認定看護師・診療看護師

 

認定看護師(Certified Nurse)

認定看護師とは

認定看護師とは、公益社団法人日本看護協会認定看護師認定審査に合格し、特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践のできる看護師のことをいいます。

 

認定看護師の役割

  • 1.認定看護師の責務(使命)
  •  最新の知識・技術を用い実践・指導・相談をおこなうことで、患者・家族のQOL改善に貢献し、各領域における看護の質向上を図る。
  • 2.認定看護師の権限
  • 1)各専門領域での看護問題において、法的に看護師がおこなうことができる範囲内で、かつ医師の治療方針に基づき看護介入をおこなうことができる。
  • 2)各専門領域での看護問題において職種、立場を問わず相談を受け、相談内容に応じ活動できる。
  • 3)各専門領域に関する教育、指導を看護職員(感染管理においては全職員)に対し必要時、実施できる。
  • 4)各専門領域のチーム稼動に参加でき、その活動において、問題と改善案を提言することができる。

当院の公益社団法人日本看護協会認定看護師のご紹介

● 感染管理認定看護師

  • 原田 敦子(はらだ あつこ)

  • 落合 麻美(おちあい まみ)

 

感染管理認定看護師は、
患者さんや職員を医療関連感染から守るために、院内での感染症発生状況を把握し、組織横断的に感染対策を行っています。
感染対策の実働部隊として設置された感染対策チーム(Infection Control Team:以下ICT)で、専門知識を有する構成メンバーとともに、ICTラウンドによる日常的な感染予防活動、サーベイランスによる院内感染発生状況の把握と監視、感染防止に関する教育、感染対策マニュアルの作成と改定、抗菌薬適正使用への介入、迅速な感染拡大防止活動、職業感染防止対策、地域医療機関との連携に取り組んでいます。

● 皮膚・排泄ケア認定看護師

  • 宮崎 照美(みやざき てるみ)  

 

皮膚・排泄ケア認定看護師は、
褥瘡などの創傷管理およびストーマ管理、失禁等の排泄管理、患者さんやご家族への自己管理およびセルフケア支援に関する看護の提供ができます。
【対 象】
  1.褥瘡や下腿潰瘍、術後の創傷管理が必要な方
  2.失禁などで排泄ケアが必要な方
  3.抗癌剤で皮膚障害が予測される方、既に皮膚障害が起こっている方
  4.足のトラブルでフットケアが必要な方

 

【ストーマ・スキンケア外来】
 月曜〜金曜 完全予約制
 地域連携課 予約センター TEL 072-988-1409

● 救急看護認定看護師

  • 柏本 佳奈子(かしもと かなこ)  

 

救急看護認定看護師は、
地域医療の貢献を目指し、救急患者さんの受け入れ、救急医療チームの連携体制を密にし、救急医療の強化実現を目指します。救急認定看護師として、救急看護を現場の職員が自信を持って提供できるように救急看護の質向上を図り、あらゆるライフステージの患者さんとその家族さんの満足を高められることを目標としています。

● 緩和ケア認定看護師

  • 山本 直美(やまもと なおみ)  

 

緩和ケア認定看護師は、
生命を脅かす疾患による問題に直面している患者さんやご家族に対し、痛みやその他の身体的・心理的・精神的・スピリチュアルな問題に対してアセスメントし症状緩和とQOL向上を目指した具体的ケアの提供ができます。
【対 象】
  1.生命をおびやかす疾患(がん・非がん含む)の患者さんとそのご家族
  2.患者に関わる医療者

● がん性疼痛看護認定看護師

  • 脇田 真佐子 (わきた まさこ)  

 

がん性疼痛看護認定看護師は、
がんの患者さんとそのご家族、およびび患者さんに関わる医療者に対し、患者さんやご家族の痛みやつらさ、介護に関するお悩みへの対応をはじめ、全人的視点からのアセスメントに基づいた症状緩和、生活の質向上を目指した具体的なケアの提供、支援をおこなっています。

● 慢性呼吸器疾患看護認定看護師

  • 津曲 静子(つまがり しずこ)  

 

慢性呼吸器疾患看護認定看護師は、
慢性呼吸器疾患患者さんおよび呼吸ケアを受ける患者さんやご家族に対し、アセスメントとQOL向上を目指した具体的ケアの提供ができます。

● 集中ケア認定看護師

  • 藤谷 扶美江(ふじたに ふみえ) 

 

集中ケア認定看護師は、
重症の患者さんや生命危機状態にある患者さんに対し、適切なアセスメントをおこない、病態の変化を予測し、重症化回避のための援助をおこないます。また、生命危機によって特殊な環境下で治療を受ける患者さんの安全・安楽を確保し、苦痛の緩和や早期回復のための具体的なケアが提供できます。

診療看護師(Japanese Nurse Practitioner)

わが国は、団塊の世代が75歳以上となる2025年に向け、今後の急性期医療から在宅医療などを支えていく看護師を計画的に養成することを目的に「特定行為に関する看護師の研修制度」をスタートさせました。(保健師助産師看護師法第37条の2第2項 平成27年10月1日施行)
当院では、この研修を修了し、高度かつ専門的な知識と技能を身につけた看護師が一定の診療の補助をおこなっております。患者さんの状態に合わせたタイムリーな対応と専門性を発揮することで、質の高い医療・看護を効率的に提供してまいりますので、今後の活動にご理解とご支援をたまわりますよう、よろしくお願い申し上げます。