リハビリテーション・ケア合同研究大会 久留米2017に参加しました

2017年11月07日

10月19日~21日開催「リハビリテーション・ケア合同研究大会 久留米2017」にて、当院の管理栄養士2名が症例発表を行いました。

 

今回の学会を通して、回復期リハ病棟には低栄養患者さんが多く、それを改善しながらリハビリを十分に行うためには栄養の量はもちろん、栄養素の質も重要であるということを学びました。

 

胃瘻造設後、喫食量の増加と栄養状態・筋力・覚醒の改善がみられた超高齢患者の一症例

 

患者さんご本人やご家族が望まれていた口から食べることを継続するために代替栄養法を選択した結果、十分な栄養確保ができ、栄養・身体機能の改善へ繋がり肺炎を起こすことなく栄養管理ができた症例を経験することができました。

管理栄養士 江里口

高たんぱくの栄養介入が腎機能の悪化なく栄養状態と筋力の改善をもたらした慢性腎不全を有する脳幹部出血の一例

 

慢性腎不全を有する患者さんに身体機能向上、栄養状態改善を目的とする栄養介入を行った結果、腎機能の悪化なく身体機能、栄養状態の改善につながった症例を経験することができました。初めての学会発表で、とても緊張しましたが、先輩に指導していただき、練習を重ね、発表することができました。

管理栄養士 星野

また、今回の学会では、リハ栄養についてのセミナーや、平成30年医療・介護診療報酬同時改定の講演を傾聴しました。このような学会に参加することは、栄養のことだけでなく、医療においていろんな知識を得る良い機会だなと実感しました。

 

今後も積極的に知識を身につけ、患者さんに貢献できる栄養管理を行っていきたいと思います。

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<医療技術部栄養課>