歯科

dentistry_p03

当院歯科では、入院患者様や外来患者様の一般歯科治療をはじめ、入院患者様の口腔機能管理として、新入院評価や歯科病棟回診を通し、ご入院された患者様のロ腔内を歯科関係者(歯科医師・歯科衛生士)がー度は評価するシステムをとっています。

 

脳血管疾患や廃用症候群により、各口腔諸器官(ロ唇や舌、頬など)の機能が低下し、摂食・咀嚼・嚥下障害がみられる患者様の評価と治療計画の立案を行い、必要があれば専門的検査であるVF検査やVE検査を行い、診断します。

これらの評価・診断結果をもとに、障害の回復過程に合わせて歯科治療と口腔リハビリテーション、摂食嚥下リハビリテーションを実施しています。

 

また、歯科はどの場面においても、常時関わりがあり、多職種と協調・協働し、質の高い医療を提供しております。口腔リハビリテーションと歯科治療を一環して行うことで、早期に口腔機能回復・維持へと導くことができます。

 

リハビリテーションに必要不可欠な入院患者様の栄養管理として、週1回の栄養ケアマネジメントカンフアレンスを開催し、新入院の患者様や低栄養の方の栄養管理について管理栄養士を主体としチームで行っています。

 

急性期病院と連携し、術前・術後の周術期口腔管理を行っています。

 

スタッフ紹介

 

歯科医師 貴島 真佐子(きしま まさこ)
専門分野 一般歯科、小児歯科をはじめ高齢者歯科
専門医・指導医 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会 認定士
日本口腔リハビリテーション学会 指導医・認定医
メッセージ 大学院卒業後より、20年近く勤務しております。一般的な歯科治療だけでなく、人生の楽しみでもある食事を生涯美味しく、安全に食べていただけるようお口づくり、食支援も行っております。また当院では、あらゆる機器(筋電計等)を使用し、咀嚼から嚥下時の口腔諸器官における口腔機能や嚥下機能の診断を行い、健康な口腔を維持できるよう各ライフステージにおけるオーラルマネジメントも行っております。
歯科衛生士 当院の歯科衛生士は、ご入院患者様の口腔の衛生管理と各口腔諸器官(ロ唇や舌、頬など)の機能低下がみられる患者様に、口腔リハビリテーションを実施しています。『口から始まる健口づくり』をモットーに、患者様が、安全に美味しくお口からお食事ができることを目的に、日々多職種と連携しながら業務に就いています。