社会医療法人若弘会 在宅部門ブログ 2025年一覧
訪問看護システム導入から1年を振り返って
2025年08月05日
訪問看護システム導入から1年を振り返って
わかくさ老人訪問看護ステーション
管理者 星野 綾
青空と焼けつくような暑さが続く中、時折急な大雨に打たれる度に年々厳しくなる夏を肌で感じる今日この頃ですが皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
訪問看護ステーションのスタッフは、今日も元気に訪問しています。
さて、国がICT化を進める中でわかくさ老人訪問看護ステーションでも昨年の8月から電子カルテシステムが導入となりました。導入当初はスマートフォンでの電子カルテの使用方法を覚えながらの作業に奮闘していましたが、チームで協力しながら若い力を借りながら、1年経った今ではどこにいても利用者さまの情報を把握し対応させて頂ける事にとても助けられています。業務の効率化が少しずつ進む中で、今後も時代とともに変わっていく制度や環境にも順応しながらチームで力を合わせて頑張っていきたいと思います。
訪問すると皆さまから健康面の相談だけでなく子育てのアドバイスを頂いたり、趣味やお料理、お掃除の仕方などいろいろな豆知識を教えて頂くことがあります。人生の大ベテランである皆さんのお話を伺いながら、普段の生活の中でも様々な事を試したり挑戦しながら楽しんでいきたいと思う今日この頃です。
サモエド姉弟のプール開き~ほっこりした出来事~
2025年07月16日
サモエド姉弟のプール開き~ほっこりした出来事~
竜間之郷居宅介護支援事業所 中里
こんにちは!暑い日が続いていますが、皆さま元気にお過ごしでしょうか?
夏バテなどされていないことを願いつつ、今回のブログをお届けします。
我が家にはサモエド犬姉弟が2頭います。ふわふわの毛並みに癒しのサモエドスマイル、性格も温厚で人懐っこく、日々その存在に癒されています。最近では大阪にもサモエドカフェができ、人気ぶりを実感しています。
サモエドはとても活発な大型犬。毎日の散歩はもちろん、ドッグランなどで自由に走り回る時間も欠かせません。しかし、寒い国の犬種で暑さにはとても弱く、この時期日中の活動は困難。朝の散歩が大切な運動タイムです。2か月ほど前までは朝6時でも涼しかったのに、今では5時に出てもすでに暑く、1時間歩くのがやっとです。
弟犬は1歳のやんちゃ盛り。朝の散歩だけではエネルギーが有り余ってしまい、どうしたものかと悩んでいた時、最近初めて利用したドッグランが「朝活営業」を始めたとの情報が!!なんと朝5時オープンで、広々としたランに加えてドッグプールまで!
先日さっそく行ってみると、弟犬にとっては犬生初のプール体験。勢いよく飛び込んだのはいいものの、出る事ができずピーピーと鼻を鳴らして助けを求める始末。それを見かねた姉犬が『こうやって出るのよ❣』と何度も出たり入ったりしてお手本を見せてくれました。
しかし弟犬、見よう見まねで挑戦しても不器用さが炸裂。顔から落ちたり、足を引っかけたりでやっぱり出られず。とうとう姉犬も「もういいよ...」とあきれたのか、そっと弟のそばに寄り添い、プールではなく水風呂を満喫していました。
教えようと頑張る姉犬と、お間抜けな弟犬の寄り添って過ごす姿に、思わず心がほっこり。姉弟の優しさと絆を感じた、夏の朝の小さな奇跡でした。
訪問看護のやりがい
2025年06月19日
訪問看護のやりがい
日本橋老人訪問看護ステーション 杉本
そろそろ梅雨入りが近づいてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は訪問看護師になって4年になります。まずは私が訪問看護師になったきっかけについてお話しさせて頂きます。私の祖父は私が幼い頃に脳梗塞に倒れ、片麻痺をもちながら自宅で生活していました。祖父は毎日、リハビリの散歩に励んでいました。亡くなった今でも祖父の家の近くを通ると面影を探してしまうくらいです。そんな頑張り屋さんの祖父や祖父をサポートしている家族を見ているうちに、いつしか「同じように在宅療養をしている人を支えたい。」と訪問看護師を目指すようになっていました。
地域で暮らしているご利用者様は、年齢、お体の状況、お家の環境など様々です。また、ご利用者様がこれまでの人生で経験した出来事や育まれてきた価値観は、治療や療養の選択に大きく影響します。そのため、ご利用者様への看護介入の方法は100人いたら100通りあると思っています。そんな中でその方にとって一番良い方法を模索し、結果に繋がった時はとっても嬉しいです。
また、病院から訪問看護ステーションに転職した当初は、1人のご利用者様やご家族と年月をかけて関わっていくギャップに苦労しました。思い返して反省することもたくさんあります。しかし今では、ご利用者様やご家族と時間をかけて人間関係を築き、その方の人生に寄り添うことがやりがいに変わりました。訪問の終わり際、利用者様は「ありがとう。」と言ってくださいます。私こそ、出会い関わるなかで学ばせて頂いていること、まだまだ未熟な私を信頼してケアさせて頂いていること、時には家族のように楽しく温かく接してくださることなど、感謝が尽きません。日々の訪問を通して看護師としても人としても成長させて頂いている感謝を忘れずに、これからも頑張っていきたいです。
生活と機能をつなぐリハビリ
2025年05月27日
「生活と機能をつなぐリハビリ」
わかくさ老人訪問看護ステーション
作業療法士 稲田成美
みなさんこんにちは!
