第30回全国老人保健施設記念大会 別府大分に 演題と研修会に参加してきました!(第二報)

2019年12月17日

「第30回全国老人保健施設記念大会 別府大分」が、112122日まで

大分県大分市のiichco総合文化センターで開催され、リハビリ職として参加し演題発表をしてきました。

 今年は「地域と共に紡ぐ令和老健」というテーマで、地域密着がクローズアップされていました。2日間の間でしたが、老健の「在宅支援」という中心的な役割を改めて考える良いきっかけとなりました。今回、私は「排泄支援加算」について、竜間之郷の多職種による排泄動作への取り組みとその事例を発表してきました。排泄動作が出来なくなるということは、ご本人・ご家族様にとって大きな負担となります。また、在宅復帰への大きな妨げとなります。そのため、リハビリスタッフは、多くの職種と連携して介護負担が減るようにしっかりと排泄動作に関わっていく必要があります。

 認知症に関する講演では、とても楽しみにしていた群馬大学名誉教授山口晴保先生の「認知症ケア山口塾」を聴くことができました。なかでも「認知症ケアのネガティブな面ばかりでなく、ポジティブな面もとらえてケアを行うことで、介護うつや負担感を軽減できる」という先生の言葉は、出来なくなったことばかりに目を向けないで、できることや強みといった面を見つけて、認知症の方が不安なく過ごせる関わりを持ってくださいというメッセージとして感じることができました。

 竜間之郷では「認知症短期集中リハビリテーション」を行っております。内容も計算や書字だけでなく手芸や塗り絵・工作、日常生活動作の訓練も、認知症のリハビリの対象となります。ご本人・ご家族様のニーズを聴かせていただき、より良いサービスができるように、リハビリスタッフ一同頑張ってまいります。