社会医療法人若弘会 在宅部門ブログ 2019年一覧
在宅部門研究発表会を終えて
2019年12月06日
毎年11月に行う研究発表会の様子を報告します。
各訪問看護ステーションから下記のテーマでの口演発表がありました。
「自動腹膜透析導入における訪問看護の役割」~高齢独居者へのPDラストにむけた取り組み~
「STOP熱中症!在宅での熱中症対策への取り組み」~チェックリストを用いて~
「訪問看護ステーション職員の災害時の備えに対する不安についての調査」
「慢性皮膚損傷を抱えた4症例よりの一考察」
どのチームも論文構成やパワーポイントに工夫が凝らされており素晴らしい発表でした。
普段から感じていることなのですが、看護ケアの中にも、決まったマニュアル通りではなく、利用者に合わせて看護ケアを変更したり、おひとりおひとりの個性をみつめ、その方らしさへ援助をしていこうという暖かい思いを感じています。
講評では看護研究をする目的やポイントを村井副医療長から教えていただきました。これからの看護研究に活かすことができるわかりやすい内容でした。
職員の皆さま、本当にお疲れ様でした。
インフルエンザを予防しましょう
2019年11月19日
インフルエンザが流行するシーズンになりました。
全国的な流行のピークは一般的に1月下旬から2月上旬ごろです。インフルエンザのワクチンは、接種してから抗体ができるまでに約2週間かかりますので、早めの接種が勧められます。ただし、ワクチンを接種したとしても、感染することはあります。インフルエンザの主な感染経路は、くしゃみや咳による飛沫感染ですが、ウイルスが付着した物を手や指で触れ、その手や指で鼻や口、目を触ることでも感染します。帰宅時や調理の前後、食事前など、こまめな手洗いを心掛けましょう。
在宅医療長 川合 右展
手洗いチェックを実施しました
2019年10月21日
9月に在宅事業部門において、「自己の手洗いの傾向を理解して、手指の清潔を保つ衛生学的手洗いができること」を目的に、約1ヶ月をかけて手指衛生チェックを実施しました。対象者は居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問看護ステーションに従事している49名で、過去にブラックライトを用いて手洗いの洗い残しのチェックを受けたことがある職員は28名で全体の57%、今回が初めてであった職員は21名で43%でした。このブラックライトによるチェックとは、まず専用ローションを手に塗った後に、手洗い用洗剤で手を洗い、乾燥した後にブラックライトと呼ばれる特殊ライトを手に当てることで、洗い残し部分が光って見えます。実施中は、がやがやとお互いに「どこができていなかった」などと話しながら実施していました。今回の手指衛生チェックで、洗い残しが多かったのは、指先・手の甲・指の間・手のひら・親指の付け根・手首の順でした。今回の取り組みは、自分の手洗いの癖や傾向を知り、意識して洗い残し部分を無くすことへの意識付けになったと思います。この結果を事業所毎に報告し、再度手指衛生の方法を見直すことで適正な手洗い方法を身に着け、今後は習慣化していきたいと思います。病院や施設とは違って、職員は訪問先によってはなかなか手洗いをさせて頂くことが難しいこともあり、その場合は携帯している速乾性手指消毒剤を使用して手洗いとしています。今回の手指衛生チェックを機に、各職員が事業所に帰ってきたときに正しい手洗いを意識して実施することで、今後も感染予防に努めていきたいと思います。
竜間之郷居宅介護支援事業所
看護課長 大西美幸
浪速区多職種連携研修会に参加して
2019年10月08日
9月28日(土)に浪速区多職種連携研修会が開催されました。
今回のテーマは「人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)~終末期の支援と連携について~」でした。
