乳がん看護の勉強会を開催しました

2021年05月24日

乳がん看護の勉強会を開催しました

 

わかくさ老人訪問看護ステーション 

看護課長 米増 雪子

 

  女性は12人に1人の割合で乳がんになると言われています。看護師の職場にはまだまだ女性が多い為、以前から乳がん看護に興味があり、早期発見・早期診断・早期治療の大切さを理解して知識を深めたいと思っていました。コロナ禍での研修だった為、感染予防につとめながらZOOM配信となりました。初めての配信でしたので、戸惑いながらもパソコンの画面に他のステーションの方々の姿が映るとテンションが上がり、トラブルなくつながったことにホッとしました。

ステーションに来られていた実習生3名の方にも参加して頂き、有意義な時間を過ごすことができました。特に興味深かったのが乳がん患者の5~10%の方が遺伝性であるということ、ハリウッドスターが受けたことで注目された遺伝子検査については、以前は「早期発見ができるなら受けた方がいいのでは?」と思っていましたが、研修で遺伝子検査後の心理面を知ることができ、とても奥深い問題と感じ「受けたらいいのでは?」とすぐに出す答えではないと感じました。職員の注目度が高かったのは、当ステーションには癌性皮膚潰瘍で毎日処置を必要とする方がいるのですが、その方へのケアに関することでした。職員は、研修を通して「お家で安心してその人らしく過ごして頂くにはどう関わっていくことが大切なのか」ということを学び、改めて利用者さん・ご家族のQOL向上していくための目標について深く考えさせられました。

 

最後に、テンダーケア訪問看護ステーション管理者、樫木さんこのような機会を頂けたことに感謝いたします。これからも第2回、3回と共同で研修会を開催できればと思います。今後ともよろしくお願い致します。