わかくさ竜間リハビリテーション病院ブログ 2025年一覧
日本神経理学療法学術大会・日本慢性期医療学会に参加しました
2025年12月05日
10月31日~11月1日に石川県立音楽堂にて第23回日本神経理学療法学術大会、11月6日~7日に大阪国際会議場にて第33回日本慢性期医療学会が開催されました。
日本慢性期医療学会では、初めての学会発表に挑戦した療法士が、直前まで緊張した様子を見せていましたが、発表が始まると堂々と落ち着いた様子で発表を行っていました。発表後は、温かいアドバイスをいただき、自身の課題や今後の方向性を改めて考えるいい機会となった様子で、次回の学会参加にも前向きな言葉が聞かれました。


日本神経理学療法学術大会では、発表のほかに最新のリハビリ機器のデモ体験も行い、臨床に生かせそうな新しい発見がたくさんありました。今回の学会で得た経験を、今後のリハビリ業務にしっかり還元していきたいと思います。


1188編の中から優秀賞に選ばれました!
2025年11月18日
当院の看護部ではベトナム出身の技能実習生が6名勤務しています。毎日、慣れない日本語で一生懸命コミュニケーションを取りながら看護技術の習得に励み、患者さんへ丁寧に介護ケアを提供しています。今回、2024年から介護士として頑張っているSさんが、公益財団法人 国際人材協力機構が主催する、第33回技能実習生日本語作文コンクールに応募しました。来日して間もない頃、道に迷って困っていたSさんに、とても親切にしてくれた日本人親子との交流について日本語で作文を書きました。そして、その「マンゴーキャンディの思い出」が、今年応募された1188編の中から見事、優秀賞に選ばれました。届いた賞状と、優秀作品集が看護部長から手渡され、病棟の仲間からお祝いの言葉をたくさんもらいました。今回の受賞の喜びを胸に、引き続き仲間と共に頑張っていきます。



今年度2回目の摂食嚥下研修(実践編)を開催しました
2025年11月18日
7月に引き続き、今年度2回目の摂食嚥下研修を開催しました。わかくさ竜間リハビリテーション病院看護部では、口から食べることが困難な方に対して包括的スキルを用いたケアを提供できる看護職員、介護職員の育成を目指しています。7月に引き続き、今回も「NPO法人 口から食べる幸せを守る会」の理事長、小山珠美先生とKTSM実技認定者の高橋瑞保先生をお招きし、前回の講義をふまえて食事介助の実践を学びました。研修前には先生方と共に竜間棟1階東病棟を訪れ、実際に食事をされている患者さんの姿勢やテーブルの高さ、車椅子の位置や介助方法など、技術や環境について助言や提案、指導をして頂きました。午後の研修では、車椅子とベッドで食事をされる患者さんを想定し、患者さん、介助者の視点で技術を学びました。実践を通して、参加者一人ひとりが自身の日頃の食事介助を振返り、患者さんがより安全に「口から食べること」に向き合うために自分たちに何ができるのかを考える機会となりました。病棟の代表として参加した職員が、学んだ技術、知識をもとに病棟の職員を巻き込んで、患者さんの「口から食べる」を支える活動に取組んでいきたいと思います。






和太鼓演奏会を開催しました
2025年10月28日
2025年10月4日(土)に、和太鼓チーム「晴嵐(せいらん)」様にお越しいただき、和太鼓演奏を行いました。その力強い演奏には、参加された患者さんやご家族の皆さまから「元気がでました」「とても楽しかった」「ありがとう」と感想を頂き、とても好評でした。和太鼓には、心と身体に響く大きな力を感じました。晴嵐の皆さま、ありがとうございました。


野崎徳洲会病院の病院祭にてリハビリ機器を紹介しました
2025年10月02日
9月21日に野崎徳洲会病院の病院祭が開催され、当院からはリハビリテーション機器体験展示ブースを出展させていただきました。
MR / VR 3Dリハビリテーションシステム「リハまる」、手指の運動麻痺に対するロボット装置 「MELTz」、音声分析装置「ビジピッチ」を展示させていただき、多くの来場者の方に体験していただくことが出来ました。来場者の方からは、「こんなリハビリもしているんですね」や「ゲームみたいに楽しくリハビリが出来るんですね」などの声を頂きました。
同じ大東市の地域の方々に、当院が取り組んでいるリハビリテーション内容を知っていただく良い機会となりました。今回この機会を与えていただいた野崎徳洲会病院様にも感謝いたします。




