新型コロナワクチンについて

2021年02月26日

新型コロナワクチンについて

在宅医療  村井 容子

 

  この一年、コロナ、コロナの日々でした。ようやく待望のワクチンが日本に届き、一部の医療従事者から接種がはじまっているようですが、副反応についてはまだまだ調査中のようです。

少し前までは、テレビをつけると海外の接種の様子をよく目にしていました。私は看護師ですが、その映像を見る度に少し違和感がありました。イギリスやアメリスの看護師は、ワクチンを打つ際、接種される方の皮膚をつまんで持ち上げることなく、皮膚と垂直に針を「プスッ」と刺し、結構深くまで針を挿入します。そして、一瞬で薬液を注入し、針を「スッ」と抜くといった感じで行われています。その一連の動作は、手際が良いというのか、雑なのかよく分かりませんが、日本の打ち方とは違います。日本では、代表的なワクチンにインフルエンザがあり、皮下注射(針を刺す角度も、針を入れる深さも違う方法)で行われています。今回のワクチンは、海外のように筋肉注射で行うようですので、もう一度手順を見直す必要がありそうです。また、注射器の中に薬液が残らないような構造になっているのも驚きで、構造が違うだけで1瓶から6回分とれるとか。すごいですね。

これから、日本でもワクチン接種がすすんでいきますが、大きな事故なく無事に終えることを願います。ワクチンで十分な効果が得られ、一日も早く平穏な生活が取り戻せますように。