こんにちは。皮膚・排泄ケア認定看護師の宮崎です。
毎日暑い日が続いていますが皆さん体調はいかがですか?
夏でも皮膚は乾燥するため日々のスキンケアが大切です。
予防的スキンケアには洗浄・保湿・保護があり、今日はその中の洗浄についてお話します。
皮膚の洗浄は、皮膚の清潔を防ぐため皮膚の表面についた刺激物(油汚れ、皮脂、排泄物)を除去することが目的です。皮膚を洗浄するのに用いる石鹸は皮膚への刺激を少なくするために皮膚のpHに近い弱酸性の石鹸を用いる方が良いとされています。
当院では陰部洗浄をする際には泡を毎回手作りしています。
ビニール袋に弱酸性の洗浄剤の原液を入れ微温等を加えてフリフリします。
写真は新人研修の風景です。
このように手を下に向けても落ちない泡が理想的です。
病棟の看護師さんに聞くとビニールを振って泡を作るのはある意味ストレス発散にもなるようで、交換したおむつをビニールに入れて片付けると一石二鳥です 笑
当院では全てが手作りというわけではなく、泡で出てくる保湿剤が配合された洗浄剤も採用されており用途によって使い分けています。
皆さんも身体を洗う時タオルでごしごし擦るのではなくしっかりと泡立てて泡で洗うことをお勧めします。自分が使用している洗浄剤の成分を調べてみるのも良いと思います。
健康な肌を守り、暑い夏を乗り切りましょう!