骨密度測定検査のご案内

2022年10月18日

骨密度測定検査とは腰椎と大腿骨をレントゲンのように撮影し骨の密度を測定する検査です。

骨密度が低いと骨粗鬆症となり、骨がもろくなるため骨折が起きやすくなります。骨折は寝たきりなど要介護の大きな原因となりますので骨密度測定検査を行い、早い時期からの骨粗鬆症に対する予防や治療が大切です。

 

 

1.骨粗鬆症の要因

現在、日本人の10人に1人が骨粗鬆症であると推定されています。骨粗鬆症になる要因として高齢・女性であること、骨折経験があること、ステロイドを使用していること、 飲酒 ・ 喫煙などが挙げられます。特に60歳女性の5人に1人が骨粗鬆症とされています。

 

2.検査の詳細

当院では2019年10月より骨密度測定装置Horizon Ciを導入しています。この装置では2種類のX線を用いたDXA法にて骨密度を測定します。DXA法は他の方法と比べ非常に精度が高いのが特徴です。検査は検査台に仰向けで寝ていただき、10分ほどで終わります。被ばく線量は胸部レントゲンの約1/5と低く、安心して検査を受けていただけます。

 

 

骨密度測定結果

 

骨密度測定装置

3.早期発見・早期治療へ

骨粗鬆症は基本的に症状がないまま進行する疾患です。何かしら症状が現れるときには、既に進行しており骨折が起きていることが珍しくありません。薬物治療や運動、食生活によって改善できますので、まずは検査を行い骨の状態を把握してみてはいかがでしょうか。

 

お問い合わせ・ご予約

若草第一病院 地域連携課 予約センター

TEL 072-988-1409

 

若草第一病院 診療放射線課