気温差が激しく、最近は暑い日も増えてきました。
いかがお過ごしでしょうか?
まだまだ体調が安定しにくい時期かと思います。
お身体にお気をつけてお過ごしください。
今回は生活に合った自主練習って大切だなぁと感じたエピソードをお話させていただきます。
去年実家に帰ると母に「肩が痛い」といわれました。
右肩が痛く上がらないため、手が届かないときは近くにあるクッションを2-3枚積み上げているといわれて驚きました。
私もなかなか家に帰れないため、整形外科クリニック受診を勧めてその日は帰りました。
先日様子を見に行くと母から「肩の痛みがなくなり、よく上がるようになった」と言われました。
受診の件を聞くと通院時に療法士の介入を受け、自主練習を勧められたそうです。
自主練習の内容は机を拭く動作を日に3回など、家事を中心とした生活をしている母が行いやすいよう配慮がされていました。
母も言われた自主練習を続けているうちに肩の痛みがだんだんなくなり、動くようになっていったとのことでした。
自主練習を継続する大切さを感じたとともに、その方のお身体だけでなく生活スタイルや行いやすさに合った自主練習を提供することが、継続や満足度につながるのだと感じました。
今後の訪問もより一層、その方の生活に合った介入、自主練習のご相談を心がけていきたいと思います。
「新人卒業!成長の軌跡」
2025年05月01日
「新人卒業!成長の軌跡」
わかくさ老人訪問看護ステーション小阪サテライト
松浦綾香
桜も散り、ようやく温かい日々がやってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。私は今年から花粉症になり、ようやく花粉症の人の辛さがわかるようになりました。最近は乾燥や紫外線もひどいので、体調管理はもちろん、保湿と日焼け対策を徹底していきましょう。
さて、私が新卒から訪問看護師として働くようになってから1年が経ちました。入職した頃は、不慣れな環境下で働くことに対して不安でいっぱいでしたが、2~3か月後には1人で訪問するようになり、研修にも参加しながら慌ただしく過ごしているうちに、あっという間に1年が経過していました。この1年間で、在宅ならではの看護技術1つずつ習得していき、徐々に効率よく行えるようになってきたと思います。緊急時対応など、緊張感のある場面もありますが、今では困ったときには優しい先輩たちが助けてくれるという安心感もあり、心のゆとりをもって訪問できています。訪問看護は1対1で利用者さんと接することができるので、私の理想とする気持ちに寄り添う看護ができ、日々やりがいを感じています。
訪問は移動も多く、スケジュールもハードですが、利用者さんと話すことで元気を貰える機会も多々あり、毎日楽しく訪問できています。今後も小阪サテライトで成長していきたいと思います。
春の訪れと新たなスタート
2025年04月03日
「春の訪れと新たなスタート」
副医療長 米増 雪子
桜もやっと咲き始め、春にまつわる歌が自然と頭を巡り、温かい気持ちになります。特に私の青春時代である80年代後半から90年代の曲は、今でも歌詞がすらすらと思い出せるほど心に刻まれています。特に松田聖子さんの制服や赤いスイトピーを口ずさんでその時代の空気感を思い出し、元気が湧いてくるものです。
一方で、最近の曲やアーティストには馴染みが薄くなりつつあり、少し寂しい気持ちもあります。しかし、新しい音楽や文化との出会いもまた楽しみです。今年はどんな新しい発見があるのでしょうか。
さて、昨年度は在宅医療の現場で電子カルテシステムを導入し、大きな変化を経験しました。初めての試みで戸惑うことも多かったですが、チーム内で協力し合いながら課題を乗り越えてきました。システム導入後は訪問先でもリアルタイムで情報共有が可能になり、利用者様とのコミュニケーションがより充実したものとなりました。最初は慣れない環境に戸惑う声もありましたが、現在では「記録がきちんと共有されている」という安心感から、チーム全体がDX(デジタルトランスフォーメーション)に順応しています。このような変化を目の当たりにすると、新しい技術の導入が業務効率だけでなく、人間関係にも良い影響を与えることを実感します。
今年度もチーム一丸となり、新たな挑戦を楽しみながら進んでいきたいと思います。皆さんもぜひ、この春、新しい目標を掲げて一歩踏み出してみてください。
私が微笑ましく思った出来事
2025年03月11日
「私が微笑ましく思った出来事」
わかくさ居宅介護支援事業所
村尾 利宝
ようやく、寒さが和らいできた今日このごろ、皆さまはインフルエンザにかかる事なく、体調良く冬を過ごせましたでしょうか?
