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人工呼吸器管理患者の自宅退院にむけた取り組み2022.10.13

当部署は、急性期混合病棟で人工呼吸器管理の患者さんも入院しています。この夏、人工呼吸器管理をしていた患者さんが自宅へ退院しました。転室してきた当初は、ベッド上安静でチューブや機械に囲まれており、患者さんは混乱されている状態でコミュニケーションがとれる状況ではありませんでしたが、徐々にボディランゲージでコミュニケーションが図れるようになりました。
点滴や吸引など医療処置も多い状態の中で、家族から「家に連れて帰りたい」と思いを聞いた際に「難しいのではないか」と頭をよぎりました。しかし、理学療法士・臨床工学技士と協力し、人工呼吸器装着状態で初めて歩かれた時は、スタッフみんなで喜び、「もしかしたら家に帰れるかもしれない」という思いにかわりました。昼間は人工呼吸器をはずし離床することで、「トイレにいきたい」と自ら訴えることができるようになりました。自宅退院を叶えるには何が必要かスタッフみんなで考え、家族さんや多職種との連携により結果、自宅退院が叶い、本当にうれしい症例となりました。
私たちと一緒に患者さんに寄り添う看護をしてみませんか!

若草第一病院 南館3F 急性期混合病棟