンスなどを通じて救急隊の皆さんと共に切磋琢磨し、脳卒中患者さんの搬送時間短縮、治療に努めてまいります。

 

若草第一病院のオープンカンファレンスは年4回開催しており、次回開催は決まり次第、当院ホームページ等でご案内いたします。

 

地域医療支援病院研修会 ご案内

 

 

若草第一病院 地域連携課

エール年賀をいただきました!

2021年01月06日

はるばる岩手県よりエール年賀が届きました。
コロナ禍の中、頑張る人々に年賀状を送り応援する気持ちを届けようと送ってくれたようです。
嬉しいですね、優しい気持ちにほっこりします。

 

まだまだ正念場が続きますが、若弘会職員一同地域の方々と協力して、頑張ってまいります!
ありがとうございました!

 

若草第一病院