論文掲載「Journal of physical therapy science」
2022年05月09日
雑誌 ― Journal of physical therapy science ―
（理学療法科学学会 発行）
Effect of short-duration, limited rehabilitation on maintenance of the activities of daily living in patients with acute phase of COVID-19.
Yusuke Tamamura, Hajime Yoshikawa, Michiko Matsuura, Makoto Kashio, Keiko Kurai, Sonoko Nozaki, Toshio Nishikimi.
J Phys Ther Sci. 2022 Apr;34(4):297-305. doi: 10.1589/jpts.34.297. Epub 2022 Apr 8. PMID: 35400829; PMCID: PMC8989489.
新型コロナウイルス感染症（COVID-19）が回復期リハビリテーション病棟で発生した際のリハビリテーションについて検証しました。COVID-19に感染した患者さんに対して、感染対策を十分に実施したうえで、短時間、ベッドサイドでのリハビリテーションを実施したところ、日常生活動作レベルの低下を予防できることが示されました。
COVID-19感染拡大のたびにリハビリテーション医療体制も大きな制限を受けますが、短時間の限られた空間のリハビリテーション介入でも効果が得られることが示されました。今後も効果的なリハビリテーションが提供できるよう尽力していきたいと思います。
著者：玉村悠介（理学療法士）