日本橋老人訪問看護ステーション看護師のつぶやき

2018年05月16日

 

こんにちは。日本橋老人訪問看護ステーションの看護師です。

日本橋ステーションは、電動自転車でご利用者宅に訪問します。自転車での訪問の道すがら、安いのにおいしいパン屋さん、ちょっと高級なおいし~いパン屋さん、メロンパン専門店などの色々なパン屋があります。日本橋ステーションの看護師はパン好きが多く、日がな一日「あそこのパンはどうだ」「どこそこのパンはこうだ」とパンの話をしています。私もパンが好きで、訪問後にパンを買って昼食に食べることが楽しみのひとつです。

そんな私には悩みがあって…、それは糖尿病を患う方への食事指導についてです。その方は、朝食としてトーストにマーガリンとジャムをたっぷり塗って、2枚召し上がります。時には4枚切りので。そして血糖値は400を超えてしまうために食事指導をしなければいけないところですが、私は指導よりも先に同じパン好きとして「うわぁ、おいしそうですね!」と言ってしまいます…。

 

私以外の看護師もだいたいパン好きなので、そんなみんなの共感的態度が功を奏したのか、いやいや、毎回400越えの血糖値に危機感を感じたのか、そのご利用者さんは、まずはジャムを辞め、マーガリンを辞め、4枚切りから5枚切りへ、2枚から1枚へ。今は5枚切り1枚だけになりました。ちょっとさみしそうですが…、私は「すごいですね!がんばってますね!」と最大の賞賛を送っています。

 

 カロリーゼロのパンが発明される日を心待ちに、そのご利用者さんと私たちの苦悩は続きます。