第37回敬老の日 竜間祭を開催しました
2025年10月02日
わかくさ竜間リハビリテーション病院では、第37回敬老の日 竜間健やか祭「みんなの笑顔があふれる一日に」を開催いたしました。
厳しい残暑の折にもかかわらず、多くの皆様にご参加賜り、誠にありがとうございました。皆様をお迎えできたことを心から嬉しく思います。

演奏会
第一部の演奏会では「BORA!QUARTET」様をお招きしてバンド演奏(ボーカル・サックス・ギター)を行って頂きました。「見上げてごらん夜の星を」「愛燦燦」「糸」「川の流れのように」「やさしさに包まれたなら」「close to you」「on the sunny side of the street」「上を向いて歩こう」と懐かしい名曲の数々を演奏して頂き、患者様の感動の涙や笑顔を見ることができました。

ボッチャ大会
ボッチャ大会では、病棟対抗でボッチャを行いました。トーナメント表を使用し、チーム一丸となって優勝を目指しました。大きな歓声が上がるほど患者様もご家族様も盛り上がっていました。


病棟での催し
病棟での催しは、それぞれの病棟職員が、患者様にお楽しみいただければと思い、音楽鑑賞や演奏会を行いました。患者様にも笑顔で参加していただくことができました。

在宅医療紹介
退院後の生活に向けての相談ブースでも個別の相談対応や栄養剤試飲会を行いました。

キッチンカー
竜間健やか祭として初めてキッチンカーは「たこ焼き」と「かき氷」を出店して頂きました。待ち時間が出来る程、多くの方に利用して頂くことができました。


医療用BMI(手指タイプ)が導入されました
2025年08月29日
2025年6月、当院に医療用BMI(手指タイプ)が導入され、7月から患者さんのリハビリテーションに活用されています。
医療用BMI(手指タイプ)とは、脳卒中などによる麻痺で手指が動かなくても、ご自身の手指を動かしたいという意思を信号としてくみ取り、ロボットアームが手指の動きを引き出すトレーニングが行える機器です。また訓練の状況をモニターを通してリアルタイムで確認できることも大きな特徴といえます。
「脳の可塑性(かそせい)」という言葉をご存じでしょうか。これは、脳が損傷を受けても、他の部位がその機能を補完したり、新たな神経回路を形成しようとする働きのことをいいます。BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)は、この「脳の可塑性」という性質に着目した、新しいタイプのニューロリハビリテーション医療機器です。昨年、当院に導入されたMELTz手指リハビリテーションシステムと同様に、脳卒中後の上肢機能回復のリハビリテーションに対して新たな選択肢を提供できると考えています。
BMIの仕組み



第37回大阪府理学療法学術大会発表
2025年08月07日
先月7月6日に大阪国際会議場にて第37回大阪府理学療法学術大会が開催されました。毎年当院からは1年目から5年目の若手が日頃の成果を発表しており、今年度は7名の理学療法士が発表してきました。
発表までは各自緊張した面持ちでしたが、発表後は自分の思いを発信できた達成感と、無事に終えることが出来た安堵の表情が見て取れました。また、他院の発表者の演題を聴講して、今後の臨床に対するモチベーションアップに繋がったようで、満足度が高く終了出来た学会でした。今回の学会で学び得たことを、これからの臨床に活かしていきたいと思います。

今年度も摂食嚥下研修を開催しました
2025年07月31日
わかくさ竜間リハビリテーション病院看護部の取組み一つに、口から食べることが困難な方にして包括的スキルを用いたケアを提供できる職員の育成があります。2024年度に引き続き、今年度も「NPO法人 口から食べる幸せを守る会」の理事長、小山珠美先生とKTSM実技認定者の高橋瑞保先生をお招きし、7月12日に摂食嚥下研修を開催しました。今回は看護師だけでなく介護福祉士も複数名参加し、“口から食べたい”という患者さんの思いに寄り添って、自信をもって支援できるスキルの習得を目指します。講義、実技では講義を聴くだけでなく、アプリを用いて包括的に評価したり、食事をする患者さんの姿勢について日常のケアを振返ったりしながら、方法や技術を見直し改善することで、より安全で正確な食事介助が実践できることを実感しました。次回10月に開催する研修では、ベッドや車いすを用いてより実際の患者さんの姿勢に近い状態で実技が行われます。受講した職員一人ひとりが、今回の学びを活かしたケアを提供し、他職員へも伝達を通してチームで患者さんのQOLを高めることができるよう活動していきたいと思います。




