新人看護師、只今看護研修中

2021年03月29日

新人看護師、只今看護研修中

                            在宅医療 副医療長 村井 容子

 

  この春、若弘会の訪問看護ステーションに4名の新人看護師が配属され、入職後すぐに新人研修が始まりました。例年は、アイアイランドで宿泊研修が行われるのですが、新型コロナ感染症の影響から、今年は自宅でのZOOM研修になりました。この研修では、若弘会の理念や組織活動について学び、「病院・施設におけるおもてなしとは」「チームで働ける新人になるためには」というテーマのもと、グループワークも行われました。2日間の研修を終え、3日目には、在宅医療の沿革、訪問看護の概要、感染対策について学びました。

 

そして、3月25日、新人看護師たちが最も楽しみにしていた若草第一病院の看護部研修が始まりました。この研修では、社会人としての心得、就業規則、看護倫理、医療安全、感染、薬剤管理、医療機器管理などの座学だけでなく、実技研修も多く取り入れられています。実技研修には、患者さんの意識の見方や呼吸音の聴き方、採血や点滴の仕方などがあり、これらは重要な看護技術に位置付けられています。毎年、最終日の注射の技術では、新人看護師たちの緊張がありありと伝わってくるので、指導者側も事故を起こさないように注意して行っています。講師は、認定看護師や教育担当者だけでなく、医療安全管理者や薬剤師、臨床工学技士など、他職種からの協力も得て、研修は組み立てられています。

 

今日は、3月29日。今頃、聴診器で胸の音を聴いたり、脈を測定したり、意識レベルの確認方法を学んでいると思います。私は離れた場所でこのブログを書いているのですが、「仕事をはやく切り上げて、若草第一病院の研修を覗きに行ってみようかな」なんて思ったりもしています。

 

 全ての研修が終了し、4月1日から新人看護師たちが病棟や在宅で患者さんや利用者さんのケアを担当させていただきます。不安に思われる方もいらっしゃると思いますが、安全面には十分配慮してまいりますので、温かく見守っていただけるとありがたいです。