言語聴覚療法について
言葉を話す、聞く、考える、表現する、食べる。
当たり前のようにしていることが、病気や事故、年齢を重ねることで、うまく出来なくなることがあります。
当院には23名の言語聴覚士が在籍しており、言葉に関わることを主としたコミュニケーションの問題、飲み込みの難しさを抱える方々のハビリテーションをおこない、より良い生活ができるようサポートしています。
検査・評価
何が出来なくなっているか、その要因はなにか、何が出来るのか、を明らかにして、対処法を見出すために、適切な検査・評価を行います。
当院では、以下の検査を実施することができます。
検査だけでなく、患者さん個別の症状や、生活、環境を総合的に評価します。
検査一覧
・標準失語症検査(SLTA)
・ウエクスラー成人知能検査(WAIS-Ⅲ)
・ウエクスラー記憶検査(WMS-R)
・リバーミード行動記憶検査
・BIT行動性無視検査
・標準注意検査法
・標準意欲評価法
・遂行機能意障害症候群の行動評価(BADS)
・ディサースリア検査 など
訓練
「言葉を話す」、「理解する」練習のほかに、「集中する」「覚える」「考える」ための練習などを行います。課題だけではなく、会話やゲームを行うなかで、苦手な部分を改善できるよう、アプローチします。また、日常の生活も、コミュニケーションのための大切なリハビリテーションです。ご家族とのやり取りや、一日の予定の管理など、様々な行動を通して練習を行います。仕事や学業への復帰を目指す患者さんには、目的に応じて就労・就学のためのアプローチを行っています。
摂食・嚥下リハビリテーション
飲み込みがうまくできない、むせやすいといった方に対しては、摂食・嚥下リハビリテーションを行います。