今年度も摂食嚥下研修を開催しました
2025年07月31日
わかくさ竜間リハビリテーション病院看護部の取組み一つに、口から食べることが困難な方にして包括的スキルを用いたケアを提供できる職員の育成があります。2024年度に引き続き、今年度も「NPO法人 口から食べる幸せを守る会」の理事長、小山珠美先生とKTSM実技認定者の高橋瑞保先生をお招きし、7月12日に摂食嚥下研修を開催しました。今回は看護師だけでなく介護福祉士も複数名参加し、“口から食べたい”という患者さんの思いに寄り添って、自信をもって支援できるスキルの習得を目指します。講義、実技では講義を聴くだけでなく、アプリを用いて包括的に評価したり、食事をする患者さんの姿勢について日常のケアを振返ったりしながら、方法や技術を見直し改善することで、より安全で正確な食事介助が実践できることを実感しました。次回10月に開催する研修では、ベッドや車いすを用いてより実際の患者さんの姿勢に近い状態で実技が行われます。受講した職員一人ひとりが、今回の学びを活かしたケアを提供し、他職員へも伝達を通してチームで患者さんのQOLを高めることができるよう活動していきたいと思います。