第62回日本リハビリテーション医学会に参加
2025年07月17日
去る6月12日から14日まで国立京都国際会館において、第62回日本リハビリテーション医学会が開催されました。当院からは口述・ポスター発表での参加と、今回新たに開催された「アイデア善用コンテスト」へ出展しました。出展した4年目の理学療法士からは、とても充実した学会参加だったと報告がありました。

「アイデア善用コンテスト」に自作のリハビリアイデア作品(除圧クッション)を展示して、学会初日にフリーディスカッション形式での口頭発表を行いました。フロアの参加者から、「良いアイデアですね、真似してみます。」と称賛の言葉もいただくことが出来て、嬉しい経験でした。演題発表の聴講も大変勉強になり、今後の学会参加への意欲も高まりました。

感染管理認定看護師が増えました
2025年06月25日
わかくさ竜間リハビリテーション病院で昨年、新たに資格を取得した感染管理認定看護師を紹介します。現在は、竜間棟4東病棟で勤務しながら、感染対策の視点を看護に生かすべく活動しています。感染管理認定看護師は、患者さんや職員を感染から守るために、専門的な知識と技術を生かして、院内の感染対策を推進する役割を担っています。
当院には、高齢の患者さんが多く、免疫力が低下している方も多いため、感染の予防は特に大切です。褥瘡のある患者さんの処置やバルンカテーテルを長期的に留置している患者さんへのケアなど、日常の関わりの中に感染のリスクが潜んでおり、職員の何気ない行動が感染の原因になることがあります。そこで、病棟の職員と協力して、日々の業務の中で、手指衛生や環境整備の徹底など、基本的な感染対策が確実に実践されるように働きかけを行っています。また、今後は、勉強会なども行い、感染対策を「特別なこと」ではなく、「当たり前のこと」として定着させていくことを目指しています。
感染管理は、一人で行えるものではなく、チーム全体で取り組むことが大切です。患者さんに関わりながら、感染対策について職員と共に考え、実践していくことができる存在でありたいと考えています。これからも、患者さんが安心して入院生活を送れるよう、そして職員が安全に働く環境を守れるよう、感染対策の視点から支える存在として活動していきます。



新人療法士入職!
2025年05月01日
新年度が始まり、リハビリテーション部には今年21名の新人(PT12名、OT4名、ST5名)が入職しました。
法人・病院全体の最初の集合研修も終了して、新社会人・新医療人としてのスタートを切り、日々臨床現場で先輩に帯同しながら知識・技術の向上に励み療法士としての自己研鑽を積んでいます。新人療法士の指導を担当する先輩の療法士も、日常業務から現場での行動まで丁寧に指導を行いながら成長をサポートしています。
まだまだ緊張した面持ちで患者さんと接することは多いですが、新社会人・新医療人としての自覚を持ち、プロとしての成長と、今後臨床でしっかりと患者さんの思いを受け止めながら行動できる療法士を育てていきたいと思います。
初心を忘れず、リハビリテーション部全員で患者さんの笑顔のために頑張ろう!!





行事食の紹介
2025年03月14日
正月から3月までの行事食の内容についてご紹介します。
当院のお正月は1/1~1/3の3日間おせち料理を提供します。 軟菜食の方から嚥下食を食べられているすべての患者さんにおせちを楽しんでいただこうと見た目の良さにもこだわっています。
今年はソフト食、ミキサー食に使用するゲル化剤を変更し離水なく嚥下しやすいように改良を行いました。 型抜きの種類を増やしたり、彩りにもこだわっています。






2月にはバレンタインデーにチョコレートのデザートを提供しました。


軟菜食・サイコロ食・きざみ食にはチョコレートケーキ、ソフト食・ミキサー食にはほうじ茶ムースを提供しました。
ほうじ茶ムースは羊羹と2層にし、上には牛乳を着色し固めてのせ桜にみたてています。


3月にはひな祭りにちらし寿司・菜の花の和え物・すまし汁・3食ひなプリンを提供しました。プリンは抹茶等で着色し固め桜型に抜いています。 患者様からは「きれいね!」「春ね~」などの声をいただきました。


今後、4月に豆ごはん・たけのこご飯、5月に柏餅(こどもの日)などを予定しています。


