開催報告:第35回地域医療支援病院研修会(’18.8.17)
2018年08月23日
若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を実施し、地域の医療機関の皆さんと顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質向上を目指しています。
会 名 | 第35回地域医療支援病院研修会 |
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日 時 | 平成30年8月17日(金)15時半より |
場 所 | 若草第一病院 管理棟2階 会議室 |
対 象 | 地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など |
参 加 | 18名 |
内 容 | 緩和ケアにおける意思決定支援について |
講 師 | 若草第一病院 看護部 緩和ケア認定看護師 山本直美 |
私たちは誰でもいつ命にかかわる大きな怪我や病気になるかわかりません。命の危険が迫った状態になった場合、約70%の方が自身の医療・ケアなどについて自分で決めたり、希望を人に伝えたりすることができなくなるといわれています。
このようにもしもの時のために、自らが望む医療・ケアについて、前もって考え、自身の信頼できる人と繰り返し話し合い、意思を共有することが「アドバンス・ケア・プランニング」です。
今回は、「アドバンス・ケア・プランニング」の取り組みについて、当院での実際の事例を紹介しながら、緩和ケアにおける意思決定支援について解説しました。
在宅で看護・介護支援をする受け入れ側にとって、看護サマリーに患者さんやご家族の心理面(想い)についての詳細な記入があると助かるといった現場からの声や、実践事例から熱い思いが伝わってきたといった感想が聞かれました。
こういった研修の場が、病院と在宅の医療介護従事者との連携を深めるきっかけのひとつとなるよう、今後も積極的に取り組んでいきたいと思います。
若草第一病院の地域医療支援病院研修会は年7回開催しており、次回は9月21日の開催を予定しております。 9月の研修会詳細等はリンク先でご参照ください。多くの方のご参加をお待ちしております。
若草第一病院 地域連携課