手洗いチェックを実施しました

2019年10月21日

 9月に在宅事業部門において、「自己の手洗いの傾向を理解して、手指の清潔を保つ衛生学的手洗いができること」を目的に、約1ヶ月をかけて手指衛生チェックを実施しました。対象者は居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問看護ステーションに従事している49名で、過去にブラックライトを用いて手洗いの洗い残しのチェックを受けたことがある職員は28名で全体の57%、今回が初めてであった職員は21名で43%でした。このブラックライトによるチェックとは、まず専用ローションを手に塗った後に、手洗い用洗剤で手を洗い、乾燥した後にブラックライトと呼ばれる特殊ライトを手に当てることで、洗い残し部分が光って見えます。実施中は、がやがやとお互いに「どこができていなかった」などと話しながら実施していました。今回の手指衛生チェックで、洗い残しが多かったのは、指先・手の甲・指の間・手のひら・親指の付け根・手首の順でした。今回の取り組みは、自分の手洗いの癖や傾向を知り、意識して洗い残し部分を無くすことへの意識付けになったと思います。この結果を事業所毎に報告し、再度手指衛生の方法を見直すことで適正な手洗い方法を身に着け、今後は習慣化していきたいと思います。病院や施設とは違って、職員は訪問先によってはなかなか手洗いをさせて頂くことが難しいこともあり、その場合は携帯している速乾性手指消毒剤を使用して手洗いとしています。今回の手指衛生チェックを機に、各職員が事業所に帰ってきたときに正しい手洗いを意識して実施することで、今後も感染予防に努めていきたいと思います。

                         竜間之郷居宅介護支援事業所
                             看護課長 大西美幸