「人生会議(ACP)」とは、将来、命の危険が迫った状態になり、意思決定する能力を失った場合に備え、希望する医療やどう過ごしたいか、などを考え、家族や医療・介護関係者等と話し合う事をいいます。このACPについての講演後、グループに分かれてディスカッションを行いました。研修会には、医師、歯科、薬剤師、看護師、CM、社会福祉士、PTなど他職種が参加しており、色々な視点から意見が飛び交い、とても考えさせられる時間になりました。
延命処置の希望など医療処置だけでなく、生活に対する希望などを詳しく聞く事や、時間経過とともに意思表示の内容は変わる為、適宜話し合うことが大切です。
終末期にある利用者がその人らしい生活を過ごすため、情報を共有し、最善のサービス提供を目指していきたいと思います。
「第31回 敬老の日 たつフェス」のご報告
2019年09月27日
令和元年 あなたの笑顔をみたい ~ おいしく! たのしく! 元気よく! ~
9月16日(月)に、敬老の日 たつフェスが開催されました。毎年、楽しいイベントが盛りだくさんですが、今年、竜間之郷では、音楽フェスとしてギターサークル「トパーズ」さんをお招きし、「赤とんぼ」や「里の秋」などを演奏していただきました。美しい音色を聞きながら利用者さんたちは、一緒に歌ったり、手拍子をされていました。
また、喫茶では、利用者さんが法被を着てお菓子の販売をされていました。その笑顔に癒されながら、お菓子と熱いコーヒーをいただきました。周囲には、利用者さんが作られた色鮮やかなモザイクアートが飾られていたので、とてもゆったりした心地良い時間を過ごすことができました。
訪問看護師の夏休み✨
2019年08月29日
猛暑が続いておりますが、この夏1泊2日で淡路島へ行ってきました。
天気にも恵まれ快晴でした。私と夫、子供達、そして私の父と母の7人での旅行でした。
昨年、父が間質性肺炎の急性憎悪で入院。なんとか回復し、退院する事が出来ましたが、退院後は在宅酸素が必要な状態となりました。74歳まで自転車で40分かけて職場に行き、元気に働いていた父なので、色々と今まで出来ていた事が出来なくなってしまった事に落胆している様子でした。
今年、母の古希のお祝いもあり、旅行へ一緒に行こうと声をかけたのですが、酸素をしている状態で旅行に行けると思えなかったようで、母だけ連れて行ってあげて欲しいと言う父。酸素をしていても一緒に行ける事を伝え、在宅酸素業者へ相談すると、快く宿泊先に酸素の機械やボンベを届けて下さいました。
父も母もとても喜んでくれ、楽しい旅行となりました。またいつか一緒に旅行が出来る事を願っています。
こんにちは。わかくさ居宅介護支援事業所のケアマネジャーのつぶやき
2019年08月21日
こんにちは。わかくさ居宅介護支援事業所のケアマネジャーとして働いています。
暑い日が続いていますが、毎日ご利用者様のご自宅に訪問し、「体調お変わりないですか」「生活送る中で、困った事がないですか」等、ご本人ご家族様からお話を伺っています。
お困り事があれば、相談対応に努めていますが、しっかり相談対応ができるよう自分自身も体調を崩さないよう水分補給や食事をしっかり食べるよう気を付けています。
それと、休みの時には気分転換を兼ねて、家族と海に釣りに行く機会を持っています。
小さいサバやアジしか釣れないですが、釣れる事の喜びと自宅に釣った魚を持ち帰り、家族と一緒に調理して食べる事が楽しみとなっています。
これからも暑い日が続きますが、楽しみの時間を持ちながら、事務所スタッフ一同頑張って行こうと思います。
【大東 ズンチャッチャ夜市】のご紹介
2019年08月16日
2017年の夏から住道駅前で始まったナイトマーケット。3,000人を超える来場者で賑わっています。住道駅デッキから見える夕暮れ、マジックアワーの風景を皆で楽しもうと始まったイベントで、毎月最終水曜日に地元や市外から美味しい料理やクラフトを提供するお店が50店。橋の上の特設ステージではライブパフォーマンスも。月に一度、皆でわいわい集まりたいイベントです。
今月の最終水曜日は☆8月28日☆
OPEN 16:00~
CLOZE 21:00
夏休み✨
2019年07月31日
