検査室でのインフルエンザ操作方法

2018年03月15日

日中の気温が20℃を超える日が続き、急に春を感じるようになった今日この頃。
ここで少しこの冬を振り返ってみましょう。

 

2017‐18年冬も全国でインフルエンザが猛威をふるい、当院にも多くの患者さんが受診されました。インフルエンザ罹患が疑われる患者さんには、インフルエンザ検査が実施され、わたしたち検査課に検査依頼がきます。
その検査判定がどうのように出るかご存知でしょうか?

 

1.)一般的な簡易キットによる検査ではまず、綿棒を使って鼻の穴から粘膜を採取します。その綿棒を検体抽出液の液体に浸し、拭い液を絞りだします。

 

2.)「1」の検体抽出液を検査キットに3滴落とします。

 

3.) 5分後に測定結果を判定します。 判定部にCの箇所のみに黒色ラインが現れると陰性、CとAの箇所はAウイルス抗原陽性、CとBの箇所はBウイルス抗原陽性と判定します。

 

国立感染症研究所のインフルエンザ流行レベルマップでは、2018年2月26日~3月4日の期間において、全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は462箇所、注意報レベルを超えている保健所地域は15箇所と報告されています。
暖かくなってはきましたが、まだまだご注意ださい!

 

若草第一病院 検査課