低栄養ってなんだろう?

2018年01月10日

低栄養とは、身体を動かすために必要なエネルギーや、筋肉・皮膚・内臓などをつくるタンパク質が不足した状態を言います。高齢になると、物をうまく食べられなかったり、消化機能が落ちたりすることで、栄養や水分を十分に摂れなくなることがあるため、低栄養にならないよう注意が必要です。

 

低栄養の主な症状

 □ 体重が減少する
 □ 筋肉量や筋力が低下する
 □ 風邪などの病気にかかりやすくなる
 □ 傷や床ずれ(褥瘡:じょくそう)が治りにくくなる
 □ むくみやすくなる

 

では、ご自身の肥満度をBMI(体格指数)で確認してみましょう。
 BMIを求める計算式
 BMI=体重(Kg)÷[身長(m)]2

 

表 肥満度分類

BMI指標 判 定
18.5未満 低体重(痩せ型)
18.5~25未満 普通体重
25~30未満 肥満(1度)
30~35未満 肥満(2度)
35~40未満 肥満(3度)
40以上 肥満(4度)

(日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン2016」より)

肥満は高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を引き起こす原因となりますが、肥満による死亡率より痩せによる死亡率の方が高いことがある、という研究結果も報告されています。(国立研究開発法人 国立がん研究センター社会と健康研究センター予防研究グループ多目的コホート研究「BMI値と死亡率の関係」)より)
BMIが20以下の方は低栄養のリスクが高まり注意が必要です。さらに、重症化すると重大な健康問題を引き起こす可能性もあります。
まずはご自分の状態をチェックしてみましょう!

 

若草第一病院 栄養サポートチーム