訪問看護の世界に飛び込み、厳しい夏も3度目を迎えます。
冬より夏派でしたが、歳を重ねる度にキツイ〜 笑
と、いうことで 一足早い夏休み(note)
5日間のお休みを頂き、黒部アルペンルート・黒部峡谷へ行ってきました❗️
標高1930Mのところに位置する弥陀ヶ原ホテルはとても涼しく、夜は毛布を1枚追加するほど(happy)
目玉はホテルから眺める雲海と夕日ですが、到着した時はホテルが見えないほどの霧が立ち込め、半ば諦めていたのですが、突然と霧が割れ雲海が現れました✨
日本緩和医療学会学術大会に参加しました
2019年07月31日
2019年6月21日(金)~22日(土)の日程で、第24回日本緩和医療学会学術大会がパシフィコ横浜で開催されました。
今回は、在宅緩和ケアを中心にしたシンポジウムや演題を選び参加しました。
在宅緩和ケアを実践する多職種からの演題も多くなったと思います。
昨年、介護報酬改定で居宅介護支援にターミナルケアに関する項目が創設されました。ターミナルケアマネジメント加算や運営基準の緩和は地域で活躍する居宅介護支援事業所やケアマネジャーにとっては朗報でした。
しかし、在宅での看取りを経験している事業所は多くはなく、国の調査によれば、調査期間の1年間に在宅看取りを行っていない事業所は38.9%で、個人のケアマネジャーでは更に高い割合となり経験のある方は少ないように思います。地域のケアマネジャーから、がんの方の在宅療養支援には困難を抱くことがあるとも聞きます。「家での看取りは不安」と思われがちです。
その人らしい生活や希望を実現するためには、利用者や家族がもつ顕在的、潜在的な希望を引き出し、利用者の病状や心情、周囲の状況や環境をみながら実現をサポートしていくのですが、ケアマネジャーは利用者の生活歴や家族との関係、趣味などの情報から、どのように生きてきた方なのかを知る機会を持ちやすいと思います。利用者のその人らしさは何かを考えることが一番できる位置にある職種です。在宅療養を支える身近なケアマネジャーから自宅でも緩和ケアを受けることができると伝えてもらうことはとても大切です。
ターミナル期にある利用者や家族にとって、かけがえのない時間のQOL向上に資することができるような連携ができる事業所が地域に多くなることで、自然に在宅看取りは増えていきます。死をタブーにするのではなく、生きるためのケアプランとして医師や看護師と一緒に考えていってほしいと思います。
在宅医療 看護部長
山地由紀子
日本在宅医療連合学会大会に参加しました
2019年07月25日
2019年7月14日(日)~15日(月・祝)に京王プラザホテルで開催された第1回日本在宅医療連合学会大会に参加してきました。日本在宅医療連合学会は日本在宅医学会と日本在宅医療学会が合併し、2019年5月に設立されたばかりです。
全国各地で展開されている地域包括ケアシステムに関係する話題など、在宅医療に関するいろいろな分野の講演を聴くことができました。
在宅医療長 川合右展
令和元年 大阪府看護事業功労者表彰式
2019年05月15日
令和元年 大阪府看護事業功労者表彰式に
わかくさ老人訪問看護ステーションが選ばれました☆彡
5月11日(土)に、ナーシングアート大阪のレモンホールで大阪府看護事業功労者の表彰式が開催され、「訪問看護ステーションの部」で、わかくさ老人訪問看護ステーションが選ばれました。これは、24時間365日、精神、小児、あらゆる疾患に対応したことを評価していただいたものです。
表彰式では、少し緊張気味だった中尾所長でしたが、途中からはいつも通りの笑顔で輝いていました。わかくさ老人訪問看護ステーションは、平成5年7月に東大阪市に開設し、医師会の先生方や各団体及びサービス事業者の方々に支えられながら地域に根差してまいりました。 今では、月の訪問件数が2,400件を超えるまでに成長しています。
今後も地域で私たちを待って下さっている方々に心の通った看護サービスの提供をめざしてまいります。
~訪問看護師がんばりシリーズ第1弾~
2019年04月18日
胃瘻とストマケアを見学しました!
