VF(video fluorography)検査について
2017年05月02日
当院では摂食・嚥下障害(物を食することに障害を持っていること)のある患者さんに少しでも自分の口から物を食していただき、「食べる喜び」を再び感じていただきたく総合リハビリテーションの一環として摂食・嚥下リハビリを行っています。
VF検査とは…
摂食・嚥下障害を持つ患者さんにバリウム入りの検査食を食していただき、その様子をX線透視装置を用いて動画化し様々な評価を行う検査です。(嚥下動作のタイミングは個人差があるうえ、一瞬にして終わってしまうので録画し何度も確認できるようにしています)
実際の評価内容は次のようなものです。
摂食・嚥下障害を持つ患者さんに対する
- ・食事形態の評価(どういう形態の食べ物なら安全に食してもらえるのか)
- ・食事体勢の評価(どういう体勢でなら安全に食してもらえるのか)
- ・障害場所の特定
- ・経管栄養(鼻から胃へ管を通し直接栄養分を摂取していただく)を受けておられる患者さんに対する経口摂取(口から物を食し栄養分を摂取)の可否評価
- ・摂食・嚥下リハビリの成果確認
等です
また検査にあたっては、医師・歯科医師・看護師・療法士・歯科衛生士・放射線技師が協力し、まさしくチーム医療を実践しながら患者さんの笑顔に貢献しています。
<医療技術部診療放射線係>