「成長は余裕を生む。という気づき」
2025年10月16日
「成長は余裕を生む。という気づき」
わかくさ大東訪問看護ステーション 魚谷 茉生
朝晩が少しずつ涼しくなり、秋の気配を感じる頃となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
昨年の春に若弘会に入職し、訪問看護師として働き始めて1年が経過しました。初めての転職で当初はとても緊張していましたが、アットホームな大東ステーションの皆さんと利用者さんのおかげで、毎日穏やかに働くことができています。
私生活では2人の子育てをする母でもあり、「いつまでも遊んでいないで、ご飯を食べるよ!」「早く寝ないと朝起きるのがしんどいよ!」と急かす毎日ですが、最近ふと、肩の力を抜いて子どもたちと過ごせる時間が増えてきたことに気がつきました。
2人目の育休から復帰したときは長男が7か月、長女が3歳8か月で、主人は朝6時半から22時まで仕事のため、朝の送り出しから寝かしつけ、夜中の授乳、家事の大半を1人でする日々。その当時のことを今思い返してもほとんど記憶がなく、いつまでこんなに大変な生活が続くのだろうと思いながら、一日一日を必死に生きていたように思います。
あれから数年がたった今は、長男も一人でお箸を使って食事ができるようになり、夕飯を作りながらキッチンにベビーチェアを持ってきて離乳食を食べさせていたことを思い出しては、とても懐かしい気持ちになります。毎日戦争のようだったお風呂に足をのばしてつかることができるようになり、朝まで起こされることなく寝られるようになり、そんな小さな成長の積み重ねが私の心に余裕を生んでくれているのだと感じます。2人の子どもたちが反抗期や思春期を迎えるとまた母として悩むこともあると思いますが、大変な日々こそ大切に過ごしていきたいと思います。
そして、看護師としてもまだまだ未熟ですが、これまでたくさんの先輩方がしてくださったように、子育てをしながら働きやすい職場、私生活を充実させる働き方、学生さんや新人スタッフも居心地の良い職場を考えながら、これからも利用者さんに寄り添った看護ができるように働き続けていきたいと思います。