わかくさ竜間リハビリテーション病院ブログ 2025年一覧
第37回大阪府理学療法学術大会発表
2025年08月07日
先月7月6日に大阪国際会議場にて第37回大阪府理学療法学術大会が開催されました。毎年当院からは1年目から5年目の若手が日頃の成果を発表しており、今年度は7名の理学療法士が発表してきました。
発表までは各自緊張した面持ちでしたが、発表後は自分の思いを発信できた達成感と、無事に終えることが出来た安堵の表情が見て取れました。また、他院の発表者の演題を聴講して、今後の臨床に対するモチベーションアップに繋がったようで、満足度が高く終了出来た学会でした。今回の学会で学び得たことを、これからの臨床に活かしていきたいと思います。
今年度も摂食嚥下研修を開催しました
2025年07月31日
わかくさ竜間リハビリテーション病院看護部の取組み一つに、口から食べることが困難な方にして包括的スキルを用いたケアを提供できる職員の育成があります。2024年度に引き続き、今年度も「NPO法人 口から食べる幸せを守る会」の理事長、小山珠美先生とKTSM実技認定者の高橋瑞保先生をお招きし、7月12日に摂食嚥下研修を開催しました。今回は看護師だけでなく介護福祉士も複数名参加し、“口から食べたい”という患者さんの思いに寄り添って、自信をもって支援できるスキルの習得を目指します。講義、実技では講義を聴くだけでなく、アプリを用いて包括的に評価したり、食事をする患者さんの姿勢について日常のケアを振返ったりしながら、方法や技術を見直し改善することで、より安全で正確な食事介助が実践できることを実感しました。次回10月に開催する研修では、ベッドや車いすを用いてより実際の患者さんの姿勢に近い状態で実技が行われます。受講した職員一人ひとりが、今回の学びを活かしたケアを提供し、他職員へも伝達を通してチームで患者さんのQOLを高めることができるよう活動していきたいと思います。
第62回日本リハビリテーション医学会に参加
2025年07月17日
去る6月12日から14日まで国立京都国際会館において、第62回日本リハビリテーション医学会が開催されました。当院からは口述・ポスター発表での参加と、今回新たに開催された「アイデア善用コンテスト」へ出展しました。出展した4年目の理学療法士からは、とても充実した学会参加だったと報告がありました。
「アイデア善用コンテスト」に自作のリハビリアイデア作品(除圧クッション)を展示して、学会初日にフリーディスカッション形式での口頭発表を行いました。フロアの参加者から、「良いアイデアですね、真似してみます。」と称賛の言葉もいただくことが出来て、嬉しい経験でした。演題発表の聴講も大変勉強になり、今後の学会参加への意欲も高まりました。
感染管理認定看護師が増えました
2025年06月25日
わかくさ竜間リハビリテーション病院で昨年、新たに資格を取得した感染管理認定看護師を紹介します。現在は、竜間棟4東病棟で勤務しながら、感染対策の視点を看護に生かすべく活動しています。感染管理認定看護師は、患者さんや職員を感染から守るために、専門的な知識と技術を生かして、院内の感染対策を推進する役割を担っています。
当院には、高齢の患者さんが多く、免疫力が低下している方も多いため、感染の予防は特に大切です。褥瘡のある患者さんの処置やバルンカテーテルを長期的に留置している患者さんへのケアなど、日常の関わりの中に感染のリスクが潜んでおり、職員の何気ない行動が感染の原因になることがあります。そこで、病棟の職員と協力して、日々の業務の中で、手指衛生や環境整備の徹底など、基本的な感染対策が確実に実践されるように働きかけを行っています。また、今後は、勉強会なども行い、感染対策を「特別なこと」ではなく、「当たり前のこと」として定着させていくことを目指しています。
感染管理は、一人で行えるものではなく、チーム全体で取り組むことが大切です。患者さんに関わりながら、感染対策について職員と共に考え、実践していくことができる存在でありたいと考えています。これからも、患者さんが安心して入院生活を送れるよう、そして職員が安全に働く環境を守れるよう、感染対策の視点から支える存在として活動していきます。
新人療法士入職!
2025年05月01日
新年度が始まり、リハビリテーション部には今年21名の新人(PT12名、OT4名、ST5名)が入職しました。
法人・病院全体の最初の集合研修も終了して、新社会人・新医療人としてのスタートを切り、日々臨床現場で先輩に帯同しながら知識・技術の向上に励み療法士としての自己研鑽を積んでいます。新人療法士の指導を担当する先輩の療法士も、日常業務から現場での行動まで丁寧に指導を行いながら成長をサポートしています。
まだまだ緊張した面持ちで患者さんと接することは多いですが、新社会人・新医療人としての自覚を持ち、プロとしての成長と、今後臨床でしっかりと患者さんの思いを受け止めながら行動できる療法士を育てていきたいと思います。
初心を忘れず、リハビリテーション部全員で患者さんの笑顔のために頑張ろう!!
行事食の紹介
2025年03月14日
正月から3月までの行事食の内容についてご紹介します。
当院のお正月は1/1~1/3の3日間おせち料理を提供します。 軟菜食の方から嚥下食を食べられているすべての患者さんにおせちを楽しんでいただこうと見た目の良さにもこだわっています。
今年はソフト食、ミキサー食に使用するゲル化剤を変更し離水なく嚥下しやすいように改良を行いました。 型抜きの種類を増やしたり、彩りにもこだわっています。
2月にはバレンタインデーにチョコレートのデザートを提供しました。
軟菜食・サイコロ食・きざみ食にはチョコレートケーキ、ソフト食・ミキサー食にはほうじ茶ムースを提供しました。
ほうじ茶ムースは羊羹と2層にし、上には牛乳を着色し固めてのせ桜にみたてています。
3月にはひな祭りにちらし寿司・菜の花の和え物・すまし汁・3食ひなプリンを提供しました。プリンは抹茶等で着色し固め桜型に抜いています。 患者様からは「きれいね!」「春ね~」などの声をいただきました。
今後、4月に豆ごはん・たけのこご飯、5月に柏餅(こどもの日)などを予定しています。