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成長に近道はなし!! ~共に考え、共に学び、共に成長できる教育環境作り~2024.07.22

青空に入道雲が湧き上がる季節となりました。若草第一病院では、新人看護職員27名が「あふれる喜びと少しばかりの不安」を胸に看護職としての一歩を踏み出した日から、早いもので半年が経とうとしています。まだまだ慣れない環境の中で、患者さんに安全で安楽な看護を提供できるように一生懸命頑張っています。

当院では、新人看護職員一人ひとりにチューター(先輩)が配置され、知識・技術・態度の支援を行っています。一年間の研修では、講義以外にシュミレーション研修を数回実施しています。今回は、新人看護職員に入職後3週間目に行った看護技術の「注射研修」についてご紹介させていただきます。

「注射研修」は、新人看護職員が二人一組になって実際に採血と点滴を行う研修です。はじめに先輩看護師によるデモストレーションが行われましたが、新人看護職員はキラキラした眼差しで見学していました。さあ!いざ!実践!となると、緊張した面持ちで頭が真っ白になる人や、手が震えている人もいましたが、先輩看護師の励ましや同級生からの声を掛けにより必死に取り組んでいました。その後、怪我等もなく、全員が無事に技術を習得することができました。新人看護職員の成功したときの喜びの表情を見ていると、私も新人の頃は怖さで手が震えていたことや一人でできた時に心の中でガッツポーズしたことを思い出しました。このように成功体験を通して、新人看護職員の自己効力感が向上できればと思います。

今後も新人看護職員が看護基礎教育で学んだことを土台に、研修や臨床の場で成功体験を積み重ね、できることを少しずつ増やし、自信をもって患者さんに看護技術を行っていけるようサポートしていきたいと思います。

これからも、新人教育に携わりながら、共に考え、共に学び、共に成長できるよう教育環境を整えてまいります。