看護部
社団看護部の目標である「ありのままを受け止め心に寄り添う看護ができる」を基本にして、どんな場面においても患者さんやご家族の思いに寄り添った関わりができるようにケアを行っています。患者さんやご家族が不安を感じることがないように各職種と協力を行い患者さんやご家族を中心としたチームで支援する体制で活動しています。個々の患者さんのニーズに応じた社会復帰、在宅復帰を目指すことができるように看護の提供に向けて取り組んでいます。
職員教育では、基本技術を身に付けてから適性に応じた病棟へ配置するまで集中して指導を行う教育病棟があります。新卒だけではなくブランクのある職員に対する教育を行い一人ひとりのキャリアに応じた指導を実践しています。そして、介護職は集合教育だけではなく、介護教育担当者が各病棟へ出向き横断的な指導を行うなど介護教育にも力を注いでいます。
看護部の基本方針
- 患者さんの尊厳と権利をまもり、その人らしさを重視した看護を提供します。
- 医療チームの一員としての役割を果たし、患者さんの生活の質(QOL)を高めます。
- 専門職業人として自己研鑽し、豊かな人間性と高い倫理観を持つ自律した職員を育成します。
看護部の構成職種
当院の看護部は、看護師、准看護師、介護福祉士、介護士、歯科衛生士の5職種で構成されています。
看護部職員数(2023年4月現在)
看護職員 147名(非常勤含む)
介護職員 94名(非常勤含む)
歯科衛生士 6名
事務職 2名
合計 249名
病棟紹介
回復期リハビリテーション病棟
療養病棟
急性期病院での急性期治療が終了し、引き続き治療、療養の継続が必要な患者さんが入院されています。疾患は、脳血管疾患、脊髄損傷、神経難病、悪性腫瘍、廃用症候群など様々な疾患の患者さんが多く入院されています。気管切開や人工呼吸器を装着している患者さんも許可のもと1回/週入浴していただいています。また、主治医の指示によりリハビリテーションを実施しています。
障害者病棟
肢体不自由での障害手帳2級程度以上の重度障害の患者さんや神経難病の患者さんが日常生活動作の維持とQOL(生活の質)の向上を目標として入院されています。重度の肢体不自由の患者さんが安心して入院治療を受けることができる病棟です。ご家族などが在宅で介護をされている介護者の休息のためのレスパイト入院の受入も行っています。
外来
当日入院される患者さんの窓口となり、病棟に入院されるまでに身長、体重の身体計測と採血などの入院時検査を実施します。また、地域住民の方の健康管理を行っています。
入院されていた患者さんが退院された後に継続して言語療法を受けられる場合に受診を行ったり、系列の老人保健施設の1回/月在宅酸素を必要とする方の受診や胃瘻カテーテルの交換を行なっています。
歯科外来
入院されている全病棟の患者さんに対して口腔内環境に問題がある場合は介入しています。嚥下(飲み込み)リハビリのチームの一員としても活動しています。
NICD 生活行動回復看護技術
NICDとは何?・・・
NICD(Nursing to Independence for the Consciousness Disorder Syndrome Patient)とは、「意識障害・寝たきり(廃用症候群)患者への生活行動回復看護技術」のことです。
意識障害者に対する基本的な看護プログラムが、廃用症候群で介護を受けている方の身体機能を改善する事に着目し、長期意識障害者のみならず、疾病・加齢による廃用性障害のために生活行動に障害のある人々に対する生活の再構築に向けた看護技術開発と方法を体系化したものです。
当院では、2017年10月にNICDワーキンググループを発足し、ワーキンググループを中心とした院内活動を行っています。
意識障害や全身の関節拘縮、筋委縮などが認められる患者さんのもてる能力を活かした看護プログラムを立案し実践しています。 看護の力で可能な限り取組み、少しでも患者さんの生活を引き出す看護を提供していきたいと考えています。
看護部採用情報
看護師採用情報の詳細はこちらをご参照ください。
介護士採用情報の詳細はこちらをご参照ください。
歯科衛生士採用情報の詳細はこちらをご参照ください。
院内保育所のご案内
職員のお子さんをお預かりする保育所です。
保護者の方が安心して仕事ができるよう、さまざまな対応を行っています。
保育所 たつまちびっこ園の詳細はこちらをご参照ください。