療法部 玉村悠介(理学療法士)の英文論文が発行されました

2020年09月16日

 

わかくさ竜間リハビリテーション病院 療法部 課長 玉村悠介(理学療法士)の英文論文が発行されました。

 

 

洋雑誌 ― PLOS ONE ―

Public Library of Science/2020年8月発行)

 

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Heart failure assessed based on plasma B-type natriuretic peptide (BNP) levels negatively impacts activity of daily living in patients with hip fracture.


Tamamura Y, Matsuura M, Shiba S, Nishikimi T.

 

PLoS One. 2020 Aug 13;15(8):e0237387.

 

(impact factor 2.740)

(PubMed PMID 32790735)

 

大腿骨近位部骨折患者において、回復期リハビリテーション病棟入院時の心不全の重症度がリハビリテーション効果に与える影響を検証しました。その結果、血漿BNP濃度で評価した心不全の重症度の高い症例は、リハビリテーション効果が低くなることを明らかにし、報告しました。

 

入院時に患者さんの心臓血管系を含めた全身状態を評価することの重要性が示されました。今後も、リハビリテーション効果を増大させるため、これらの研究結果に基づいた治療を提供していきます。

 

玉村悠介(理学療法士)