社会医療法人若弘会 在宅部門ブログ 2026年一覧

生活と機能をつなぐリハビリ(言語聴覚士)

2026年06月05日

生活と機能をつなぐリハビリ(言語聴覚士)

 

わかくさ大東訪問看護ステーションの言語聴覚士の髙木です。

大東市谷川にあるこの事業所に来て3年目となりました。訪問看護ステーションからご自宅に伺って、訪問リハビリを行っています。

 

言語聴覚士とは、理学療法士、作業療法士のようにリハビリに携わるお仕事です。その中でも言語聴覚士が得意とすることは、コミュニケーションや食べる障害へのリハビリです。

 

コミュニケーションの障害には、脳梗塞や脳出血などの脳卒中による失語症(聞く、話す、読む、書くことが難しくなる)や、口の麻痺による話しにくさなどがあります。

ご家族や職場などで、コミュニケーションが少しでもスムーズに行えるようにリハビリを行います。そうしているうちに、笑顔が多くなったり、ご近所の方と立ち話をするまでになったり、と利用者さんが元の生活に戻っていく姿を見ることができるのがとてもうれしいです。

 

食べる障害(摂食嚥下障害)も脳卒中など様々な病気が原因で起こることも多いですが、加齢によるものもあり、ご自宅での食事に深く関わってきます。

口の運動や飲み込みの練習をするだけでなく、できる限り好きなものを安全に食べていただきたいので、一緒に台所に立って調理をすることもあります。利用者さんの方が工夫して調理されていて勉強になることも多々あります。病院や本だけでは知ることができないたくさんの工夫があふれていて、他の利用者さんにも伝えたくなります。

リハビリを続けていく中で、食べられる食事形態が限られている中でもバリエーションが増えたり、食べられる量が増えたり、外食に行けるようになるなどの変化がみられると、とてもうれしいです。

 

病院ではなく、ご自宅で生活されているからこそできるリハビリがあります。まだまだ至らない点も多い私ですが、少しでも信頼していただけるよう、これからも利用者さんやご家族に寄り添いながら全力で支援させていただきたいです。

 

写真はミキサー調理し、ゲル化剤を使用しオムレツの形に調理したものです。利用者さんと調理する前に実は自宅で練習していたりもします。

舌でつぶせるかな?口の中でまとまりやすいかな?と色々なことを考えながら作って、試食します。時々、我が家の子どもたちも味見をしてくれます。

 

 

新人卒業!成長の軌跡

2026年05月05日

新人卒業!成長の軌跡

 

日本橋老人訪問看護ステーション  高橋 奏子

 

 風にそよぐ木々の緑もまぶしい季節となりました。私は2025年の4月に日本橋老人訪問看護ステーションに入職しましたので、看護師として2年目の春に突入しました。去年の春のことを思い出すと、近隣の地図を頭に叩き込むことから始まり、先輩の訪問に同行するだけでもとても緊張していたことを覚えています。

 

 入職したばかりの頃、ある利用者さんの血圧が上手に測れず、測り直しをさせていただくことがよくありました。先輩方が血圧測定する姿を観察したり、コツを教えてもらったりすることで、うまく測定ができるようになりました。看護学校でも学生同士で血圧を測定しあい、練習する機会はありました。しかし、実際に働き始めてみると、さまざまな体形や腕の太さ、姿勢などによって測定するときのコツがあることがわかり、経験に勝るものはないなと感じました。

 

 振り返ると、はじめは恐る恐るやっていたことでも、何度か経験するうちに自信をもってできるようになっていたことがたくさんあり、挑戦する事や反復することの大切さを改めて学ばせていただいた1年だったように思います。今後も、失敗も成功も糧にできるように、何にでも挑戦していきたいと思います。

 

桜の季節に振り返る一年とこれから

2026年03月31日

桜の季節に振り返る一年とこれから

 

在宅医療 米増 雪子

 

「寒さ暑さも彼岸まで」と言われるように、少しずつ温かさを感じるようになりました。やっと、桜がぽつぽつ咲きはじめ、春の訪れにホッとする時期になりましたね。

 さて、ICTを導入してから早いもので一年半が経ちました。今ではすっかりシステムにも慣れ、訪問スケジュールの管理や職員の動きの把握もスムーズにできるようになり、緊急時の対応も以前より早く行えるようになっています。

 記録の面でも大きな変化がありました。特に30代のスタッフは携帯端末での入力の速さには驚かされることも多く、「口頭入力」より早いと感じる場面もありました。50代以上のスタッフたちは、最初は戸惑い、口頭入力を取り入れていましたが、日々、練習を重ねたりする中で、今ではスムーズに記録ができるようになってきました。少しずつでも前向きに取り組んできた事が、今につながっています。

 今後、医療・介護の現場は、ますます変化していきます。地域での選択肢も増える中で、訪問看護師・介護支援専門員に求められる役割も大きくなっていきます。だからこそ、一人ひとりが役割を意識しながら、利用者さんの「その人らしい生活」を支えていけるよう、これからも丁寧に関わって参ります。

 

 

「地域で働く一員の気づき」

2026年02月18日

「地域で働く一員の気づき」

 

大東市地域包括支援センター 中村 幸子

 

 寒さ厳しい日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

大東市地域包括支援センターで勤務し、1年半が経過しました。勤務開始時から見返すと、すでに200名以上の大東市民の方の相談をお伺いさせて頂いています。

リハビリ専門職は大東元気でまっせ体操の会場にもお伺いすることが多く、体操に参加されている方を含めると、何名の大東市民の方とお話しさせて頂いているか数えきれない状況となっています。

仕事をする中で、地域包括を含め、市役所、社会福祉協議会、コミュニティーソーシャルワーカー、NPO法人、障害福祉サービス事業所、居宅介護支援事業所など、専門職として地域住民を支える方や、大東市の各地域の自治会、老人会、婦人会、福祉委員、民生委員など、地域のリーダーや見守り役を担っている方々ともお話させて頂く機会が多く、各機関や地域活動についてもかなり勉強させて頂いています。

一人一人の住民さんの生活が、様々な方の協力のもとで成り立っており、住み慣れた地域で、安心して生活できる様々な工夫が成されている事を知りました。また、今まで築き上げて来られた地域組織も、高齢化や生活スタイルの変化により、維持ができるかが問題となっている事も知りました。今働いている世代の方々が、将来ご自身が生活する地域で安心して生活できる状況にあるのか、少し目を向けてみるのも良いのではないかと思いました。

これからも、地域包括支援センターで働く一員として、地域住民の方々の支えの一部として機能できるように精進していきたいと思います。