敬老会で出会った!地域と繋がる時間

2025年09月17日

敬老会で出会った!地域と繋がる時間

 

   副医療長 米増 雪子

 

週末、わかくさ竜間リハビリテーション病院で開催されている恒例の敬老会に参加しました。2時間枠で「退院支援相談会」のブースを設けブースには、これから自宅に帰る準備を進めている方や、どのようなサービスを利用できればご自宅で過ごしやすいのかを知りたい方が訪れてくださいました。

 当日は、試飲会も行い、食欲が低下した時などに医師から処方される経腸栄養剤を味わって頂きました。多くの方は、「飲みにくそう」と思っていたようですが、実際に試すと想像とは違い、その飲みやすさに驚かれていたのが印象的でした。

 また、ご自身が入院中にも関わらず、ご自宅で一人暮らしをしているパートナーの生活を心配しながら退院後の相談に来られたご夫婦もいて、その思いやりに心が温まりました。

一方で、医療処置の多さから「どうしても自宅には帰れない」と感じ、やむ得ず施設を選択された方もいらっしゃり、形を変えて地域に戻り、また顔をあわせることを大切にしてほしい・・・、そんな思いを込めて施設などの暮らしや状況をお伝えしました。

改めて、相談を受ける中で「帰りたい気持ち」と「支えの仕組み」をどう結び付けていくのかを問われていることを実感しました。

これからも、地域の中で、それぞれの安心できる暮らし方を一緒に考えていける場を、持っていいきたいと思います。