私は、わかくさ居宅介護支援事業所でケアマネージャーとして、利用者様が出来る限り安全で安心できる生活が送れるよう、サービス支援や生活環境の調整をしております。
利用者様の体調やご要望は日々変化しますが、ケアマネージャーが直接訪問して、顔を見ながらお話できる機会はあまり多くありません。
そこで頼りにさせて頂いているのが、定期的に訪問しているサービス支援チームです。
当事業所は、訪問看護師と療法士も同じ事務所なので、日々連携し、ご様子を確認する事ができます。
ある時、ベット上から動く事ができない利用者様について、「突然、急激に耳が聞こえにくくなり、お話される事が減っている。このままでは意欲や認知面が低下していくのではないか?」と気にかけてくれる声が聞かれました。そんな時、早速、専門的アドバイスの上、集音機のご利用につなげてくれたのが、同事業所の療法士さんでした。
利用者様は、しっかり聞き取りが出来る事で、またもとのコミュニケーション力を取り戻し、楽しそうにと~ってもよくお話になります。(頭の回転が速く、とてもお話上手です!)
また、その後日には、リウマチの影響もありリハビリ中に痛みを訴え、つらそうとの事。
関節の硬さが強くなると更に痛みが増すため、リハビリは続ける必要がありますが、
リハビリの時間が苦痛でしかなかったら、残念で胸が痛みます。
何とか少しでも痛みや緊張を和ませる事はできないか?と皆で知恵を絞りました。
その時、ご本人の好きな事(ピアノを弾く事や聴く事・またオーケストラ演奏を聴きに行く事もお好きだったとの事)が思い出されました。
「集音機の使用で聞き取りも良くなった事だし、ピアノやオーケストラ演奏を聴いて頂きながら、リハビリしてみようか!」という結論になったのです。(歯医者さんでも、治療音を抑え、緊張を和ませる目的で音楽が流れている事がありますよね…。)
今では、リハビリについてお話を聞くと「うれしいです!」と満面の笑みで答えて下さいます。
支援チームが、利用者様に何ができるかと一緒に考えてくれる事。チームの働きかけで、利用者様が元気を取り戻し頑張ってくれる事は、いつも微笑ましく、私自身も励まされます。
これからも、支援チームを頼りながら、利用者様に個別性のある支援がご提供できるように頑張ります!
私の趣味
2025年01月30日
わかくさ大東訪問看護ステーション
大窪 芳美
2025年を迎えて1月が過ぎようとしています。
まだまだ寒い日が続くと思われますが、皆様は体調お変わりなく過ごせていますでしょうか。インフルエンザ・コロナウイルスの感染がニュ-スで報道されており、体調管理に気をつけて行こうと思っています。
私は、寒がりなので暖かい部屋で韓国ドラマや動画を見ることが趣味になっています。
最近は、フリ-ピアニストのけいちゃん(28歳)が私のお気に入りです。
音楽・ピアノの好きな方は、ご存知の方もいらっしゃるのでは?
曲のアレンジが素晴らしく、指さばき・身体を揺らして楽しそうに弾く様子に見入ってしまいます。作曲もされていて今のお気に入りは、『動き出すラボラトリー』です。ストリートピアノでいろんな人と連弾したり、リクエスト何でも大丈夫(耳コピできるので)も素晴らしいなぁと。
一度ご覧になってください。
新年のご挨拶
2025年01月17日
新年のご挨拶
在宅医療 医療長 川合 右展
今年の抱負:『結』
新年明けましておめでとうございます。
在宅医療ではお互いを高め合いチームの結束を強め、質の高いサービスを提供できるよう努めています。そこで、今年の抱負を漢字一文字で表す文字として「結」を選びました。
在宅医療サービスの提供を通じて、誰もが安心して健やかに暮らせる地域社会の実現に貢献できるように頑張りたいと考えています。
本年度も、顔の見える関係を大切にし、地域に根ざした医療機関として信頼され選択していただけるように取り組んでまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
|