訪問看護の楽しさ

2024年10月05日

 

訪問看護の楽しさ

 

わかくさ老人訪問看護ステーション小阪サテライト

看護師 岡本 美紀

 

残暑厳し毎日、皆様体調は大丈夫でしょうか?そろそろ夏の疲れも出始め体調を崩されている方もいるのではないでしょうか。

ビタミン、栄養、睡眠を摂って乗り切りましょう。

 

訪問看護の楽しさについて私なりに感じることをお伝えしたいと思います。

私が訪問看護に興味を持ったきっかけは、病棟の個室で終末期患者を家族が毎日付き添い、へとへとになっている姿をみて、家で過ごすことはできないのかな、そうしたら家族も好きな時に体を休めることができるのにと思ったのがきっかけで、訪問看護へ異動を希望しました。

訪問看護を始めた当初は、病棟看護師の視点で関っており上手くいかないことが多く悩みました。在宅では利用者と看護師の立場が逆転しており、長く介護されている家族の方が、利用者のことをしっかり把握され対応されています。

そこで気が付きました、主は利用者、家族であり、看護師は本人や家族の介護や援助がうまく行える為のサポートに徹する事。そう思えるようになり、一歩引いた立場から接することができるようになり、利用者、家族との関係性が良くなりました。

また、訪問看護では利用者や家族との信頼関係が大部分を占めています。

利用者のことを思い動くことが信頼関係の構築となる。ここに至るまでに数年かかりましたが、今は訪問する家、家に自分の家族や親戚がいるような気持で訪問しています。

今では逆に支えられているような感覚でもあります。その家、家に迎え入れて頂く瞬間がとても嬉しいです。

訪問看護師としての使命感を存分に発揮しながら日々利用者、家族と共に成長させて頂いている感謝の日々です。また、仲間と共に協力しながら困難事例に立ち向かうこともまた楽しいなと感じています。