口腔機能低下症の検査を実施しています

2023年09月05日

口腔は、口唇、頬、舌、歯等が複合的に作用し、「食べる」、「話す」、「呼吸する」、「表情をつくる」といった機能を担っています。加齢や疾患に伴い口腔の機能が低下すると、食べこぼしや食べにくさ、食事中にむせることが多くなったり、話しづらくなる、口が乾く、口臭がするなどの症状がでてきます。いつまでもおいしく食事を食べるためには口腔機能の低下に気づき、早期に対応することが大切です。

当院では口腔機能の低下が疑われる方に機器等を使用し検査を行い、口腔機能低下症の診断、管理・指導を行っています。

 

 

以下の7つのチェック項目のうち、3項目以上に該当する場合、口腔機能低下症と診断されます。

  1. 口腔衛生状態不良(舌苔の付着)
  2. 口腔乾燥(口の中がカラカラに渇く等)
  3. 咬合力低下(物を噛み締める力の低下)
  4. 舌口唇運動機能低下(滑舌の低下)
  5. 低舌圧(舌の筋力の低下)
  6. 咀嚼機能低下(歯、口唇、頬、舌、顎を使って食物を噛み柔らかく小さく飲み込みやすくすることができない)
  7. 嚥下機能低下(飲み込む力の低下)

これらの兆候が心配な方は、いつでも歯科医師又は歯科衛生士にご相談ください。

歯科スタッフ一同、みなさんがいつまでもおいしく食事ができることを願っています。

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