2020年 新年のご挨拶
2020年01月01日
新年あけまして、おめでとうございます。
昨今はAI(人工知能)が人間より賢くなりまして、囲碁将棋はもとより病気の診断も人間よりも「間違わない」能力になっています。
では、棋士も医師も不要になるでしょうか?
手術ロボットは緊張しないので手ブレもありません。AIやロボットは「情け容赦なく」診断も治療も完璧にやり遂げます。ロボットなら老けない、死なない、間違わない、怒らない、泣かない、動揺しない。ですが、人を思いやる気持ち「惻隠の心」がありません。
医療現場も「相手の立場に立ってものごとを感じ取る」という人間ならではの情を忘れないように致したく存じます。
若草第一病院 院長 山中英治