低侵襲で復帰が早い野球肘の内視鏡手術方法について全国学会で発表しました

2021年09月01日

スポーツ整形外科 今田部長が行っている 「低侵襲で創が小さく+早期復帰が行える 野球肘の関節鏡手術」の方法と成績について以下の学会シンポジウムにご推薦頂き講演しました。Covid-19のためWEB学会での発表でしたが海外を含め多くの医療関係者が視聴されました。

 

 

こあら

●第33回日本肘関節学会「シンポジウム 肘関節鏡の新しい technique」2021.2.12~13
●第13回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会/第47回日本整形外科スポーツ医学会 合同学会「シンポジウム 肘関節鏡視下治療のevolution」 2021.6.17~19

 

外側型野球肘に対する骨軟骨移植が必要な場合、従来の手術法では肘に5~8センチの長い傷跡ができ、その違和感や術後の痛みが長いなどの問題がありますが 今田部長が開発した内視鏡を用いた方法では傷跡は1センチほどで行え、術後のリハビリもスムーズに進めることができていました。追跡調査では手術を受けた選手は全員がスポーツ復帰し、肘機能のスコアは大きく改善し、X線やCT,MRI調査でも関節が修復した像が確認されました。中には手術を受けてから投手になった選手もいました。
この方法は7年前に開発し行ってきましたが、国内外でも行っている医師は残念ながらまだほとんどおらず大きな手術の傷痕を残してしまっています。今後多くの病院で行われるようになることを期待しています。(病院ホームページ「スポーツ整形外科」のページで紹介しています。)

 

野球肘