特に高齢者は熱中症にご注意を!

2018年07月23日

ネットやテレビのニュースなどでは連日のように酷暑や、熱中症への注意喚起について報道されていますが、ここ最近の暑さは「命に危険を及ぼす」と言われても納得のものです。
7月2~8日の1週間に、全国で熱中症の症状により救急搬送された2,722人のうち、約56%が65歳以上の高齢者であったとの統計が、総務省消防庁より出されていました。
若年者より体内の水分量の少ない高齢者は、重篤な熱中症になりやすいので特に注意が必要です。

 

高齢者の熱中症を防ぐポイント

  • ・こまめに水分補修をする
  • ・シャワーやタオルで身体を冷やす
  • ・暑いときには無理をしない
  • ・部屋の風通しをよくする
  • ・涼しい場所・施設を利用する
  • ・エアコン・扇風機を上手に使用する
  • ・部屋の温度を測る
  • ・涼しい服装をする
  • ・緊急時・困ったときの連絡先を確認する

【参考・参照サイト:環境省総合環境政策局環境保健部 環境安全課熱中症~思い当たることはありませんか?~ <http://www.wbgt.env.go.jp/pdf/leaflet_kourei_2014.pdf>2018.7.19アクセス】

熱中症対策の水分補給の際には水分だけではなく、塩分も摂るようにしましょう。
大量に汗をかいてナトリウムが失われたときに水だけを飲むと、血液のナトリウム濃度が薄まり、これ以上ナトリウム濃度を下げないために水を飲む気持ちがなくなってしまい、脱水症につながる危険もあります。そこで、熱中症対策の水分補給には簡単に塩分と糖分が摂れるスポーツドリンクや経口補水液をお勧めします。経口補水液は、一般的に家庭にある材料で簡単につくることもできます。

経口補水液のつくり方

  • 水 1リットル
  • 砂糖 大さじ4杯
  • 塩 小さじ1/2杯

 これらの材料を混ぜあわせてできあがりです!

 

若草第一病院 栄養サポートチーム