呼吸と酸素のおはなし

2018年12月06日

普段呼吸を意識することはありますか?

多くの方は生活の中で特に意識することなく呼吸をしていますが、呼吸することで体内に入る酸素(空気)は生物にとって生きるため欠かせないガソリンのようなものです。このガソリンがないと、息切れや頭痛が起こったり、食欲が低下して栄養がとれなくなったり、動けなくなります。重度の不足状態になると、意識を失ったり、心臓が止まってしまうこともあります。
私たちが無意識にしている呼吸は、生きるためにとても重要なものなのです。

 

しかし、いろいろな病気により呼吸がうまくできず、酸素が不足してガス欠になってしまうことがあります。そのようなとき病院では、鼻にチューブをつけたり、口元にマスクをつけたりして、空気よりも濃い酸素を補う酸素療法をおこないます。病気によっては一時的に酸素療法を実施して回復する人もいれば、退院後自宅でも使用しながら生活することになる人もいます。その場合は酸素療法に使用する医療機器を自宅に持ち帰り、患者さん自身で管理していくことになります。私たち呼吸ケアチームは、そんな呼吸に問題のある患者さんがその人らしい生活を送れるよう全力でサポートする『呼吸ケア』に特化したチームです。

 

若草第一病院 呼吸ケアチーム