社会医療法人若弘会 在宅部門ブログ

生活と機能をつなぐリハビリ

2025年05月27日

「生活と機能をつなぐリハビリ」

 

わかくさ老人訪問看護ステーション 

作業療法士 稲田成美

 

みなさんこんにちは!

気温差が激しく、最近は暑い日も増えてきました。

いかがお過ごしでしょうか?

まだまだ体調が安定しにくい時期かと思います。

お身体にお気をつけてお過ごしください。

 

今回は生活に合った自主練習って大切だなぁと感じたエピソードをお話させていただきます。

去年実家に帰ると母に「肩が痛い」といわれました。

右肩が痛く上がらないため、手が届かないときは近くにあるクッションを2-3枚積み上げているといわれて驚きました。

私もなかなか家に帰れないため、整形外科クリニック受診を勧めてその日は帰りました。

先日様子を見に行くと母から「肩の痛みがなくなり、よく上がるようになった」と言われました。

受診の件を聞くと通院時に療法士の介入を受け、自主練習を勧められたそうです。

自主練習の内容は机を拭く動作を日に3回など、家事を中心とした生活をしている母が行いやすいよう配慮がされていました。

母も言われた自主練習を続けているうちに肩の痛みがだんだんなくなり、動くようになっていったとのことでした。

 

自主練習を継続する大切さを感じたとともに、その方のお身体だけでなく生活スタイルや行いやすさに合った自主練習を提供することが、継続や満足度につながるのだと感じました。

今後の訪問もより一層、その方の生活に合った介入、自主練習のご相談を心がけていきたいと思います。