開催報告:「大腸がん検診の意義」― 第32回健康教室(’18.7.19)

2018年08月10日

若草第一病院は地域医療支援病院として、地域住民の方々の健康増進につながるようサポートしています。

 

会 名  第32回 健康教室
日 時  平成30年7月19日(水)14~15時
場 所  若草町自治会館
対 象  地域住民
参 加  13名
内 容  「 大腸がん検診の意義 ~検診発見がんは90%以上助かる~ 」の講義と質疑応答
講 師  若草第一病院 診療部 内視鏡センター長 親泊 智英

 

年々患者数が増加傾向にある大腸がんについて解説し、理解を深めていただきました。
国立がん研究センター都道府県別の大腸がん検診受診率の統計によると、大阪府は全国平均を下回っているとのデータが提示されました。
大腸がんは、無症状の段階で治療を開始できれば約9割の人が完治できるがんであり、早期発見、早期治療が重要性であることから、大腸がん検診の受診が促されました。

 

講義後の質疑応答も大変活発におこなわれました。

  • Q.大腸がんは男性の方が発症しやすいか?
  • A.罹患率の男女比は、男性では1年間に10万人あたり121人、女性では86.4人とやや男性に多い傾向にあるようです。(国立がん研究センター統計より)
  • Q.大腸カメラの相談に直接行ってもよいか?
  • A.気になる症状があればすぐに受診を。
  • Q.ポリープは1年でどのくらい大きくなるのか?
  • A.個人差やポリープにもよるが、良性のポリープなら大きくならない。
  • など

実際の内視鏡画像を見ながらがんの種類の説明をおこなった際は、刺激的な画像に会場が盛り上がるなど、大変和気あいあいとした和やかな勉強会となりました。

 

今後、取り上げてほしいテーマ等、会終了後のアンケートでお伺いしておりますので、ご希望がありましたら是非お聞かせください。

 

若草第一病院の健康教室は年4回開催しております。
次回開催につきましては、地域の回覧板や当院ホームページ等でご案内いたします。
お誘い合わせのうえ、お気軽にご参加ください。

 

健康教室 ご案内

 

若草第一病院 地域連携課