社会医療法人若弘会 在宅部門ブログ
訪問看護って面白い
2022年06月10日
訪問看護って面白い
日本橋老人訪問看護ステーション
看護師 平井恵美
最初に訪問看護の面白さを感じたのは、在宅実習の時でした。病院実習ばかりの中、利用者さんのお家に行かせていただき、その方やご家族の生活の場で検温やオムツ交換をしているのが新鮮でした。病院じゃないのに、お家なのに、色々できるんだ、すごいな、と感じていました。実習先の看護師さんと利用者さんが、まるでご近所さんとお話しているかのように楽しそうに世間話されていたのも印象的で、そういうのも面白いなと感じていました。
私が訪問看護師になってから、半年程経過しました。以前は病棟で働いていたので、仕事中は滅多に病院から出ることはなかったですが、今は毎日自転車を漕いでいます。つい最近まで、桜が綺麗に咲いていました。春の風を感じながら、利用者さんのご自宅へ向かっていました。利用者さんに「桜、綺麗ですね」と伝えると「そうやろ、この辺の桜が一番やねん」と笑顔で応えてくださりました。仕事中に季節を感じ、それを利用者さんと共有できることも面白いですよね。
また前述したように、生活の場で看護を行うので、ベッドの種類や位置だったり、利用者さん誰1人として同じ環境はないです。物品だって、全部が全部揃っているわけではないので、お家にあるものを工夫してケアを行っていきます。陰部洗浄を行うときにペットボトルを陰部洗浄ボトルとして再利用し使用しているのですが、それを見た利用者さんやご家族が「すごい、こんなので出来るんや! 面白い!」と感心されていたことがありました。そうですよね、私も初めて見たときは驚きましたし、実際に見てみるまでその発想はなかったです。すごいですよね。
どうですか、訪問看護って面白くないですか? こんな感じで私は毎日、訪問看護って面白い、って思いながら仕事をしています。