4月2日(火)に、若草第一病院で胃瘻造設とストーマケアについて見学させていただきました。内視鏡センターでは、感染管理認定看護師と内視鏡技師の資格を持つ吉野看護部長さんから、胃瘻交換の見学を通し、内部の構造や種類、造設方法について詳しく教えてもらいました。また、皮膚・排泄認定看護師の宮崎課長さんからは、乳がんのケア方法や
造設術後4日目のストーマの洗浄、パウチの交換を見学させていただき、また手作り模型でパウチの貼り方をレクチャーしてもらいました。訪問看護では、様々な知識を持った対応が求められますので、今後も勉強して利用者さんへのケアにつなげていきたいです。次回は、褥瘡管理・呼吸管理をレポートさせていただきます。お楽しみに。
~訪問看護師のつぶやき~
2019年03月26日
還暦が過ぎ両親の介護からも卒業した昨年、私は自分磨きの為今の仕事のステップアップをと思い通信看護学校に行こうと決意しました。
主人は、「今さら勉強してどうする…」と驚いていましたが、娘たちは、「いいんじゃない。目標が出来て、頑張ったらいいよ。」と励ましてくれました。
入学して年下の学友とライン交換してグループが出来き、お互いにスクーリング以外はラインで情報交換しました。
私の学校はパソコン操作が出来ないと勉強が出来ないのです。
利用者さんの報告書作成に、毎月パソコンを打ち込んでいますが、相手に送信する作業は、私は、ほとんどやったことがありません。
其れなのに、学校では先生への提出物は、パソコンでのやり取り、入力したのに何処かでデータが消えてしまい、頭が真っ白、幸いなことに学校に行くことに反対していた主人はパソコン操作が好きなので、探してくれてやっと再提出することが出来ました。
事例問題も自分で展開して看護計画も考えます。実習前の自己学習は山積の課題に気が狂いそうになります。前期の試験、後期の試験どちらも再試験落ち込みました。
(こんなはずじゃ無かった…。通信とは甘かった…。)…と
大海原に航海に出たが嵐で沈没しそうになりますが、私はどんなことがあっても港に寄港することを決意しました。
まだまだ寒い日が続きますがいかがお過ごしですか?
2019年02月07日
こんにちは。在宅部門のケアマネジャーです。
年が明け、早1ヶ月が経ち、時が進むのが早く感じる今日この頃。まだまだ寒い日が続きインフルエンザも蔓延していますが、それに負けず、それぞれの仕事に毎日奮闘しております。
2月といえば「節分」。皆様はどうお過ごしになりましたでしょうか?
節分の日のお昼にコンビニへおにぎりを買いに行ったところ、おにぎりが一つも置いておらず、恵方巻きのみの陳列になっていた事に驚かされました。私のお腹はおにぎりを受け入れたいお腹になっていたため、残念な思いをさせられてしまいました。笑。
夕食には恵方巻きを頂きました。
この機会に節分について調べてみました。
節分とは本来、「季節を分ける」つまりは「季節の変わり目」のことを意味し、季節が移り変わる「節日」を指し「立春・立夏・立秋・立冬」とそれぞれの前日を指すもので、1年に4回あったそうです。
その中でも厳しい冬の季節を乗り越えた後の「立春」は、1年の始まりとして特に尊ばれ、旧暦で年があらたまる重要な日にあたっていたため、次第に節分といえば「立春」の前日のみを指すようになっていき2月3日のみを意味するようになったそうです。
新しい年や季節が始まる時には、世界の秩序が変わって、その境目に「邪気」が生じると考えられていたそうです。
良い立春を迎え
皆様が1年、健康で健やかな生活がおくっていけるように願っております。
新年のご挨拶
2019年01月09日
新年明けましておめでとうございます。
在宅医療では職員が心身ともに健康で業務に専念できる環境を整備、構築しています。
そこで、今年の抱負を漢字一文字で表す文字として「健」を選びました。 在宅医療サービスの提供を通じて、誰もが安心して健やかに暮らせる地域社会の実現に貢献できるよう頑張りたいと考えています。
本年度も、顔の見える関係を大切にし、地域の皆さんに必要とされる医療機関であり続けられるよう努力してまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
社会医療法人若弘会
在宅医療 医療長 川合 右展
新年あけましておめでとうございます。
わかこうかいクリニックは、2009年10月に開設され、肝炎専門医療機関・大腸疾患の専門医療機関・一般クリニックと在宅医療機関として運営しています。C型慢性肝疾患が内服薬のみで副作用もほとんど無くウイルスが消失する時代になり、患者さんが安心してうけられる医療・ケア・リハビリテーションを提供していきたいと考えております。
わかこうかいクリニックは患者さんが安心して頼りにでき、職員も笑顔で対応でき幸せになれる医療機関となる様頑張りたいと思います。
社会医療法人若弘会
わかこうかいクリニック 院長 城村 尚登