栄養と健康~管理栄養士が紹介する骨粗鬆症予防の食事~

2022年05月27日

骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症は、骨がスカスカになりもろくなって骨折しやすくなる病気です。

自覚症状がないことが多いため、骨折の痛みがあってから、初めてわかる人もいます。

 

骨粗鬆症予防の食事

骨の主な成分はカルシウムですが、吸収するためにはビタミンK・ビタミンDなどが必要です。

カルシウム:牛乳・乳製品、小魚、大豆製品 小松菜、チンゲン菜 など

ビタミンK :納豆、モロヘイヤ、小松菜ブロッコリー など

ビタミンD :干ししいたけ、鮭、うなぎ さんま など

 

1日に必要なカルシウム700~800mgを摂るには

牛乳コップ1杯+プロセスチーズ1個+木綿豆腐1/2丁+納豆1パック+小松菜1/4束のように いろいろな食材を組み合わせて、毎日摂る事が大切です。

※ワーファリンなど抗凝固薬を飲まれている方は、ビタミンKを非常に多く含む納豆・青汁等は、薬  の作用を弱めてしまうため、食べることはできません。

 

 

おすすめレシピ『チンゲン菜とささみの味噌ヨーグルト和え』(2人分

 

 材  料 

 

 ・チンゲン菜 大 1株 

 ・ささみ 2本

 ・(A)無糖ヨーグルト 大さじ4

 ・(A)みそ 大さじ2

 ・(A)醤油 小さじ1

 ・(A)すりごま 小さじ1

 ・(A)ごま油 小さじ1

 

 

 

 つ く り 方 

 

1.ささみは茹でて身をほぐす。  チンゲン菜は茹でて3~4cm幅に切る。

2.Aの材料を混ぜ合わせ、1と和える。

 

 

【1人分】 エネルギー162kcal  たんぱく質18.5g 脂質3.8g 炭水化物13.2g カルシウム275mg

 

 

カルシウムの吸収を助けるビタミンDは、日光に当たることで体内でも作られます。また適度な運動は骨を強くするので、30分~1時間程度のウォーキングなどが効果的です。

※骨密度が気になる方は、当院で骨密度検査を受ける事ができます。定期的に検査を受けると、骨折をしてしまう前に治療が可能となる場合もありますので、お気軽にご相談ください。

骨密度検査のお問い合わせ

若草第一病院 地域連携課

TEL 072-988-1409

 

 

若草第一病院 栄養課